保育園や幼稚園では、桜が咲く春の時期など季節にちなんだ製作を行うこともあるでしょう。桜の花びらや桜をモチーフにした製作は、折り紙やペットボトルなど身近な素材で作ることができたり、立体的や壁面製作として飾ったりすることもできるでしょう。今回は、乳児向けと幼児向けに分けて桜の製作のアイデアを紹介します。
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春の訪れを感じられる桜の製作
保育園や幼稚園では、季節にちなんだ製作を行うことがあるのではないでしょうか。
春は桜、夏は海、秋は落ち葉、冬は雪といった季節にちなんだテーマの製作を行うことで、日本の四季をより身近なものに感じるきっかけになるでしょう。
また、春をテーマにした製作で活用しやすい桜は、日本の国花の一つでもあり、春になるとお花見をするなどして昔から人々に親しまれてきました。そのため、保育園や幼稚園で折り紙や身近な素材などを使って桜の製作を行うことで、子どもたちも桜に親しみを持つようになるかもしれません。
今回は、乳児向け・幼児向けの年齢別に分けて桜の製作のアイデアを紹介します。
子どもの年齢に合わせて桜の製作を楽しんでみてく ださいね。
乳児(0歳児、1歳児、2歳児)向けの桜の製作のアイデア
保育園や幼稚園での0歳児、1歳児、2歳児の乳児クラスの場合、ちぎり絵や指スタンプといった簡単な製作を行うことでしょう。
乳児クラスでは紙をちぎったり、貼ったり、指に絵具をつけて紙に押すなどして、ものの感触を楽しみながら製作をすることが多いようです。保育士があらかじめ必要な材料を揃えておくと、乳児クラスの子どもたちもスムーズに桜の製作を進めることができるかもしれません。
ペットボトルや折り紙など、身近な素材でできる乳児向けの桜の製作アイデアを紹介します。
子どもの手形で作る桜の製作
絵の具を子どもたちの手に塗って、手形を活用して作る桜の製作を紹介します。
用意するもの
- 画用紙
- 絵の具(赤、白、茶色)
- ペットボトル
保育士はあらかじめ、赤と白の絵の具を混ぜてピンク色を作っておきましょう。
製作のポイント
桜の木に見立てて子どもの手形を取りますが、その後ペットボトルでスタンプする工程があります。子どもたちの腕や手をすぐに拭けるように、あらかじめ水やぬるま湯で濡らしたタオルを用意しておくと作業がスムーズに進みそうですね。
さらに、動画ではペットボトルで桜の花びらを作っていますが、子どもたちの指に直接絵の具をつけて、自由に指スタンプを楽しんでもらうのもいいでしょう。
ちぎり絵で作る桜の製作
折り紙をちぎって作れる桜の製作を紹介します。
用意するもの
- 折り紙(ピンク色)
- 画用紙
- のり
作り方
1.ピンクの折り紙を子どもたちにちぎってもらいます。
2.木の絵が書いてある画用紙に保育士がのりをつけます。
3.ちぎった折り紙を子どもたちが画用紙に貼りつけたらできあがりです。
製作のポイント
1歳児後半から2歳児の子どもたちは、つぼのりなどを活用して自分の手にのりをつけ、画用紙に塗っていき、ちぎった折り紙を貼りつけていくといいかもれません。0歳児の子どもたちは、保育士がちぎった折り紙にのりをつけて、子どもの手に保育士の手を沿えながらいっしょに貼り付けていくと上手に貼ることができるでしょう。
折り紙を貼りつけるのりは、事前に画用紙に塗っておいてもいいですが、時間が経つと乾いてしまうことも考えられるので、折り紙を貼り付ける直前に画用紙に塗ったほうがよさそうです。
このちぎり絵で作る桜の製作は、緑や黄緑の折り紙では青々と茂る木となり、赤や橙の折り紙を使用すれば紅葉して色づいた木などを表現することもできるでしょう。折り紙の色を変えることで、他の季節にも応用できそうですね。
身近にある素材を活用した桜の製作
ペットボトルや絵の具といった、身近にある素材を活用して作る桜の製作アイデアを紹介します。
ペットボトルを使った桜の製作
ペットボトルを使った桜の製作の作り方を紹介します。
<あらかじめ保育士が用意するもの>
- ペットボトル
- 紙皿
- 絵の具(赤、白)
- カッター
保育士はあらかじめペットボトルをカットしておき、赤と白の絵の具を混ぜてピンク色を作っておきましょう。
<製作のポイント>
ペットボトルをカットして使用する場合、切り口で子どもがケガをしてしまう恐れがあります。乳児が行うときはカットせずにそのままペットボトルの底に絵の具をつけるか、切り口のところを厚手のテープを使って覆うなど安全に配慮して行うといいでしょう。
動画では、ペットボトル容器で作るスタンプのほかに、衝撃緩衝材とトイレットペーパーでスタンプを作る方法も紹介しています。トイレットペーパーの芯に衝撃緩衝材を巻きつけて、セロハンテープでとめるだけで簡単にできるので、こちらも参考にしてみてくださいね。
乳酸菌飲料の容器で作る桜の製作
乳酸菌飲料の容器を使って簡単にできる桜の製作を紹介します。
<あらかじめ保育士が用意するもの>
- 乳酸菌飲料の容器
- ペットボトルのキャップ
- ぶつかり防止のクッションシート
- 画用紙
- テープ
- はさみ
- ペン
- 紙コップ
- スポンジ
- 絵の具(赤、白)
- 筆
保育士は、スタンプに使う乳酸菌飲料や画用紙に桜の木の絵をかいたもの、スポンジの上に絞った絵の具を混ぜておくなど、乳児クラスの子どもたちがすぐに始められるよう事前に準備しておくといいでしょう。
<製作のポイント>
スタンプする道具となる乳酸菌飲料は、端面や底の部分を絵の具やペンなどで加工すると自分だけのオリジナルのスタンプになります。
この製作を行うときは、画用紙が小さいとスタンプする際にはみ出してしまったり、スタンプする部分が少なくなったりすることがあるかもしれません。そのため、大きな画用紙や模造紙を用意して、子どもたちが自由に広いスペースにスタンプできるようにすると製作しやすそうですね。
桜の製作を応用したボタンかけ
子どもたち自身が作る桜の製作とは少し異なりますが、保育士が作った桜の製作を応用して子どもたちが遊べるボタンかけを紹介します。
保育士が用意するもの
- フェルト(ピンク、ベージュや茶色系)
- ボタン
- 裁縫セット
- 台紙
- はさみ
遊び方
この桜の製作は、子ども自身が製作するものではないものの、保育士が作った桜の花びらのフェルトを使ってボタンかけ遊びを行うことができるでしょう。ボタンかけは、乳児クラスの子どもたちの遊びにぴったりなので楽しめるかもしれません。
また製作のポイントとして、桜の製作につけるボタンの大きさは1種類だけでなく、いろんな大きさのボタンを取りつけることで難易度が変えられるため、幅広い年齢で楽しめる製作になりそうです。
このように乳児向けの製作では、折り紙のちぎり絵やペットボトルを使ったスタンプ、手形といった桜の製作を行うことで、素材の感触を楽しみながら作ることができるでしょう。
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幼児(3歳児、4歳児、5歳児)向けの桜の製作のアイデア
保育園や幼稚園での3歳児、4歳児、5歳児の幼児クラスの場合、はさみを使い始める子どもの姿が見られるようになったり、徐々に手先が器用になったりする子どもも増えてくるため、より複雑な製作を行えるようになってくるかもしれません。
幼児クラスについては製作のメインは子どもたちで行い、難しい工程は保育士がフォローしながら作れるとよさそうですね。
折り紙、ペットボトルなどの身近な素材を活用した幼児向けの桜の製作アイデアを紹介します。
折り紙を使った桜の製作
折り紙を活用して作る桜の花びらの製作アイデアを紹介します。
折り紙を切って作る桜の花びらの製作
折り紙を切るだけで簡単に作れる桜の花びらを作ってみましょう。
<用意するもの>
- 折り紙
- はさみ
<作り方>
1.見せたい色のほうを表にして三角形に折り、さらにもう1回横に折って折り目をつけます。
2.(1)の状態のまま、半分に折って真ん中に折り目をつけます。一度開き、真ん中の折り目と三角形の頂点が重なるようにさらに折ります。(この折り目をb軸とする)
3.(2)を一度開いて、(2)でつけたb軸の右端と、三角形の右側の底辺(a軸とする)が交わるようにななめ上に折ります。
4.三角形の左側の底辺と右側の底辺が重なり合うように左に向かって折ります。
5.さらに、三角形の右の辺と左の辺が重なり合うように右に向かって折ります。
6.ペンで桜の形になるように下絵をかきます。
7.はさみで(6)をカットします。
8.切り取った部分を広げればできあがりです。
<製作のポイント>
切り方を変えるだけで、花びらの一部が切り取られたような少し変わった形に仕上げることもできます。折り紙の折り方は同じなので、慣れてきたら2種類の桜の花びらをつくってみても楽しそうですね。
折り方が難しいところは保育士がフォローしながら仕上げてみましょう。この桜の花びらの製作は、画用紙に貼って壁面製作に活用するなど、さまざまな使い方ができる製作になっているので、参考にしてみてくださいね。
関連記事:【折り紙】~桜を作ろう♪ 2種類の折り方、作り方~/保育士バンク
折り紙で作る桜のメダルの製作
折り紙を使って桜のメダルを作ってみましょう。
少し複雑な工程がある製作なので、子どもたちが困っていたり、悩んでいたりするときは、保育士が見本を見せるなどしてフォローしながら行うといいでしょう。
<用意するもの>
- 両面に色がついた折り紙、もしくは折り紙を2枚貼り合わせたもの
- はさみ
<製作のポイント>
裏と表で色が異なる折り紙や違う色の折り紙を貼り合わせて製作するため、自由に色を組み合わせてさまざまなメダルを作ることができるでしょう。
動画では、黄緑色とピンク色の折り紙を使用していますが、絵柄がかいてある折り紙を使うとより華やかな仕上がりできたり、折り紙の色を変えたりすれば他の季節の製作にも活用できそうですね。
立体的な桜の製作
折り紙で少し立体的な桜の花びらを作ってみましょう。
用意するもの
- 折り紙
- はさみ
- フェルトペン
製作のポイント
大きな模造紙にあらかじめ桜の木をかいておき、子どもたちが作った立体的に見える桜の花びらを貼り付けると壁面製作として活用できそうです。
模造紙の下のほうに自分や家族の絵を子どもたちにかいてもらうと、お花見をイメージした壁面製作ができあがりそうですね。
紙コップを使用した桜の製作
紙コップを使った桜の木の作り方を紹介します。
あらかじめ保育士が用意するもの
- 画用紙(ピンク、茶色)
- 紙コップ
- トイレットペーパーの芯
- 毛糸
- クリップ
- はさみ
- のり
製作のポイント
4歳児から5歳児になると、はさみの使い方に慣れてくる頃かもしれません。そのため、桜の花となる画用紙により細かく切り込みを入れて作ってみると、桜全体のボリュームが増え、華やかな仕上がりになりそうです。
また、画用紙を細かく切る工程を増やすと、製作の難易度も上がり、より楽しめるかもしれません。
さらに、桜の木となるトイレットペーパーの芯を2つ用意し、2つの芯をテープでとめて固定してから下の方に切り込みを入れると、桜の根っこのようにも見えそうですね。
ペーパークイリングで作る桜の製作
画用紙を使用して、ペーパークイリングという方法で桜の製作を作ってみましょう。
ペーパークイリングとは、紙を細長く巻いて渦巻きのようにするペーパーアートの一つのことをいい、難易度は少し高いですが製作してみるときれない仕上がりになりますよ。
あらかじめ保育士が用意するもの
- 画用紙
- 爪楊枝
- ハサミ
- カッター
- のり
製作のポイント
カッターで爪楊枝に切り込みを入れる工程は、保育士が安全に配慮しながら事前に行っておき、製作する際に子どもたちに爪楊枝を渡すといいでしょう。
はさみで画用紙を切る工程は、年齢に応じて幅を1㎝ではなく少し太めにすると3歳児や4歳児でも製作がしやすいかもしれません。
幼児向けの桜の製作では、折り紙やペットボトルの底で押したスタンプなどで製作したものを画用紙にまとめ、保育室の壁に貼るなどすると、桜の製作で部屋一面を華やかにできそうです。室内であっても子どもたちは春を感じて楽しめるかもしれません。
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今回は、折り紙やペットボトルをなどを活用した桜の製作アイデアを紹介しました。
ちぎり絵や折り紙で作る立体的に桜の花びらなど、壁面製作にも活用できる製作が多数あります。乳児向けの製作と幼児向けの製作をそれぞれ紹介していますので、年齢に合わせて桜の製作を楽しむことができそうです。
製作の工程で子どもが難しいと感じるところでは、様子を見ながら保育士がフォローするといいかもしれません。
桜の製作を通して、子どもたちといっしょに春の訪れを感じてみてくださいね。
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