9月になると、お月見にちなんだ製作を行う保育園もあることでしょう。今回は、4歳児向けのお月見製作のアイデアを紹介します。紙皿や紙コップなどの身近な素材を使うので、保育に取り入れてみてはいかがでしょうか。お月見の壁面や立体製作を通して、子どもと一緒にお月見の行事を楽しみましょう。
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4歳児にとってのお月見製作
月がきれいに見える秋の時期は、お月見を楽しみたくなりますよね。
そのなかで、保育園ではお月見にちなんだ活動を通して、子どもに日本の伝統行事を伝えることがあるのではないでしょうか。
そもそも保育園でお月見にちなんだ製作を行うのには、子どもがお月見行事を身近に感じて興味を持ち、身近な材料を使って製作する楽しみを味わうというねらいがあるようです。
4歳児の場合、園生活のなかで集団遊びをすることも増え、イメージを膨らませながら遊んだり、遊びのなかで達成感を味わえたりするようになるかもしれません。
そのためお月見製作を通して、月や団子など自分がイメージしたものを表現できたり、はさみなどの道具を使いながら少し難しい工作などにチャレンジできたりするとよさそうです。
事前の導入として、月やうさぎなどお月見のモチーフに関連した絵本などを用いて関心を持たせると意欲的に取り組めるかもしれませんね。
4歳児が楽しめるお月見製作のアイデアについて、壁画と立体にわけて見ていきましょう。
4歳児向けのお月見製作:壁面アイデア
ここからは4歳児が楽しく取り組める、お月見にちなんだ壁面製作のアイデアを紹介します。
折り紙で作るうさぎ
折り紙を使ってうさぎの顔と体を作り、それぞれ合わせるとうさぎの全身になります。
うさぎの顔
折り紙でかわいいうさぎの顔を折ってみましょう。
<用意するもの>
- 折り紙
- クレヨン
<作り方>
1.色のついていないほうが表になるようひし形に置き、山になるよう半分に折ります。
2.(1)の底辺を1cm程折り返し、帽子の形を作ります。
3.上の頂点を2㎝程手前に折り返します。
4.底辺の中心から左右を斜め上に折り返します。
5.裏返すとうさぎの顔の形になっています。
6.下の頂点を後ろに1cm程折り返します。
7.クレヨンでうさぎの顔をかくとできあがりです。
<製作のポイント>
保育士さんは大き目の画用紙を使い、子どもに見せながらゆっくり折り進めます。
途中で戸惑っている子どもがいたらそばに行って折るなど、子どもが真似しやすいよう工夫しましょう。
うさぎの体
折り紙で作ったうさぎの顔につける体を作りましょう。
<用意するもの>
- 折り紙
- セロハンテープ
<作り方>
1.折り紙の色が出るよう、正方形の折り紙の右上を左下に向かって三角に折ります。
2.底辺を斜め上に折ると、先の尖ったしっぽができます。
3.しっぽの先を手前に折り返し、裏返すとできあがりです。
<製作のポイント>
うさぎの短いしっぽを作るときは、仕上げにしっぽの先の部分を折り返すことがポイントです。
折り紙で作ったうさぎの顔に、体をセロハンテープで貼り付けましょう。
(1)(2)の工程は、うさぎ以外にもきつねやねこなど、あらゆる動物の体を作るときにも活用できます。季節問わずできるので、参考にしてみてくださいね。
紙皿で作るお月見飾り
紙皿を使って作る、お月見飾りを紹介します。
用意するもの
- 紙皿
- 折り紙(茶色、黄土色、黄色、白)
- 紐
- クレヨン
- はさみ
- のり
あらかじめ保育士さんは、茶色の折り紙を三宝の形に切って紙皿に貼っておきましょう。
作り方
1.白い折り紙で、先程紹介した「全身うさぎ」の作り方を参考に折ります。
2.折り紙ですすきを作ります。
3.黄色の折り紙を丸く切って月を作ります。
4.白い折り紙を丸く切って団子を作ります。
5.うさぎ、すすき、月、団子を紙皿に貼るとできあがりです。
折り紙ですすきを作る工程は、以下の折り方を参考にしましょう。
関連記事:「【折り紙の折り方】季節の折り紙製作。すすきを折ってみよう/保育士バンク!」
製作のポイント
仕上げにクレヨンでうさぎの顔などを自由にかくと、子どもの個性溢れる作品になりそうですね。完成したら紐をつけて保育室に飾りましょう。
お月見のもみじリース
秋にピッタリなリースを、お月見仕様にしてみましょう。
用意するもの
- 折り紙
- 紙皿
- はさみ
- のり
製作のポイント
動画を参考に、紅葉がモチーフのリースを作ります。このままでも充分かわいらしいですが、お月見のモチーフでリースを彩ってみましょう。
折り紙で作ったうさぎや月をのりでバランスよく貼っていきます。
園外保育で拾ってきた落ち葉やどんぐりなどをくっつけても秋の雰囲気を楽しめそうですね。
ちぎり絵のお月見タペストリー風
お月見モチーフの下書きを、ちぎり絵で仕上げましょう。
用意するもの
- 画用紙(藍色、茶色)
- 折り紙(白、黄色、桃色、黒)
- 小皿
- 紐
- のり
保育士さんはあらかじめ藍色の画用紙を縦長に切り、団子、うさぎ、月の下書きをしておきます。茶色の画用紙には三宝になるよう、切り取り線をかいておきます。
作り方
1.茶色の画用紙にかかれている三宝をはさみで切ります
2.藍色の画用紙にのりで三宝を貼り合わせます。
3.折り紙を色別にちぎり、小皿に入れます
4.全ての折り紙をちぎり終えたら、画用紙にかかれている下書きの上にのりで貼りつけます。
5.紐をつけるとできあがりです。
製作のポイント
ちぎる折り紙が1円硬貨ほどの大きさになるように、保育士さんが見本をみせましょう。折り紙の色は団子が白、月が黄色、うさぎが桃色や白などと指定をします。
団子のちぎり絵に綿を使うと、立体感が出て見映えが一新しますよ。
ちぎり絵が完成したら、画用紙の空いているところにクレヨンで星などを自由にかきましょう。
お月見のステンドグラス風
クリアファイルとセロファンで、ステンドグラスのような装飾を作ってみましょう。
用意するもの
- クリアファイル
- セロハン(黄色系、桃色系、白)
- フラワーペーパー(黄色、桃色、白)
- 紐
- はさみ
- のり
あらかじめ保育士さんが、クリアファイルを月に見立てて丸く切っておきます。
月の中にうさぎがいるイメージで、うさぎの下書きもかいておきましょう。
作り方
1.はさみでセロファンを好きな形に切ります。
2.クリアファイルのうさぎの下書き部分を避けながら、黄色のセロファンをのりで貼ります。
3.(2)のうさぎの部分に、白と桃色のセロファンをのりで貼ります。
製作のポイント
透明なクリアファイルが月らしい黄色になるよう、セロファンを全体に貼り合わせましょう。
セロファンをたくさん切り過ぎるとのりで貼る作業が大変になるので、セロファンを切ったあとの枚数が月とうさぎそれぞれ10枚くらいになるよう調整するとよいかもしれません。
セロファンを切る形は子どもの自由な発想を活かしましょう。
同系色のセロファンを混ぜて貼り合わせるときれいに仕上がります。できあがったら紐をつけて、光の通る場所に飾りましょう。
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4歳児向けのお月見製作:立体的なアイデア
4歳児が楽しく取り組める、お月見にちなんだ立体製作のアイデアを紹介します。
うさぎ
紙コップや紙皿を使ったうさぎモチーフの製作です。
紙コップで作るうさぎのお菓子入れ
紙コップを使ってうさぎの顔のお菓子入れを作りましょう。
<用意するもの>
- 紙コップ 2個
- 画用紙(白)
- はさみ
- のり
- クレヨン
保育士さんはあらかじめ、紙コップに切り取り線をかいておきましょう。
<作り方>
1.紙コップ2個のフチを、はさみで切ります。
2.白画用紙を、うさぎの耳の形にはさみで切ります。
3.紙コップ1個のフチの部分に、(1)をのりで貼ります。
4.もうひとつの紙コップを、はさみで半分に切ります。
5.(4)の底に、クレヨンでうさぎの顔をかきます。
6.耳のついている紙コップにお菓子などを入れ、顔のついている紙コップで蓋をするとできあがりです。
<製作のポイント>
はさみで紙コップのフチを切る作業に戸惑いそうな子どもには、保育士さんがあらかじめ切り込みを入れておくとよいかもしれません。
お菓子だけでなく、公園へお散歩にいったときに見つけた花や木の実など、好きな小物を入れて楽しみましょう。いろいろな動物の顔で作ってもおもしろいですね。
紙皿で作るうさぎのバック
紙皿を使って、うさぎモチーフのすてきなバックを作りましょう。
<用意するもの>
- 紙皿(2枚)
- 画用紙(桃色)
- 折り紙
- 毛糸
- 穴あけパンチ
- クレヨン
- はさみ
- のり
保育士さんはあらかじめ紙皿2枚の上部をはさみで切り取り、紙皿を2枚重ねて毛糸を通すための穴を穴あけパンチで開けておきましょう。
<作り方>
1.紙皿を2枚重ねてフチを縫うよう穴に毛糸を通し、紙皿2枚を貼り合わせます。
2.カバンの肩掛け紐になるよう(1)の毛糸の両端を結び、長さを調節します。
3.桃色の画用紙をうさぎの耳の形にはさみで切り、のりで紙皿に貼り合わせます。
4.仕上げにクレヨンでうさぎの顔をかくとできあがりです。
<製作のポイント>
毛糸で紙皿を縫う作業は、端から順番に最後まで穴に毛糸を通すよう伝えましょう。毛糸の両端を結んで長さを調整する作業は、保育士さんが行います。
うさぎの顔をクレヨンでかく代わりに、画用紙で目や鼻などパーツを作ってのりで貼ってもよいかもしれません。できあがったカバンを持ってお散歩へ行き、カバンの中に枯れ葉やどんぐりなどを入れて遊びましょう。
紙コップで作るジャンプうさぎ
ぴょんとジャンプをするうさぎの作り方です。
<用意するもの>
- 紙コップ(2個)
- 折り紙(桃色)
- 画用紙(桃色)
- 輪ゴム(2つ)
- はさみ
- クレヨン
保育士さんはあらかじめ紙コップの底のフチの部分に、両面テープをつけておきましょう。
<作り方>
1.1つの紙コップのフチに4カ所切り込みを入れ、輪ゴムがクロスになるようにひっかけます。
2.(1)の紙コップの底が上になるように置き、クレヨンでうさぎの顔をかきます。
3.画用紙でうさぎの耳を作り、(2)の底のフチに両面テープで貼り合わせます。
4.もう1つの紙コップに自由にクレヨンで絵をかくとできあがりです。
<製作のポイント>
うさぎの顔の下の輪ゴムが伸びるようにもう1つの紙コップを重ねて、手を離すと紙コップを遠くに飛ばすことができます。
この製作は季節問わず、日常保育の製作でも活用できます。
カエルやロケットなど、子どもたちの好きなものに見立てて遊んでも楽しいですね。誰が一番遠くに飛ばすことができるのか競争すると盛り上がりそうです。
紙粘土を丸めて作るカラフルお月見団子
紙粘土でおいしそうな団子を作りましょう。
用意するもの
- 紙粘土
- 絵の具(桃色、黄緑、黄色)
- 牛乳パック
- 紙皿
- のり
あらかじめ保育士さんは牛乳パックを裏返して、団子を乗せる土台となる三宝を作っておきましょう。
作り方
1.紙粘土を丸め、団子を15個作ります。
2.(1)が乾いたら3色の絵の具を使って塗り、いろいろな色の団子を作ります。
3.三宝と紙皿にクレヨンで好きな絵をかきます。
4.三宝の上に紙皿を置き、団子を並べるとできあがりです。
製作のポイント
お月見の団子は十五夜にちなんで15個用意するそうです。
紙粘土をただ丸めるのではなく、15個同じ大きさで作りましょう。丸めた団子を一列に並べて数を数える練習をしてもよいですね。
三宝の上に団子を並べるときも、最近は6個、次に4個、最後に1個と、数を確認しながら行うと、子どもが数に親しめるきっかけになりそうです。
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今回の記事では、4歳児がお月見に興味が持てるような製作のアイデアをいくつか紹介しました。身近な素材を使った製作は、保育に取り入れやすいのではないでしょうか。
製作過程で戸惑いそうな子どもには、あらかじめ切り取り線をかいておくなど、子どもが無理なく製作を楽しめる工夫をするとスムーズに作れるかもしれません。
子どもの作品を保育室に飾って月やうさぎのおとぎ話を聞かせたり、何味の団子があるのか伝えたり、お月見にまつわる話をしながら気分を盛り上げましょう。
子どもたちがお月見製作を通して、日本の秋の風情に親しめるとよいですね。
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