保育士として大変だと感じることには何があるのでしょうか。人間関係や仕事量の多さなど理由はさまざまなようですが、対処のしかたを知ることができれば、改めて保育士の仕事にやりがいを感じられるかもしれません。今回は、保育士が大変だと感じることと、仕事を楽しむための解決策をまとめました。
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目次
どんなときに保育士は仕事を大変だと感じる?
保育士さんは仕事をするなかで、やりがいを感じることもあれば、大変だと感じることもあるでしょう。
仕事を大変だと感じる場面の一例として、以下のようなシーンが挙げられます。
- 長時間労働(残業、持ち帰り仕事も)が辛いとき
- 業務量(行事、事務作業など)が多いとき
- 職員や保護者との人間関係が上手くいかないとき
- 休みが取りにくいとき
- 心身ともに負担が大きいとき
労働時間や休みなどの働き方に関することや、業務の負担に関することなど、理由はさまざまなようです。
まずは、保育士さんが大変だと感じることから具体的に見ていきましょう。
保育士が仕事をするうえで大変だと感じること
保育士さんが仕事をするなかで直面する大変なことを紹介します。
仕事量の多さ
保育士さんは、抱える仕事量の多さに対して大変だと感じることがあるようです。
そのなかでも、事務作業や残業に苦労する声が挙げられています。
事務作業
子どもたちの保育だけでなく事務作業も保育士の仕事の一つです。
保育日誌や保育計画の作成、連絡帳の記入や保護者対応など、事務作業は多岐にわたります。他にも、季節ごとの行事・イベントの計画や準備などを行うこともあるでしょう。
保育士さんは子どもたちの保育をしたあとに事務作業を行うため、仕事量が多くなり、大変だと感じてしまうのかもしれません。
残業
勤務時間内に事務作業や準備作業を終えることができず、残業が発生してしまうこともあるようです。
行事に向けた製作物などは持ち帰り残業となることもあり、保育士さんの仕事量が増えてしまう原因と言えるでしょう。特に、行事前は日々の事務作業に加えて準備作業が多くなりがちなため、園によってはサービス残業が発生することもあるかもしれません。
もちろん、業務を効率化して仕事量を減らすように取り組む園や、残業ゼロを目指している園もあるそうですが、業界としては未だ課題とされているようです。
人間関係
保育士さんは、職員や保護者との人間関係において大変だと感じることもあるようです。
保育士同士
職員との人間関係の築き方について苦労することもあるでしょう。
保育士一人ひとりが理想とする保育が異なっていると、保育のやり方の意見が合わずに衝突してしまったりトラブルが起こったりしてしまうこともあるかもしれません。
子どもたちを安全に保育するためには、保育士同士の連携も重要になります。
そのなかで職場内の人間関係が良好ではないと、やりづらさを感じたり業務に支障が出てしまったりするのかもしれません。
保護者対応
保護者の方との関わり方について大変だと感じる保育士さんもいるようです。
保護者の方としっかりとコミュニケーションをとって信頼関係を築くことも、保育士の大切な仕事の一つです。1日の子どもの様子を伝えたり家庭での様子を聞いたりして、家庭と連携していくことが求められるでしょう。
きちんと信頼関係を築けていないとクレームにもつながってしまうことも考えられます。
なかには、お迎えに来る時間帯によって保護者の方の顔ぶれが変わることで、コミュニケーションの深さに違いが発生してしまうこともあるでしょう。
ほかにも、保護者によっては園に対する要望などが多く、対応の仕方に難しさを感じてしまうのかもしれません。
保育活動
保育士が大変だと感じることの一つに、保育活動が挙げられるようです。
体力面
元気いっぱいな子どもたちと過ごすため、体への負担が大きいという点で大変だと感じる声も挙げられています。
子どもは、走ったりジャンプしたりと激しく動き回ることもありますよね。また、外遊びや体操など、子どもの健やかな発達のためには体を動かすことは必要不可欠でしょう。
子どもたちといっしょに動いたり走ったりすることで、体力面に不安を感じたり、時にはケガや足・腰を痛めてしまったりすることもあるのかもしれません。
責任感
子ども一人ひとりの行動や様子を注意深く見守る必要があることも、保育士さんが仕事をするうえで大変だと感じることと言えそうです。
日々の保育活動を室内外で過ごすなかで、見えない危険はさまざまあります。特に遊んでいる最中などは、ケガや事故につながる場面もあるかもしれません。
また、年齢の低い子どもの場合は体調が悪くても上手く言葉で伝えられないこともあるため、体調の変化を見逃さないように気を配る必要もあります。
保護者の方から大切な子どもを預かっているという責任を感じ、毎日気が抜けず不安を抱えながら働く保育士さんもいるかもしれません。
給料や待遇
大変だと感じることの一つに、給料や待遇面が挙げられるでしょう。
低水準の給料
仕事の量や質のわりに給与が低いことで、仕事へのモチベーションの維持が難しいこともあるようです。
保育士の給料は改善傾向にあるものの、高い水準とは言いにくい部分もあるでしょう。
また、残業や持ち帰り仕事が多かったり、子どもを預かるという責任のある仕事であったりするにも関わらず、給料が見合っていないと感じてしまうのかもしれません。
休みの取りにくさ
園によって休みが取りづらい環境があることから、保育士の仕事を大変だと感じることもあるようです。
特に人手不足の園や行事が多い園、延長保育や休日保育などを実施している園では、保育士の人数が十分ではなく、休みを取りづらいこともあるかもしれません。
また、職場が休暇の取得を推進していなかったりすると、他の職員に気を遣って休みを取れないということも考えられるでしょう。
このように、保育士の仕事において大変だと感じることはさまざまですが、改善せずにそのままにしていると、だんだんと働きにくさを感じて離職につながってしまうかもしれません。
今後保育士として働き続けるためにも、大変だと感じることに対する解決策を知り、自身が抱える悩みを解消していくことが大切といえるでしょう。
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大変だと感じることを軽減するために保育士ができること
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ここでは、保育士さんが大変だと感じることへの対処法を紹介します。
上司や同僚に相談し、アドバイスをもらう
上司や同僚に自身が大変だと感じていることを相談してみるのはいかがでしょうか。
同じ保育士としての経験がある先輩や同僚なら、同じような悩みを抱えた経験があるでしょう。
そのようなときに、先輩や同僚がどのようにして大変なことを乗り越えたのか、仕事のやり方や向き合い方についてアドバイスをもらえるかもしれません。
また、悩みを聞いてもらうだけでも心が軽くなったり、解決のヒントが見つかったりするかもしれないので、一度相談してみるのも一つの手ですね。
ポジティブ思考で物事を捉える
大変なことに直面しているときは、マイナスな面に目を向けがちでしょう。
そこで、意識的にプラスの側面に目を向けることで、視野が広がったり解決の糸口が見えてきたりするかもしれません。
「仕事量は多いけど、その分子どもたちが毎日楽しく過ごしている姿を見られる」や「職員とぶつかることは多いけど、お互いに真剣に保育に向き合っている証拠だからもう少し話し合ってみよう」など、見方を変えてみるとよさそうですね。
業務を効率化する
仕事量の多さの一因でもある事務作業を効率よく終わらせれば、業務負担の軽減にもなり残業時間の短縮にもつながるでしょう。
たとえば、以下のような方法を取り入れてみるといいかもしれません。
- 業務に優先順位を付ける
- 終わらせる時間を決める
- ICTの導入を進める
- 行事や壁面、製作物などのやり方・方法を見直す
仕事のやり方を工夫することで仕事の量を減らすことができそうです。
キャリアアップを目指す
給料面で苦労している場合には、経験を積んでキャリアアップを目指してみましょう。
政府の取り組みである処遇改善等加算の制度によって保育士の処遇改善は進んでおり、経験年数を積んだりキャリアアップを目指したりすることで、一定金額が給料に上乗せされることもあるようです。
そのため、同じ園で働き続けたり、副主任保育士などの役職を目指して研修を受講したりすることで給料アップが期待できそうです。
経験を重ねて保育スキルを高めることで、給料面での苦労は少なくなるかもしれませんね。
転職を視野に入れる
大変だと感じることのなかには、自身の力だけでは解決できないこともあるでしょう。
園の保育観や業務の進め方、人員配置などは簡単に変えるのは難しいかもしれません。
また、給与や残業に関しても、これまでの慣習として長い間続けられていることもあり、意見を聞き入れてもらうことが困難な場合もあるでしょう。
自身の力ではどうにもできない状況がある場合には、転職を視野に入れて状況の改善を目指してもいいかもしれませんね。
出典:平成 30 年度子ども・子育て支援新制度市町村向けセミナー資料/内閣府
保育士が大変だと感じることへの解決策を知って、悩みを解消しよう
今回は、保育士の仕事において大変だと感じることと解決方法について紹介しました。
人間関係や仕事量の多さ、待遇面など保育士さんが大変だと感じるポイントはさまざまなようです。
保育士自身の力では解決できないこともありますが、なかには意識を変えたり行動を起こしたりすることで状況を改善できるような事柄もあります。
また、どうしても事態の好転が見込めない場合には、新しい園へ転職することも一つの対処法と言えるでしょう。
保育士の仕事には大変だと感じることも多いかもしれませんが、見方を変えることで保育士ならではのやりがいを発見できるかもしれません。
仕事をするなかで壁にぶつかったときには、今回紹介した解決策を参考にして、保育士という仕事の魅力を再確認してみてくださいね。
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