【年齢別】保育園のサイコロ遊びアイデア8選！サイコロの簡単な作り方も紹介

サイコロは、保育園の遊びにぴったりのアイテムです。シンプルな道具でありながら、工夫次第で数や色の学び、運動、友だちとのコミュニケーションの楽しさを子どもたちに届けることができます。この記事では、年齢別におすすめのサイコロ遊びのアイデアを紹介します。また、保育園で使うサイコロを選ぶときのポイントや簡単な作り方も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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0～2歳児向け！保育園でできるサイコロ遊びアイデア

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0歳から2歳までの低年齢児は、まだ数字の概念が曖昧なのでサイコロを使った遊びが難しいかもしれません。

そのため、低年齢児でも楽しめるようにサイコロの使い方を工夫した遊びを取り入れるとよいでしょう。0歳から2歳までのサイコロを使った遊びを紹介します。

サイコロと同じ色のもの探し

サイコロを振って、出た色と同じものを部屋の中から探すシンプルな遊びです。色を覚えたり、探す楽しさを味わえたりできます。

準備

サイコロの各面に赤・青・黄・緑・オレンジ・紫などの色画用紙を貼ります。部屋の中には、サイコロの色に対応するおもちゃをいくつか配置しておきましょう。

赤いボールや青い積み木など、目立つ場所に置いておくと子どもたちが見つけやすくなります。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを振ります。
2. サイコロで出た色と同じものを部屋の中から探してもらいます。
3. 見つけたものを保育士のところに持ってきてもらい、「同じ色のものだね！」などといって確認します。

遊ぶときのポイント

遊びのルールを子どもたちに伝えるときは、「サイコロで出た色と同じものを探してみよう！」とシンプルに説明しましょう。

サイコロの色と対になるおもちゃは、子どもたちが見つけやすい場所に置いておくのがポイントです。

なかなか見つからないときは「ほかに赤いものあるかな？」と声をかけ、一緒に探すようにすると、子どもたちも安心して楽しめるでしょう。

また、遊びに使うサイコロは誤飲を防ぐために大きめのサイズのものを用意しておくことが大切です。

サイコロで出た動きものまね

サイコロを振って出た動きをみんなで真似する遊びです。簡単な動作を繰り返し、身体を動かす楽しさを味わえるでしょう。

準備

サイコロの各面に、「ジャンプ」「手を振る」「しゃがむ」「回る」などの簡単な動きをイラストで描いておきます。

イラストを使うと、字が読めない子どもにもわかりやすいでしょう。イラストを描くのが苦手な場合は、写真を貼ってもOKです。動作は子どもたちが簡単にできるものを選びましょう。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを振ります。
2. サイコロの出た面に描かれたイラストの動きをみんなで一緒に真似をします。
3. 次の子どもがサイコロを振り、順番に繰り返します。

遊ぶときのポイント

動きを説明するよりも、保育士さんが見本を見せることで子どもたちもすぐに理解できるでしょう。

「大きくジャンプしてみよう！」や「みんな上手だね！」と褒める声かけを工夫し、遊びを盛り上げます。

身体を動かすことになるので、子どもたちの様子を見て、疲れたら早めに切り上げるなど柔軟に進めてくださいね。

3歳児向け！保育園でできるサイコロ遊びアイデア

3歳児はシンプルなルールの遊びであれば、ある程度理解できるようになる年齢です。3歳児向けのサイコロを使った遊びを紹介します。

サイコロ動物ごっこ

動物の絵が描かれたサイコロを振って、出た目の動物をみんなで真似する遊びです。動きを通して、身体を動かす楽しさを感じられます。

準備

サイコロの各面にウサギ、ゾウ、ネコ、トリ、ライオン、カエルなどの動物の絵を描きます。絵を描く余裕がない場合は、写真などを貼り付けても大丈夫です。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを振ります。
2. 出た面の動物を確認し、その動物の動きをみんなで真似します。（ウサギ→ぴょんぴょん跳ねる、ゾウ→ゆっくり大きく歩く、トリ→手を羽のように広げてパタパタ動かすなど）
3. 全員が動きを真似したら、次の子どもに順番を回します。

遊ぶときのポイント

最初に保育士さんが「ウサギさんはこんな風に跳ねるよ」と見本を見せると、子どもたちが理解しやすくなるでしょう。

動きをするたびに「ぴょんぴょん上手だね！」「ゾウさんみたいに力強い歩き方だね！」と声をかけ、盛り上げるのがポイント。

また、遊んでいて子どもたちに疲れている様子が見られたら、「あと1回でおしまいにしようね」と無理のない範囲で終わらせるようにしましょう。

サイコロの数字比べゲーム

サイコロを2つ振って、どちらの数字が大きいか比べるシンプルなゲームです。数に興味を持つきっかけになるでしょう。

準備

サイコロを2つ用意します。子どもが目で見て理解しやすい大きめのサイズのものを使うのがおすすめです。

遊び方

1. サイコロを2つ振って、どちらの数字が大きいか比べるシンプルなゲームです。数に興味を持つきっかけになるでしょう。
2. 同時にサイコロを振り、出た数字を見比べます。
3. 仮に子どもが振ったサイコロが「3」、保育士が振ったサイコロが「5」なら、「どっちが大きいかな？」と問いかけます。
4. 子どもが「5が大きい！」と答えたら「すごいね！よくわかったね」と褒め、次の子どもに順番を回します。

遊ぶときのポイント

最初は簡単なルールから始め、「どっちが大きいか」を比べるだけで十分です。子どもたちが慣れてきたら、「小さい方はどっちかな？」と逆の質問を取り入れると、さらに理解が深まるでしょう。

また、次にサイコロを振る子の名前を呼ぶなどして、順番を守る練習につなげることも大切です。

子どもが待っている間も、「次は誰の番かな？」と期待感を高める声かけを心がけましょう。

4歳児向け！保育園でできるサイコロ遊びアイデア

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4歳児は少し複雑なルールも理解でき、身体を動かしたり、言葉を使った遊びに挑戦できたりする年齢です。4歳児向けのサイコロを使った遊びを紹介します。

サイコロ運動チャレンジ

サイコロを振って出た目の数だけ身体を動かすという遊びです。運動しながら数を意識できます。

準備

サイコロを用意します。出た目に応じてチャレンジする運動を事前にいくつか考えておきましょう。

たとえば、ジャンプ、しゃがむ、手を叩くなど子どもたちが取り組みやすいものにするといいかもしれません。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを振ります。
2. 出た目の数だけ指定された運動を行ないます。「出た目は3！3回ジャンプしてみよう！」という感じで子どもたちに伝えます。
3. 全員が順番に運動を終えたら、次の運動に移ります。

遊ぶときのポイント

最初はできるだけ簡単な運動を選び、サイコロの目と運動を結びつけやすくします。「せーの、1、2、3！」と一緒に声に出して数えると、子どもたちが数字を意識しやすくなるでしょう。

楽しさを維持するため、運動の種類をときどき変えて「次は手を叩いてみよう！」など工夫するとよさそうです。

サイコロしりとり

サイコロを振って出た目の回数だけ、グループで順番にしりとりをつなげていくという遊びです。言葉を考える力や仲間と協力する楽しさを育めるでしょう。

準備

サイコロを用意します。グループ全員が順番を守りながら参加できるよう、事前に簡単なルールを説明しておくようにしましょう。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを振ります。
2. 出た目の数だけ、グループで交代しながらしりとりを続けます。たとえば、サイコロで3が出た場合、1人目「トマト」→2人目「トラ」→3人目「ラムネ」という感じです。
3. しりとりが終わったら、次の子どもがサイコロを振り、新しいしりとりをスタートします。

遊ぶときのポイント

サイコロの出た目が多いときも、全員で協力して「次は〇〇ちゃんの番だね！」と声をかけ合うことで楽しい雰囲気を作れそうです。

しりとりが思いつかない子がいる場合は「『ラ』で始まるもの、何か知ってる？」と保育士さんが軽いヒントを出してサポートするようにしましょう。

5歳児向け！保育園でできるサイコロ遊びアイデア

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5歳児は、より高度なルールや考える遊びにも挑戦できる年齢です。5歳児向けのサイコロを使った遊びを紹介します。

サイコロ計算ゲーム

サイコロを振って、出た目の足し算や引き算を楽しむ遊びです。遊びながら計算に親しめます。

準備

サイコロを2つ用意します。計算用の紙やペンを用意してもかまいませんが、なくても進行ができます。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを2つ振ります。
2. 出た目の合計や引き算の答えを考えます。たとえば、「3と4が出たから足すと7になるね」などです。
3. 正解したらみんなで拍手して、次の子どもに順番を回します。

遊ぶときのポイント

子どもたちのレベルに合わせて、足し算から始め、慣れてきたら引き算に挑戦するといいかもしれません。

答えがわからない子がいる場合は「一緒に数えてみよう」とサポートし、正解する喜びを感じられるようにしましょう。

サイコロタイムチャレンジ

サイコロを振って出た目の時間内で目標に挑戦する遊びです。時間感覚を楽しく身につけながら、達成感を味わえます。

準備

サイコロを1つ用意します。サイコロの出た目を「分」に換算して活動するため、時計やタイマーも準備しておきましょう。

挑戦する内容はブロックを積む、ボールを運ぶ、絵を描くなど、子どもたちの興味を引くような簡単なものにするのがおすすめです。

遊び方

1. 子どもが順番にサイコロを振り、出た目を確認します。
2. サイコロの目を「分」に換算し、その時間内で挑戦する目標を決めます。たとえば、サイコロで「3」が出た場合、「3分でどれだけブロックを高く積めるか」など。
3. 保育士がタイマーをセットし、「よーいスタート！」でチャレンジ開始。
4. 時間が終わったらみんなで結果を確認し、「何個積めたかな？」「すごいね！」と声をかけて達成感を共有します。

遊ぶときのポイント

遊びの進行がスムーズになるよう、事前に「次は〇〇ちゃんの番だよ」と順番を伝えておくとよいでしょう。

また、活動中は保育士さんが「あと1分だよ！」などと声をかけ、子どもたちが時間を意識しやすくすることが大切です。

タイマーが鳴ったらすぐに結果を確認し、「すごいね！よく頑張ったね」と励ますことで、次のチャレンジへの意欲を引き出せるでしょう。

保育園で使うサイコロを選ぶときのポイント

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保育園でサイコロ遊びをするために、サイコロを用意する必要がある保育士さんもいるでしょう。

ここでは、保育園で使うサイコロを選ぶときに押さえておきたいポイントを紹介します。

安全性を最優先

保育園で使うサイコロは、安全性が第一です。スポンジやウレタンなど柔らかい素材でできたものを選びましょう。転がしたり投げたりしてもケガをしにくい点がポイントです。

また、角が尖っていると子どもがぶつけた際に痛みや危険を伴うため、丸みのあるデザインを選ぶと安心でしょう。

サイコロの大きさは、誤飲を防ぐためにも10cm角以上のものを基準にして選ぶとよさそうです。

視認性が高いデザイン

子どもたちが一目で数字や絵柄を理解できるように、はっきりとしたデザインのサイコロを選びましょう。

数字だけでなく、動物や果物のイラストが描かれたものもおすすめです。また、赤・青・黄などカラフルな色合いのものは、子どもの興味を引きやすく、遊びの幅が広がるでしょう。

扱いやすさも考慮

子どもたちが自分で転がしやすい軽量タイプのサイコロを選ぶと、遊びへの参加意欲が高まるでしょう。

さらに、汚れた際に水拭きや洗浄ができる素材を選ぶと、衛生的なので保育園での活用に最適です。防水性のあるサイコロなら、お手入れも簡単で清潔を保つことができるでしょう。

活用しやすい機能性

遊びの幅を広げたい場合、サイコロの面がホワイトボード素材や透明ポケット付きで、内容を書き換えられるサイコロが便利です。

テーマに合わせて自由にカスタマイズできるため、季節や行事に関連した遊びにも応用することができます。

また、絵柄が描かれたサイコロを選ぶと、低年齢の子どもでも遊びに参加しやすくなるでしょう。

保育園のサイコロ遊びに使える！ダンボールを使った作り方

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材料さえあれば、サイコロは自分でも作ることができます。ここでは、ダンボールで作る10cm角サイコロの作り方を紹介します。

用意するもの

• 厚めの段ボール（10cm×10cmの正方形を6枚切り出せる量）
• カラフルな画用紙（10cm×10cmを6枚）
• 木工用ボンドもしくは強力な両面テープ
• ガムテープ
• マジック
• はさみもしくはカッター
• 定規
• 鉛筆

作り方

1. 段ボールから10cm×10cmの正方形を6枚切り出します。定規を使ってサイズを正確に測り、鉛筆で線を引いてからカッターで切るときれいに仕上がります。
2. 6枚の正方形をボンドや両面テープで貼り合わせ、立方体を作ります。最初に4枚をつなげて筒状にし、残りの2枚を上下にはめ込むように固定すると安定するでしょう。
3. 各面に10cm×10cmの画用紙や折り紙を貼り、装飾します。面ごとに色を変えると、遊びやすく楽しい見た目になるでしょう。
4. 装飾した面にマジックペンで数字を描けば完成です。数字だけでなく、動物や果物の絵を描いたり、シールや写真を貼ったりするなどアレンジを加えてもOKです。

作るときのポイント

段ボールをカットする際は、正確に測ることが重要です。サイズがズレると立方体が歪んでしまうため、定規を使って丁寧に作業しましょう。

組み立てた際には、接合部分をしっかり補強してください。特に、遊びの中で衝撃を受けやすい角や縁は、ガムテープでしっかり固定すると耐久性が高まります。

また、サイコロの内部に新聞紙や段ボール片を詰めることで、つぶれにくく丈夫になります。詰め物を詰めすぎると重くなるので、適度に軽さを保つように調整するのがポイントです。

装飾には画用紙や折り紙を使い、数字や絵柄を描く作業を子どもたちと一緒に行なうと、愛着のあるサイコロが完成するでしょう。

保育園でサイコロ遊びをするねらい

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サイコロ遊びを、保育園の活動で取り入れるねらいは以下のとおりです。指導案を作成する際の参考にしてくださいね。

数や色などの概念に親しむ

サイコロ遊びを通じて、子どもたちは数や色といった基礎的な概念に自然に親しむことができます。

サイコロの目を数えることで数量感覚が養われ、色付きのサイコロを使った遊びでは、色の名前や特徴を楽しく学ぶことができるでしょう。

たとえば、「赤いものを探そう」といった指示を通して色彩感覚を刺激することも可能です。

このような活動は、子どもたちにとって数や色の概念を遊びながら楽しく習得するよい機会となるでしょう。

想像力や発想力を育む

サイコロを振って出た結果をもとに遊びを展開することで、子どもたちの想像力や発想力を引き出すことができます。

たとえば、サイコロの目に応じて動物の動きを真似する遊びでは、自由に発想し、表現する力が育まれていくでしょう。

特に5歳児などの年長児にとっては、自分のアイデアを形にする体験が自己表現の幅を広げる大切な機会となることが期待できます。

身体を使った運動を促進する

サイコロ遊びは、身体を使った運動を楽しく促す活動としても効果的です。

たとえば、サイコロを振って出た目の数だけジャンプする遊びや、サイコロのイラストに合わせて動きを変えるゲームを通じて、全身を使った運動が自然に行なえます。

これにより、運動機能やバランス感覚が養われるだけでなく、身体を動かす楽しさを感じられる時間を提供できるでしょう。

コミュニケーション能力が向上する

サイコロ遊びをグループで行なうことで、子どもたちはコミュニケーション能力を高めることができます。

順番を守る練習や、友だちが振ったサイコロの結果を共有することで、協力や共感といった社会性が育まれていくからです。

また、保育士や仲間と「次は何が出るかな？」と声をかけ合う場面では、言葉の発達も促されるでしょう。

このように、サイコロ遊びは楽しく遊びながらコミュニケーションを深めるためのよい機会となります。

運と結果を受け入れる経験ができる

サイコロ遊びの特徴である「何が出るかわからない」という偶然性は、子どもたちに結果を受け入れる力を育む貴重な経験を提供します。

たとえば、自分が望まない数字が出た場合でも、それを受け止めて次の行動に移ることで、柔軟性や挑戦する意欲が育まれていくでしょう。

「もう一度挑戦したい！」という気持ちを引き出すことで、遊びの中で前向きな姿勢を養うことができます。

集中力や観察力を養える

サイコロの出た目を見たり、それに応じて行動を考えたりする過程で、集中力や観察力を鍛えることができます。

たとえば、サイコロの目をじっくり観察してから「この数字は3だね！」と確認する体験は、注意深く物事を見る力を育む助けとなる可能性があります。

こうした活動は、日常生活における集中力の向上にもつながることが期待できるでしょう。

保育園で子どもたちの年齢に適したサイコロ遊びを取り入れよう

サイコロ遊びは、保育園での活動にぴったりの遊びです。0～5歳児それぞれの発達段階に合わせた工夫を加えることで、遊びを通して数や色の概念を学んだり、想像力や発想力を育んだりすることができます。

また、身体を動かしたり、友だちと協力したりすることで、運動能力やコミュニケーション力も養われていくでしょう。

どんな遊びをするかによって、サイコロの種類や使い方を工夫することで、さらに幅広い活動に活用できます。

また、安全で丈夫な既製品のサイコロを選ぶだけでなく、保育士さんが手作りしてオリジナルの要素を加えれば、子どもたちにとって特別な道具になるかもしれませんよ。

サイコロ遊びを通じて、子どもたちが楽しく学び、成長できるよう、ぜひ日々の保育活動に取り入れてみてくださいね。

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