保育のさまざまな場面において役立つペープサートを使って、クイズを子どもたちといっしょに楽しんでみましょう。定番のシルエットクイズや動物のしっぽ当てを含む3つのクイズ形式と、そのクイズごとに3歳児、4歳児、5歳児向けに行う場合の年齢別のポイントも併せて紹介します。簡単な作り方も紹介しているので、ぜひ日常の保育に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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ペープサートクイズのねらい
簡単に手作りできるペープサートを用いたクイズには、保育に取り入れるメリットが多いです。
想像力を育てる
ペープサートで遊ぶクイズには、物のシルエットや一部を絵に描いて作り、その正解を当てるクイズを楽しむことができます。したがってその答えを考えることで、子どもたちの想像力を育てることにつながるでしょう。指導案にねらいを書く際には、そういった点を記入するとよいかもしれません。
集中力が続きにくい年少さんにも
ペープサートを使ったクイズは所要時間が短いので、通常の絵本やペープサート劇では集中力が長く続かない子どもたちを集中させるというねらいがあります。
テンポよく進んでいくので飽きにくいうえ、答えが気になるので夢中になってくれそうですね。始めてすぐに終わることもできるので、すきま時間での活用や、導入にも適していると言えそうです。
クイズのタイプ、ポイント
ペープサートを使って遊ぶ3つのクイズ形式を、出題の際のポイントといっしょに紹介します。
シルエットクイズ(3歳児~5歳児向け)
動物や食べ物などの形をかたどったら黒く塗ってペープサートを作り、シルエットクイズにして楽しんでみましょう。定番の動物なら脚や耳、体の模様などを絵に描いたり、横から見た姿を影として絵にするのもいいですね。
鳴き声をマネや、その動物になり切って好きな食べ物の話をしたり、どんなところで暮らしているかなどを話すと、よいヒントになるでしょう。動物の種類で年齢別の難易度を調節すれば、3歳児から5歳児まで幅広く活用できますね。
シルエットクイズの題材は他にも
それ以外にも、お花や虫、乗り物、普段の生活で使う日用品などを題材にしてクイズにできます。子どもたちの間で流行っているものや、普段の園生活でふれているものをクイズ形式にしてみると盛り上がるかもしれません。
虫メガネで見てみようクイズ(3歳児~5歳児向け)
虫メガネでいろいろなものを観察しながら、その正解を当てていくクイズです。ひとつの問題に対して3~5枚ほどの絵を用意しましょう。
例えば、いちごが正解の場合。1枚目はいちごのタネ一つと表面の赤い部分だけが見えるように絵を描きます。2枚目では、タネがいくつか見えるように描きます。3枚目にヘタと赤い部分が見えるくらいまで引いて見たときの絵を描いて、最後は正解発表用にいちごの全体像を描きます。
この4枚を順番に見せてクイズを出してみましょう。最初は子どもたちに正解を考えてもらうため、あえてわかりにくく特徴のないところを見せ、段階的にわかりやすくなるようにしていくといいですね。出す問題に応じて、絵の枚数や拡大する部分を調節してみるとよさそうです。
ヒントの出し方
3歳児の場合は、早い段階で「食べると甘いくだものだよ」とヒントを出したり、5歳児であればヒントなしで進めて考える機会を設けるなど、子どもたちの様子を見ながらヒントを出してみましょう。
ペープサートの外枠を虫メガネに
ペープサート全体を虫メガネに見立てて作ると、よりクイズの世界観ができあがるでしょう。まず、割りばし部分を虫メガネの持ち手になるように色を塗り、丸く切り取った画用紙の外枠を同じ色のフレームになるように塗ります。その中に絵を描くと、虫メガネで観察しているようになりますね。
職業別の服装クイズ
さまざまな職業の服装の一部をペープサートにしてクイズを楽しむこともできます。看護師の白衣や消防士の防火服、警察官の制服など、特徴のある職業別の服装をクイズにしてみるのもよいでしょう。
服装のクイズがひと通り終わって慣れてきたら、注射器やホースなどの道具を出題してみるのも難易度を上げて楽しむアイディアです。
他にも、アナウンサーのマイクや、シェフのコック帽、美容師のハサミなどを出題するのもいいですね。職業のことがわかってくる4歳児~5歳児向けにいかがでしょうか。
動物のしっぽ当てクイズ(3歳児~5歳児向け)
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動物のしっぽをヒントに、何の動物かを当てるクイズです。子どもたちの年齢に合わせて、絵本などで知っている範囲の動物を出題しましょう。
動物たちのかくれんぼ
森の動物たちといっしょにかくれんぼをして遊ぶというストーリーで、動物のしっぽ当てクイズを取り入れてみてはいかがでしょうか。子どもたちが鬼役となり、隠れている動物たちを探して見つけて行くという流れで進めていきます。実はかくれんぼに慣れていないどうぶつたちは、しっぽを隠し忘れてしまいがち。そのしっぽを手掛かりに、どの動物かを当てながら全員を見つけ出しましょう。
クイズの出題に使うのは、しっぽがある動物にする必要があります。例えば、りすやきつね、ブタ、シマウマ、ライオン、キリンなどの動物であれば、しっぽを見ただけでどの動物かがわかるのでしっぽ当てが楽しめます。耳を当てるクイズにアレンジするのもよいかもしれません。小道具として、木の形をしたペープサートを作るとよりイメージがしやすくなるでしょう。
盛り上げるためのひっかけアクセントとして、森のかくれんぼに紛れ込んでしまったヘビやさかななどのしっぽを登場させると、「どうぶつじゃないー!」という子どもたちの突っ込みを誘いながら盛り上げるきっかけになりそうですね。3歳児から4歳児にぴったりです。5歳児向けであれば、少し難しい動物のしっぽを問題に混ぜてみたり、似ている動物のしっぽでひっかけ問題を作ってみましょう。
小道具を利用して体験型に
手作りの双眼鏡を工作としてあらかじめ作っておき、それを使いながらペープサートクイズを楽しめば、物語の中に入り込んだような臨場感を体験しながらクイズを楽しめるでしょう。例えば、子どもたちを探検隊の設定にして、森の中を散策するというストーリー運びでも楽しそうです。
その森でしか見られない珍しい生きもの(架空でOK)を見つけることをゴールに探検を始め、その道中でさまざまな動物に遭遇。その出会った動物たちを双眼鏡でのぞいて見て、ペープサートのシルエットクイズにつなげて楽しんでみましょう。少し複雑な工作を作れる4歳児ぐらいを対象に取り入れてみるとよいかもしれません。
双眼鏡の作り方は、黒い画用紙を貼りつけたトイレットペーパーの芯を2本くっつければ、ほとんど完成です。あとは首からさげるためのひもをつけたり、セロハンを貼ってレンズを作るだけなので簡単に作れます。
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ペープサートのクイズを保育に取り入れよう
保育士にとっても簡単に製作ができ、子どもにも好評なペープサートを用いたクイズの作り方や遊ぶ際のポイントを紹介しました。同じクイズ形式でも、年齢ごとに出題の仕方やヒントの出し方などを工夫することで、幅広い使い方ができます。ぜひ導入やすきま時間から、お誕生日会などの行事にも
利用してみてくださいね。
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