かるたやこま回しなど、古くから伝承されているお正月遊び。年末年始に向けて保育に取り入れ、子どもたちと昔ながらの文化に親しむ機会を作れるとよいですよね。今回は、福笑いやすごろく、凧揚げなど、室内でも戸外でも楽しめるお正月遊びを一覧形式で紹介します。あわせて、保育のねらいや遊び別の由来もまとめました。
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保育園でお正月遊びをするねらい
年末から年始にかけて、子どもたちとお正月らしい遊びを行なう保育園も多いでしょう。
お正月遊びには「羽根つき」「凧揚げ」「コマ回し」「百人一首」「かるた」「すごろく」「福笑い」など、昔ながらの遊びがたくさんありますよね。これらは、昔から伝わる伝統的な遊びで、伝承遊びとも言われています。
保育園で行なうお正月遊びには、昔から受け継いできた日本の伝統的な遊びを教えることで、子どもたちがお正月遊びに親しみを持ち、さらに次の世代へと受け継ぐというねらいがあります。
お正月遊びにはたくさんの種類があり、遊びごとにそれぞれおめでたい由来や意味があるようです。
ここからは、保育園で楽しめるお正月遊びを乳児・幼児別に紹介します。
【乳児向け】保育で楽しめるお正月遊び一覧
まずは、乳児クラスの子どもが楽しめるお正月遊びについて、意味や由来とあわせて一覧にまとめました。
お手玉
由来
お手玉は、奈良時代に中国から伝わった遊びと言われています。
「石名取玉」という16個の水晶を使って聖徳太子が遊んでいたことが、現在のお手玉遊びの由来のようです。
平安時代には、石を使った「石なご遊び」が広がり、江戸時代になると袋の中に小豆や大豆、栗などを入れてお手玉をするようになったと言われています。
遊び方
左右の手に一つずつお手玉を持ち、同時に投げあってキャッチする遊び方が一般的です。
1歳や2歳児の場合は、まずは1個のお手玉を上に投げて遊んだり、左右の手でお手玉を交互にキャッチしてみたりしましょう。
0歳児の場合は、保育者がお手玉しているのを見せたり、お手玉の感触や中のビーズや小豆などがこすれる音などを楽しんだりするとよさそうですね。(詳しい作り方はこちら)
福笑い
由来
福笑いのくわしい起源や由来などははっきりしていないようですが、江戸時代の後半から遊ばれるようになり、お正月遊びとして定着したのは明治時代と言われています。
主にお正月に遊ばれていたことや、福笑いでできあがった顔をみんなで笑い合うことから、「笑う門には福来る」のことわざのように、新年の福を祈願したのではないかと考えられているようです。
遊び方
目隠しをした子どもが、おかめやおたふくの顔を書いた紙に、眉や目などの顔のパーツを正しい位置に置いて顔を作ります。
1歳後半から2歳児クラスでは、はじめに保育士さんがお手本を見せて、遊び方をイメージしてもらいましょう。
お手本の際は、「これは目で、これは口だね」と言いながらパーツを置いていけば、子どもたちも遊びやすいかもしれません。
乳児クラスの場合目隠しを怖がる子どももいるかもしれないので、布を使う代わりに目をつぶってもらうなど、子どもの状況にあわせて遊び方に配慮することが大切です。(詳しい作り方はこちら)
羽根つき
由来
羽根つきは、平安時代の初めに行われていた「毯杖(ぎっちょう)」という遊びが起源と言われています。
毯杖(ぎっちょう)とは、へらのようなつえで毬(まり)を打ち合う遊びです。これが時代とともに変化し、現在の羽根つきに結びついたとされています。
また羽根つきは、羽根を打ち合うことから厄払いの意味を持っており、主に新春の厄除けの遊びとして女の子に親しまれていたそうです。
現在、羽根つきに使われている羽根は「無患子(むくろじ)」と呼ばれる植物の実で、「子どもが患わ無い」という意味になることから、縁起がよいものと考えられていたのですね。
遊び方
羽根つき遊びには主に2種類の遊び方があります。
<追い羽根(おいばね)>
追い羽根は、2人が向かい合って羽子板で羽根を打ち合う遊び方です。
打ち損なった場合は、相手の顔に墨を塗るというルールがあります。
<揚げ羽根(あげはね)>
揚げ羽根は、1人で羽子板を使って羽根を打ち、その回数を競う遊び方です。
乳児クラスでは、うちわなどの軽いものを羽子板の代わりにし、風船などの柔らかいものを羽根に見立てて遊ぶとよさそうです。
1歳児前半の子どもの場合、羽子板を持って羽根を打ち合うのは難易度が高いため、揚げ羽根のように風船をうちわで上げてみるとよいでしょう。
1歳児後半から2歳児であれば、友だちと向かい合って風船を打ったり、一人で羽根を打ったりできるかもしれませんね。
羽根つきは一般的に戸外で楽しむ遊びですが、乳児クラスで行なう場合は、風船や羽根が飛んでいかないようホールなど室内の広いスペースで楽しむとよいでしょう。
子どもが羽根つきに夢中になって広く動き回る可能性もあるため、室内で遊ぶときは周囲に物がない環境を用意しておくことが大切です。
また、羽子板は牛乳パックでも作ることができるので、子どもたちと製作を楽しむとよいですね。(詳しい作り方はこちら)
手まり遊び
由来
手まりは江戸時代に御殿女中の間で広まり、正月の帰省の際に庶民の間に伝わったといわれる遊びです。
手まりはお正月の縁起物のひとつとされているため、園内に飾る保育園もあるでしょう。
手まりには子どもがまるまると健やかに育つように、円満な家庭を築けるようにという意味があるようです。
遊び方
手まりのわらべ歌を歌いながらボールをついてみましょう。
0歳児クラスではコロコロと転がしてキャッチボールをしてみるとよいかもしれません。
1歳児~2歳児はまとまりをして数を数えたり、足をくぐらしたりしながら楽しみましょう。
だるま落とし
由来
だるま落としのくわしい由来ははっきりしていないと言われています。
しかし、だるまは転んでも(落ちても)起き上がらないことから、だるまが転ばない(落ちない)ようにする遊びとして、縁起がよいとされているようです。
遊び方
積み木の一番上にあるだるまを落とさないように、積み重ねてある段を一つずつ横から小槌で叩いて落としていきます。
すべて1人でチャレンジしたり、2人で交互に遊んでみたりしても楽しいかもしれません。
乳児クラスの子どもと遊ぶときは保育士さんが手を添え、子どもといっしょに小槌を持ちながら叩いて遊びましょう。上手に落とすのは難しいかもしれないので、積み木のように重ねて遊ぶのもよいかもしれませんね。
保育士さんへ
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【幼児向け】保育で楽しめるお正月遊び一覧
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続いて、幼児クラスの子どもが楽しめるお正月遊びを、意味や由来とあわせて一覧にまとめました。
かるた
由来
かるたは、ポルトガル語でカードを意味する「カルタ」が語源と言われています。
平安時代に親しまれていた、裏面に絵や歌をかいた貝を並べてペアを当てる「貝合わせ」が現在のかるたの由来とされているようです。
遊び方
かるたは複数人で行なうゲームなので、友だちといっしょに遊ぶようになる幼児クラスにぴったりのお正月遊びでしょう。
3歳児や4歳児の場合文字を読むことが難しい子どももいるため、イラストが大きく目立つかるたを選ぶとよいかもしれません。
4歳児後半から5歳児の場合は、文字を少しずつ読める子どもも出てくるかもしれないので、子ども同士で3人1組になって、1人は読み手、残り2人は対戦する形で遊んでみても楽しそうですね。
なお、子どもたちで行なう場合は、役割を交代しながら行なうことやどちらが先か判断できない場合はじゃんけんで決めることなど、あらかじめルールを決めておくとよいでしょう。
百人一首
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由来
百人一首とは、平安時代から鎌倉時代初期にかけて、百人の歌人から優れた和歌を百種選んで藤原定家が作った和歌集です。
現在は全国的に競技大会が行なわれ、幅広い世代から愛されています。
古くから伝わる言葉が並び、幼児クラスの子は難しさを感じるかもしれませんが、言葉の音を楽しむとよさそうです。
子ども用にひらがなで作られた百人一首もあるため、用意するとよいかもしれません。5歳児クラスから取り入れてみましょう。
遊び方
カルタ同様対戦形式で楽しみ、文字を読める子には読み手をお願いしてもよさそうです。
また、グループごとにチームを作って対戦すると盛り上がるでしょう。
子どもたちに順番を決めてもらって保育士さんは「次は〇〇くんVS〇〇ちゃん!勝負」と元気よく声をかけて、審判をすると楽しく進められそうです。
けん玉
由来
けん玉の起源は、フランスやギリシャ、中国などさまざまな説があるようです。
日本には江戸時代に伝わったとされ、その頃は鹿の角に穴をあけ、球をつけたものであったと言われています。
今のようなけん玉になったのは大正時代。球の部分を太陽、台の部分を三日月に見立てて日月ボールと呼ばれていたそうです。
昭和のはじめになると多くの人がけん玉で遊ぶようになり、子どもたちに親しまれるおもちゃになったと言われています。
遊び方
けん玉には小皿・中皿・大皿とよばれるサイズの異なる3つの皿があり、皿に球を乗せたり、けんに球をさしたりして遊びます。
幼児クラスになると、物のバランスを保ちながら遊べる子どもも出てくるため、はじめは大皿に球を乗せて遊んでみましょう。慣れてきたら、中皿、小皿と難易度を変えてチャレンジしてみるとよいかもしれません。
さらに、すべてのお皿に球を乗せることができた子どもは、けんに球をさすことにチャレンジしてみるのもよいですね。
けん玉で遊ぶときは、子ども同士がぶつからないように室内の広いスペースを確保し、間隔をあけて行いましょう。
また、紙コップで簡単に作れるけん玉であれば、製作も遊びも楽しめそうです。(詳しい作り方はこちら)
すごろく
由来
お正月遊びのすごろくには、「その年の運試し」という意味があるようです。
すごろくには、元々「盤双六(ばんすごろく)」と「絵双六(えすごろく)」の2種類がありました。
盤双六とは、白と黒の石をこまとして、どちらが早く相手の陣地に攻められるか競うゲームです。
一方絵双六は、1つのサイコロを振って、絵をかいた紙の上で出た目の数だけ駒を進め、ゴールを目指すゲームを言います。
はじめは盤双六が主流のようでしたが、江戸時代頃に絵双六が登場し、現代に至るまでお正月遊びとして親しまれているようです。
遊び方
保育園で遊ぶすごろくは、以下のようなルールに沿って進めましょう。
1.子どもたちでじゃんけんをして、自分のこまを決めます。
2.じゃんけんに勝った人からサイコロを振って、出た目の数だけ進みます。
3.止まったマスに書かれている指示に従います。
4.全員で(1)~(3)を繰り返し、一番はじめにゴールした人が勝ちです。
すごろくで遊ぶときは、室内の広い場所を確保し、平らな床を使いましょう。
人数が多ければ多いほど盛り上がるので、事前にサイコロを振る順番を決めてみんなで楽しんでみてくださいね。
めんこ
由来
めんこは江戸時代が起源とされており、もともとは粘土で作られていたようです。
粘土で人の顔を型取ったものを泥面子と呼んでいたことから、現在の名前がついたとされています。
当時は魔除けの役割があり、ビー玉やおはじきのようにめんこ同士をぶつけて使われていたようです。
明治時代になり鉛製のめんこが登場すると人々に広く普及し、現在のような形で遊ばれるようになったと言われています。
遊び方
地面に置いためんこに自分のめんこをたたきつけ、風圧を利用して相手のめんこを動かすのが基本的な遊び方です。
以下のようにいくつかのルールがあります。
- 相手のめんこを裏返す「起こし」という技を使って、裏返ったら相手のめんこがもらえる
- 自分以外のめんこを円の外に出す「はたき」という技を使って外に出せたら、はたいためんこをもらえる
- 自分以外のめんこを箱や台から落とす「落とし」という技を使って、落とすことができたら落としためんこがもらえる
子どもたちが3種類の遊び方に親しめるように、室内に「起こし」「はたき」「落とし」の3つブースを作ってみるとよいでしょう。
3人程度のグループを作り、時間を決めて順番にブースを回るようにすれば、いろいろなめんこ遊びを体験できて楽しいかもしれませんね。
こま回し
由来
こまはまっすぐに芯が通っていると回り続けることから、「お金が回る」「物事が円滑に回る」など縁起がよい意味があると考えられ、お正月遊びとして親しまれるようになったようです。
また、こまは一人で立って回ることから、「子どもが早く立派に独り立ちしますように」という願いが込められているとも言われています。
遊び方
指をつかって回す遊び方や、こまに紐を巻きつけて台や地面に放って回す遊び方があります。
紐を使って遊ぶ場合は、友だち同士で同時にこまを放ち、どちらのこまが長く回り続けるか競うのが定番の遊び方でしょう。
また、自分のこまを相手のこまにぶつけて台から落とす「喧嘩こま」と呼ばれる遊び方もあります。
ほかにも、競争せずに楽しめるぶんぶんごまなどもあるので、お正月の製作としてお気に入りのこまを手作りしてみるのもよいですね。(詳しい作り方はこちら)
凧揚げ
由来
凧揚げは、かつて中国で戦の道具に使われていたものが日本に伝わり、貴族の間で遊びとして親しまれるようになったと伝えられています。
江戸時代には、男の子が生まれたお祝いとして、凧揚げをすることもあったようです。
お正月の凧揚げは、「立春の季に空に向くは養生のひとつ」という言葉に由来すると言われています。
この言葉には、「暦上で春が始まる『立春』(2月4日頃)の季節に空を見上げるのは健康にいい」という意味があります。新年の時期の健康を祈る遊びとして親しまれ、お正月遊びとして定着したようです。
遊び方
凧揚げは、以下の2種類の遊び方で楽しんでみましょう。
<子どもと保育士さんが協力して遊ぶ方法>
1.子どもが凧の紐をしっかり持って、走る準備をします。
2.保育士さんは子どもの凧を水平に高く持ち上げます。
3.「さんはい!」という声かけで子どもと保育士さんが走り出し、凧が風にのるタイミングをみて保育士さんが凧から手を放します。
<子どもが一人で遊ぶ方法>
1.凧と糸のつなぎ目を持ち、左手で糸を持って少しずつ走り出します。
2.少しずつ凧のほうをみながら、糸の長さを調整して凧の高さや位置を安定させます。
慣れてきたら距離や走る速さを変えながら、上手に凧揚げを楽しんでみてくださいね。
凧揚げをするときは、屋外の広い場所を使いましょう。近くに電線や看板などがない公園や運動場などを選ぶとよいかもしれません。
また、凧に夢中になって周囲が見えにくくなりがちかもしれないので、あらかじめ遊べる場所を決めておき、保育士さんの目が届く範囲内で楽しむことが大切です。
また、折り紙で簡単に作れる凧もあるので、製作を楽しんでみてくださいね。(詳しい作り方はこちら)
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お正月遊びを通して、子どもたちと伝承遊びに親しもう
お正月遊びにはすごろくやかるたなどたくさんの種類の遊びがあり、それぞれにおめでたい意味や由来があります。
室内で楽しめるものや戸外でのびのびと遊べるものなどさまざまなので、年齢にあわせた遊びを取り入れて、子どもたちとお正月の雰囲気を楽しんでみてくださいね。
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