5歳児向けのお月見製作のアイデアを知りたい保育士さんもいるのではないでしょうか。5歳児になると、はさみやのりなどの道具を使いながら、自分のイメージしたものを作ったり、友だちと協力しながら製作したりする姿が見られるかもしれません。今回は、紙皿や紙コップなどの廃材を使ってできる、5歳児向けのお月見製作を紹介します。
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5歳児のお月見製作のねらい
9月になると、保育園でお月見行事を行なうこともあるのではないでしょうか。5歳児を担当する保育士さんのなかには、5歳児向けの製作アイデアが知りたいという方もいるかもしれません。
そもそも5歳児がお月見製作を行なうのには、行事に親しみを持つだけでなく、以下のようなねらいがあるようです。
- 製作に自分なりのアイデアを取り入れる
- 友だちの作った作品にも興味を持ち、お互いの作品を認め合う
5歳児の場合、既に保育園でお月見を楽しんだ経験のある子もいるかもしれません。
そのため、ただ製作を楽しむだけでなく、お月見にちなんだ月やうさぎ、団子について調べたことをグループごとに発表をしてもらうなどの時間を設けると、お月見についての理解をより深められるかもしれません。
5歳児がお月見についてさまざまなことを学びながら、達成感を味わえるような製作を作れるとよいですね。
今回は、5歳児が楽しく取り組めるお月見製作のアイデアを紹介します。
5歳児向けのお月見製作:壁面アイデア
ここでは、5歳児にぴったりなお月見の壁画製作をまとめました。
折り紙での作り方
折り紙を使って、うさぎやお月見団子を作ってみましょう。
うさぎの顔
折り紙で作る、うさぎの顔です。
<用意するもの>
- 折り紙
- ペン
<作り方>
1.折り紙の色が中になるよう三角に折り、山を作ります。
2.左右の頂点を上の頂点に重ねるように折り、裏返します。
3.開いている部分が上になるように置きます。
4.上1枚の頂点を下の頂点まで折り下げたあと、中心まで折り返します。
5.上1枚を下の頂点まで折り下げたあと中心まで折り返します。
6.(5)で折った部分を再度下に向けて2度折り戻します。
7.下の頂点をすぐ上の直線のところまで折り上げ、下へ折り返すと顔の部分が完成します。
8.折った部分が下になるよう裏返します。
9.左右の上の辺を中心線に合わせて折ります。
10.(9)の内側から中の色が出るよう膨らませ、うさぎの耳に見立てるとできあがりです。
<製作のポイント>
細かく折り返す部分が多いので、大き目の紙を用意してゆっくり折り方の見本を示しましょう。一度折ったところが開き戻らないよう、アイロンをかけるようにしっかり折るように子どもたちに声をかけるのがポイントです。
うさぎの体を作って貼り合わせ、ススキをもたせてもよいですね。
お月見団子
折り紙で作る、お月見団子です。
<用意するもの>
- 折り紙(茶色、白)※白は大小1枚ずつ
- はさみ
- のり
あらかじめ保育士さんは、小さいサイズの白い折り紙を用意しましょう。
また、茶色の折り紙に三宝の切り取り線をつけておきましょう。
<作り方>
1.大きい方の白い折り紙を三角に折ってさらに半分に折り、一度開いて山にします。
2.左右の頂点を上の頂点へ重ね、それぞれ下の頂点へ折り返します。
3.(2)の部分を左右とも袋のように開き、頂点が重なるように潰します。
4.下の頂点を、裏の上の頂点の少し下まで垂直に折ります。
5.団子3つ、丸みをつけるために団子と団子の境目に少し切り込みを入れます。
6.(5)の3つの団子のそれぞれの角を裏に折り曲げます。
7.小さな折り紙の4つの角を折り曲げます。
8.(6)の下の2つの団子の中心に(7)をのりで貼ります。
9.茶色の折り紙を三宝の形に切り、(8)の団子を貼り合わせるとできあがりです。
<製作のポイント>
団子に入れる切り込みは、団子のまるみ加減によって切る長さを調節できます。小さな折り紙で作る団子の大きさのバランスは、あらかじめ保育士さんが準備をする段階で調節をしましょう。
三宝という馴染みのない道具について子どもに話をすると、興味をもって製作に取り組めそうですね。
タペストリー風のお月見
タペストリーとは本来、風景画などを織物で表現した室内用の壁掛けのことを示します。
そんなタペストリーをイメージしながら、お月見製作をしてみましょう。
用意するもの
- 画用紙(藍色)
- 折り紙(白、茶色、黄土色、黄色、)
- 綿
- はさみ
- のり
- クレヨン
- 紐
あらかじめ保育士さんは、小さいサイズの白い折り紙を作っておきましょう。
また、茶色の折り紙に三宝の切り取り線をつけておくこともポイントです。
作り方
1.上記の作り方を参考に、白い折り紙でうさぎを作ります。
2.茶色の折り紙は三宝、黄色の折り紙は月になるように切ります。
3.黄土色の折り紙でススキを作ります。
4.藍色の画用紙を縦に置き、三宝、月、うさぎ、ススキをのりで貼ります。
5.綿を丸めて団子を6個作り、三宝の上に貼るとできあがりです。
製作のポイント
うさぎを作る折り紙は、子どもが好きな色を選んでもよいですね。
綿の団子の代わりに上記で紹介した折り紙で作る団子を使ってもよいでしょう。
それぞれのモチーフを貼る場所は、子どもの自由な発想を活かせるようにします。仕上げにクレヨンでうさぎの顔や、星などを自由に描いてもよいですね。できあがったら紐をつけて、保育室に飾りましょう。月の部分に自分で名前を書くと、文字の練習にも活かすことができそうですね。
落ち葉の紙皿リース
園外保育で拾ってきた落ち葉を使って、秋にぴったりなリースを作りましょう。
用意するもの
- 落ち葉
- 折り紙(白、黄色)
- 紙皿
- のり
- はさみ
- クレヨン
- 紐
作り方
1.上記作り方を参考に、折り紙でうさぎを折ります。
2.黄色の折り紙で月や星、ススキを作ります。
3.紙皿の周りに落ち葉を貼ります。
4.紙皿の中心や周りに、(1)(2)の折り紙製作を貼るとできあがりです。
製作のポイント
あらかじめ落ち葉のリースの見本を子どもに見せてから落ち葉拾いをすると、子どもがイメージしやすく製作意欲が沸くかもしれません。
落ち葉や折り紙製作の貼る場所は指定せず、子どもがイメージを膨らませながら取り組めるようにしましょう。
もみじで作るリースの作り方は、以下の動画を参考にしてくださいね。
参考記事:もみじリースで園を秋色に染めてみよう/保育士バンク!
お月見の切り絵アート
切り絵遊びが楽しめるお月見製作です。
用意するもの
- 画用紙(藍色、黄色)
- 折り紙(黄色、白、桃色など)
- のり
- はさみ
- 鉛筆
作り方
1.画用紙を半分に折ります
2.(1)に鉛筆で月の切り取り線の半円を描きます。
3.(2)をはさみで切って広げると、月のできあがりです。
4.同様に折り紙を半分に折り、うさぎも作ります。
5.折り紙を4分の1の正方形に折り、切り取り線を描いたあと切って広げます。
6.画用紙で作った月に、それぞれのモチーフを貼り合わせます。
7.藍色の画用紙に4等分に(6)の月を貼り、月の周りに(5)を貼るとできあがりです。
製作のポイント
紙を折ってはさみを入れてから広げると、雪の結晶のような美しい模様が作れることを伝えます。最初は折り紙を半分に折って簡単にできる月から作ってみましょう。どのように描くと開いたときバラバラにならないのか、失敗例も見せながら伝えると子ども自身で考えながら作り始めることができるかもしれません。
うさぎの切り絵は保育士のマネをしながら切り取り線を描くようにし、慣れたら自分で考えながら作ってみましょう。月の中にうさぎを貼りながら、月で餅つきをしているうさぎのお伽話をしてもよいですね。
月のなかで餅つきをするうさぎ
月のなかで餅つきを楽しんでいるうさぎを表現しましょう。
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙(黄色)
- 折り紙(黒)
- 模造紙
- 絵の具(藍色)
- のり
- はさみ
- 紐
保育士さんはあらかじめ、黒い折り紙の裏にうさぎが餅つきをしている下書きを描いておきましょう。
作り方
1.黄色の画用紙を紙皿の大きさに合わせて丸く切り、月に見立てて紙皿に貼ります。
2.黒い折り紙を切り取り線に沿って丁寧に切ります。
3.(1)に(2)を貼り、ぶら下げるための紐をつけます。
4.共同製作で模造紙に藍色の絵の具を塗り、乾いたら黄色の絵の具で星を描きます。
5.(4)を背景に(3)を飾ります。
製作のポイント
うさぎが餅つきをしている様子を描いた切り取り線は、子どもがはさみの練習になるよう少し細かい部分も用意しましょう。
共同製作で塗った模造紙は、保育室の壁に貼って夜空に見立てます。その上からできあがった月をぶら下げて飾ると綺麗ですよ。
クレヨンを使ったお月見のステンドグラス
カラフルな模様が浮かび上がるステンドグラスを作ってみましょう。
用意するもの
- クッキングシート 2枚
- 砕いたクレヨン
- 画用紙(黒) 3枚
- ダンボール
- アイロン
- ノリ
あらかじめ保育士さんが、アイロンでクレヨンを溶かしておきましょう。短くなって使いにくくなったクレヨンを再利用できますね。
製作のポイント
あらかじめ白いクレヨンで下絵を描き、お月見にちなんでうさぎや月、星などのステンドグラスを作ってみましょう。
黒い画用紙を半分に折るなど工夫をしながらはさみを使い、外枠を切らないよう注意して作ることが大切です。
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紙コップで歩くうさぎの作り方
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紙コップとミシン糸の芯で作るうさぎ
ミシン糸を使って、トコトコ歩くうさぎを作りましょう。
<用意するもの>
- ミシン糸の芯
- 割りばし 1本
- 輪ゴム 2本
- ボタン
- 紙コップ
<作り方>
1.割り箸1本の先端から2㎝の部分を切り、短くなった割り箸に輪ゴム2本を結びます。
2.長い割り箸を使ってミシン糸の芯に(1)を通し、短い割り箸の部分がストッパーになるようにします。
3.ボタンの穴に(2)の輪ゴムを2本通し、ゴムに長い方の割り箸を通します。
4.(3)の長い割り箸を50回程まわし、戻らないよう手で固定します。
5.側面を切り抜いて作った紙コップのうさぎを、ミシン糸の芯にかぶせます。
6.固定していた手を離すと、トコトコ歩くうさぎのできあがりです。
<製作のポイント>
製作の工程が複雑なので、保育士さんが子どもといっしょに作りましょう。できあがったうさぎで競争して遊んでも楽そうですね。
うさぎができたら折り紙でススキを作って持たせると、より月見気分が高まりそうです。
紙コップと乾電池で作るうさぎ
乾電池を使って、トコトコ歩くうさぎを作りましょう。
<用意するもの>
- 紙コップ 1個
- 乾電池 1個
- 輪ゴム 1個
- はさみ
- のり
- セロハンテープ
- 画用紙
- ペン
<作り方>
1.紙コップのフチに、2カ所切り込みを入れます。
2.乾電池に輪ゴムをつけ、セロハンテープでとめます。
3.(1)の紙コップの切り込みに(2)の輪ゴムをかけ、切り込みを外側に折り込みセロハンテープでとめます。
4.画用紙でうさぎの足や耳を作り、(3)に取りつけます。
5.(4)のうさぎにペンで顔を描きます。
6.乾電池をねじって床に置くと、うさぎが走るように動きます。
<製作のポイント>
難しいところは保育士さんがフォローしながら、楽しく作りましょう。とてもかわいい動きをするので、子どもたちもよろこびそうですね。
画用紙で貼るパーツを工夫して、いろいろな動物を作っても楽しそうです。
紙粘土で作るお月見飾り
紙粘土を使って、お月見飾りを作りましょう。
用意するもの
- 画用紙(茶色)
- 紙粘土
- 絵の具
作り方
1.紙粘土を15個丸めて団子を作ります。
2.残りの紙粘土でうさぎを作ります。
3.(2)のうさぎが乾いたら、好きな色の絵の具で色をつけます。
4.茶色の画用紙で三宝を作って団子を入れ、隣にうさぎを置くとできあがりです。
製作のポイント
お月見の団子は十五夜にちなんで15個用意するそうです。大きさが均等になるように紙粘土を丸めましょう。
また、うさぎを立体的に立たせられるよう作ります。難しい場合は、うさぎの身体の部分を雪だるまのように丸めてもよいでしょう。図鑑などでうさぎの身体全体の特徴を確認してから取り組むと、イメージしやすいかもしれません。
団子を入れる三宝は、下記動画を参考にしましょう。動画では折り紙を使っていますが、茶色の画用紙で作ると紙粘土の団子を入れるのに役立ちそうです。
参考記事:簡単に折れる便利アイテム♪折り紙で作る箱/保育士バンク!
ふわふわの団子とうさぎ
フラワーペーパーを丸めて、団子とうさぎを作りましょう。
用意するもの
- 折り紙(茶色、白、桃色)
- フラワーペーパー(白、桃色)
- のり
- 両面テープ
- 丸シール(黒)
- 手拭き
作り方
1.手に薄くのりをつけ、白のフラワーペーパーを丸め固めて団子を作ります。
2.茶色の折り紙で三宝を作り、団子を並べます。
3.手に薄くのりをつけ、桃色のフラワーペーパーを丸め固めてうさぎの顔と身体、尾を作ります。
4.(3)を両面テープで貼り合わせ、立体的なうさぎを作ります。
5.白と桃色の折り紙でうさぎの耳を作り、うさぎ顔に貼ります。
6.(5)に黒の丸シールを目に見立てて貼ればできあがりです。
製作のポイント
フラワーペーパーで大小さまざまな大きさの丸を作ります。使う枚数は作るモチーフにより調節しましょう。大きな丸を作るときは、1枚ずつ手にのりをつけながら重ねていきます。
団子は白と黄色、うさぎは白と桃色など、複数の色を合わせると仕上がりがきれいに見えるかもしれません。
お月見気分を盛り上げるもみじ灯篭
秋にぴったりなもみじ灯篭を作りましょう。
用意するもの
- 折り紙
- 飲料パック
- 白色の花紙
- はさみ
- のり
- セロハンテープ
製作のポイント
できあがった灯篭に、うさぎや月などお月見にちなんだモチーフを貼ってみましょう。
明かりの落とした部屋で灯すと、9月の月が一際きれいに見えそうですね。
お月見製作を通して、5歳児が秋の風情に親しめるきっかけにしよう
今回の記事では、5歳児が興味をもって取り組めるようなお月見製作のアイデアをいくつか紹介しました。
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そのなかで、保育士さんは子どもの発想の芽をつまないよう、戸惑っているところのみフォローするようにすると5歳児自身が製作をより楽しむことができそうです。
ねらいを意識した5歳児向けのお月見製作を取り入れて、子どもが月に思いを馳せるきっかけになるとよいですね。