保育園の運動会に向けて、親子競技は何を取り入れるか、悩む保育士さんもいるのではないでしょうか。0歳児や1歳児、2歳児の乳児クラスから、3歳児や4歳児、5歳児の幼児クラスなど、年齢ごとのアイディアを知りたい場合もあるかもしれません。今回は、保育園の運動会で楽しめる親子競技のアイディアを年齢別に考えてみました。
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保育園の運動会で行う親子競技とは
保育園の運動会で、親子競技を取り入れようと考えている保育士さんは多いのではないでしょうか。
運動会の種目の一つとして、親子のふれあいや思い出づくりのために親子競技を取り入れたいですよね。
また、子ども一人では難易度が少し高い種目や親子で協力して乗り越える種目など、親子でコミュニケーションを図れるような、親子競技ならではの種目を選ぶといいかもしれません。
乳児向けの親子競技のアイディア
ここでは、乳児向けの親子競技を0歳児向けと1歳児、2歳児向けに分けて考えてみました。
乳児の場合は、まだ競技のルールなど理解するのが難しいですが、子どもの素直な反応を保護者も楽しんでくれるかもしれませんね。
0歳児向けの親子競技
ハイハイレース
子どもたちはハイハイしながら、ゴールで待機している保護者を目指します。スタートからゴールまでの距離は2mくらいにします。
レース中、保護者が子どもたちの好きなおもちゃを用意して応援できるように、事前に声をかけておくのもいいでしょう。
子どもたちが一生懸命、保護者の方へ向かう姿がとてもかわいらしく感じる親子競技ですね。
1歳児・2歳児向けの親子競技
お花の道レース
(1)保護者と子どもは手をつなぎます。
(2)子どもはペットボトルやフェルトで作った小さなバッグを持ち、親子でスタート地点から出発します。
(3)コースの途中に落ちている花紙で作られたお花を集めながら、ゴールを目指します。
お花は、水色や黄色、ピンクやオレンジなどカラフルな色を用意すると華やかになるかもしれません。演出としてダンボールなどで木や草花を作り、コースに立てておくのもよさそうですね。
みんなのWA!
(1)赤白でチームごとに分かれます。
(2)それぞれのチームで一列になり、親子で交互になるように手をつなぎます。
(3)列の端から端まで、全員の身体をフラフープに通しながら、フラフープを運んでいきます。
(4)最後の人がフラフープを通し終わると、次はチームで輪になります。
(5)そしてもう一度、チーム全員でフラフープを一周させます。早くフラフープを通し終わったチームの勝ちです。
競技中、親子でずっと手をつないでいるので、保護者は子どもの成長を間近で感じることができるでしょう。
また、ほかの親子とも協力してフラフープを運ぶため、チームで何かを達成する喜びを味わうことができる競技です。
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幼児向けの親子競技のアイディア
次は、幼児向けの親子競技を紹介します。
幼児になると、走ったり、飛んだりできるようになる子もいます。子どもたちが、身体を動かしながら楽しめる親子競技を選ぶといいかもしれません。
3歳児向けの親子競技
お買い物できるかな?
(1)スタート地点に保護者と子どもが座ります。
(2)スタートの合図で、子どもと保護者は手をつなぎながら、机に並べられたカードをいっしょに取りに行きます。
(3)そして、子どもはカードに書かれたものを、コースの横に設置されたお店に買いに行きます。
お題のものを買うことができれば、そのまま保護者といっしょに手をつなぎながらゴールへ向かいます。用意するお店の品物は、子どもたちが普段よく目にしている野菜のおもちゃなどにしましょう。
親子でいっしょに動物変化の術
(1)スタートとゴールの間に机を用意し、その上に動物が描かれたお面を準備します。
(2)スタートの合図で親子で机まで向かい、真似をしたい動物を決め、そのお面を被ります。
(3)親子で被ったお面の動物の真似をしながら、ゴールへ向かいます。
3歳児くらいになると、普段目にしたものの真似をしたり、ごっこ遊びに取り入れはじめたりするので、子どもたちの想像が体現されておもしろいかもしれません。
また、親子いっしょに真似するかわいらしい姿や、おもしろい姿を見ることができるので、会場も盛り上がりそうですね。
<動物の真似の例>
- コアラ:保護者が子どもをおんぶする。
- カンガルー:保護者が子どもをだっこする。
- ペンギン:子どもが保護者の足の甲に乗り、二人三脚をする。
- ナマケモノ:保護者がハイハイのポーズをして、子どもがその上に乗る。
- ニワトリ:鳴き真似をしながら、手で羽ばたきながら、保護者の後ろに子どもがついていく。
4歳児向けの親子競技
親子で協力!障害物競争
親子で協力して、障害物を乗り換えながらゴールを目指す競技です。何組かに分けて競技したり、リレー形式でチームに分かれることもできます。
4歳児になると競争心も芽生える子も多くなり、レース中にドラマが生まれるかもしれません。
<障害物の例>
わとび→子どもたちは5回飛び、保護者は10回飛べたらクリア。 キャタピラ→段ボールで作ったキャタピラの中で、親子でハイハイしながら進む。 竹馬→子どもが竹馬に乗り、保護者がそれを支えながら進みます。迷子のママ・パパを探してみよう
4歳児クラスの子どもたちで5人1組など、グループに分かれます。保護者は、顔を手で隠したりして、会場内に散らばります。
子どもたちで協力しながら、自分たちのママやパパを探し出します。
またこの競技では、保護者が迷子という設定です。子どもたちに見つけられたときに、「ありがとう」と言うことを事前に保護者に伝えておくと、より親子の絆が深まりそうです。
5歳児向けの親子競技
しっぽ取り合戦
(1)親子2人1組になり、保護者のズボンに、しっぽになるひもなどを挟みます。
(2)そして、保護者の足の甲に子どもが乗ります。
(3)スタートの合図で、ほかの親子のしっぽを取り合います。
必ず、親子の移動は、子どもが保護者の足の甲の上に乗った状態で行いましょう。最後の1組に残った親子の勝ちです。
合戦のなかで、親子の息が合ったり合わなかったりして、ファインプレーや珍プレーを見ることができそうですね。
親子でバトンをつなげ!リレー対決
(1)前に親子を2チームに分けておきます。
(2)チーム内での走る順番は、保護者と子どもで交互にします。
スタートは、保護者同士にすると、アンカーは子どもたちの対決になります。
子どもたち同士の対決や、保護者同士の対決が見ることができ、盛り上がりそうですね。保育園の運動会では親子競技で盛り上がろう
0歳児から1歳児、2歳児までの乳児クラスと、3歳児から4歳児、5歳児までの幼児クラスに分け、親子競技のアイディアを紹介しました。
保育園の運動会の親子競技は、保護者が子どもたちの成長を感じられる機会でもあります。競うことを優先させるだけでなく、親子のふれあいや思い出づくりを大切に選ぶといいかもしれませんね。
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