保育科の高校に進学して保育士になれる?保育士になりたい学生向けの高校選びのポイント

    中学生のなかには、すでに「保育士になりたい!」と強く思っている方もいるかもしれません。高校には普通科以外にもさまざまな学科がある中で、保育士に有利なのは何科でしょうか?このコラムでは保育士のなりかたを踏まえつつ、保育士に有利な高校の選び方や選択科目、高校の保育科に入るメリットを紹介していきます。

    保育科の高校に進学して保育士になれる?保育士になりたい学生向けの高校選びのポイントTom Wang/shutterstock.com


    まずは、高校進学を考えたとき、「保育科」に入ることは保育士になることに直結するのでしょうか?

     

    保育科への進学だけでは保育士になれない

     


    結論から言いますと、保育科への進学だけでは保育士にはなれません。
    保育士は国家資格であり、法律で資格取得の方法が指定されています。主に2つの方法があり、その1つは保育士養成校を卒業することです。養成校は大学や短大、専修学校が対象で、高校は含まれていません。保育科の高校へ進学することにまったく意味がないわけではありませんが、それだけでは保育士にはなれないということです。
    では、保育士になるどうしたらいいのでしょうか?

     

    保育士になるには?保育士養成校を卒業する

     


    上でも触れましたが、保育士になる方法の1つは、保育士養成校を卒業することです。保育士養成校は、国が指定した課程のある大学、短大、専門学校のことで、2年以上学ぶ必要があります。在学中には、保育士として必要な知識、ピアノや絵画などの実技、一定期間の実習を中心に学びます。卒業と同時に保育士資格が取得できます。

     

    保育士になるには?保育士試験に合格する

     


    もう1つの方法が、保育士試験に合格することです。保育士試験は保育に関する知識を問う筆記試験と実技試験に分かれていて、保育に関係ない学部を卒業していても受験することができます。受験には一定の受験資格が必要で、短大卒業程度の学歴、高卒や中卒の場合でも保育関連施設で一定期間はたらくことで受験できます。つまり、保育士と関係ない高校に進んでも保育士になれる道はある、ということです。受験資格について気になる方は、保育士養成協議会のホームページに詳しい解説があるので、参考にしてみてください。

    出典:一般社団法人 全国保育士養成協議会

     

     

    保育科の高校では何を学ぶの?

     


    保育科の高校に進学するだけでは保育士になれないことがわかりました。では保育科の高校では何を学ぶのでしょうか?

     

    そもそも高校の「保育科」ってどういう学科のこと?

     


    そもそも高校の「保育科」とは何科にあたるのか、どのような高校がこの「保育科」を設置しているのか気になりますよね。もちろん、保育科という名前で学科を設けている高校はありますが、保育に関する授業をとることができる学科がすべて保育科という名称ではありません。「普通科〇〇コース」や「総合学科」という学科の中には、児童福祉や幼児教育について選択科目やコース選択という形で、保育に関する授業をとることができる高校もあります。公立高校、私立高校ともに保育科や保育に関する授業を受けられる学科を設置しており、私立高校の中には大学や専門学校の付属校もあるようです。

     

    保育科の授業の特徴

     


    保育科の授業についても解説していきます。
    保育科の高校、保育に関する授業が学べる高校では保育に関する授業だけを受けるわけではありません。学校にもよりますが、イメージとしては数学や英語などを含む必修科目が中心の授業を受けるなかに選択科目として保育に関する授業を学ぶようなもの。1、2年時は必修科目だけ学び、コース選択をしたあとに保育関係の授業を学ぶ場合もあるようです。

     

    保育に関する授業の内容

     


    保育関連の授業、もしくは選択授業では、保育の制度や理論を学ぶ座学形式のもの、ピアノや読み聞かせなどの実技、学校が提携している保育園での実習などが主なものです。高校から保育の考え方や実践を積むことで養成校に進学した際も無理なく授業についていけるように、という目的で授業をしている高校が多いようです。

     

    保育科に進学するメリット

     


    保育科の授業内容や特徴がわかったと思いますが、ではこうした高校に進学するメリットには何があるのでしょうか?

     

    養成校でやることを早いうちから経験できる

     


    保育に必要なピアノや読み聞かせ、子どもとのかかわり方などは実際に経験して学んでいくものが多いでしょう。保育の考えや基礎を学ぶ場合でも、法律や制度の中身、保育の方法など一目見ただけでは理解が難しいものも。こうした、保育に関わる分野を高校のうちから学ぶことによって、養成校でも無理なく授業についていくことができるでしょう。
    また、付属校から提携先の大学、専門学校に進学した場合には、高校の授業が単位として認定されることもあるようです。

     

    指定校推薦を利用しやすい

     


    進学に有利になる場合もあります。保育科のある高校では、保育士養成課程のある大学や専門学校と提携している場合があります。こうした高校では提携している大学や専門学校に指定校推薦枠があることが多く、一般受験とは別枠で進学できることも。将来の保育士養成校への進学を考えたときにメリットがあるのも保育科のある高校の特徴です。指定校推薦に関しては、学校によって異なるので気になる場合は確認しましょう。

     

    好きな授業を選択しやすい

     


    この特徴は複数のコースを設けている高校や総合学科に限りますが、保育の授業は選択授業という形式が一般的です。選択科目で自身の興味のある保育関連分野について学ぶ時間があれば、高校生活がより充実したものになるのではないでしょうか。

     

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    保育士にはなれないが、さまざまなメリットのある高校の保育科

     


    高校の保育科のさまざまな側面をみてきました。卒業しても保育士にはなることはできませんが、同時期に養成校へ入学する人よりも一足先に保育を学び、実習を経験できるなど保育科のある高校への進学にはメリットもあります。もちろん、高校の保育科に進学しなかったからといって保育士になる道が閉ざされるわけではないでしょう。保育士になりたいと考えている方はこうしたメリットを考慮したうえで、保育科の高校を一つの選択肢として考えてみてくださいね。

     

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