病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内保育について詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。今回は、病院内保育の概要や役割、またそこで働く保育士さんの仕事内容やメリットなどについて紹介します。
maroke / stock.adobe.com
病院内保育とは?
ここでは、病院内保育とはどのようなものか解説します。
病院内保育の概要
病院内保育とは、病院内または病院に隣接した場所に設置されている保育施設のことです。
複数ある保育形態のひとつであり、基本的に病院で働いている医師や看護師といった医療従事者の子どもを預かります。
病院関係者のための企業内保育園の一種で、託児所のイメージに近いかもしれません。
病院内保育の役割
「病児保育」と言葉は似ていますが、役割は全く異なります。病児保育は病気になった子どもを一時的に預かる保育であるのに対して、病院内保育は病院の中で健康な子どもを保育することを指すので、求人を探す際には混同しないように注意しましょう。
しかし、病院内であるため看護師さんが常駐している場合もあり、子どもに発熱や体調不良などの症状が出た際には看護師さんと保育士さんが連携して対応することができるようです。
病院内保育と一般的な保育施設との違いは?
polkadot / stock.adobe.com
病院内保育が複数ある保育形態のひとつであることはわかりましたが、一般的な保育施設と比較すると一体どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、その違いを確認しておきましょう。
少人数保育である
一般的な保育施設は、施設の規模にもよりますが、多くの場合子どもの定員が60~100人以上で、年齢別にクラス分けがされています。
一方、病院内保育は病院内で働く医療従事者の子どもの保育を行なう施設なので、定員がそれほど多くはありません。
そのため、少ないところでは10人未満、平均20~30人程度という小規模な保育園が多いです。
また、基本的に少人数の異年齢保育となるため、一般的な保育施設のようにクラス分けがされないという特徴もあります。
夜勤がある施設が多い
一般的な保育施設は、多くの場合、施設の開所時間を朝7時から夜19時までとしています。
しかし、病院内保育の場合、病院で働く医師や看護師は夜勤をこなすことがあるため、勤務時間に合わせて夜間保育を実施しているところもあるようです。
そのため、病院内保育で働く保育士さんも早朝勤務や夜間勤務などのシフト制になっていることも少なくありません。
子どもの登園・降園時間にバラつきがある
一般的な保育施設の場合、登園は朝7~9時、降園は夕方16~18時と大体の時間が決まっているでしょう。
しかし、病院内保育の場合は保育を利用する日の保護者の勤務時間によってバラつきがあります。
たとえば、保護者が日勤であれば朝8~9時頃に登園してくるかもしれませんが、夜勤であれば夕方の17~18時頃に登園するということも十分あり得ます。
簡単1分登録!転職相談
転職に関するご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
読んでおきたいおすすめ記事
保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢
保育士の経験を経て、これからは保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?責任の重い仕事だからこそ、人の優しさや支えが必要不可欠な仕事かもしれませんね。今回は、保育士さんをサポートする・支え...
在宅ワークで保育士資格を活かせる仕事とは?自宅でできる保育関係の仕事を徹底解説
通勤時間なく働ける在宅ワークをしたいと考えても「保育士は無理なんじゃないか……」とあきらめている方はいませんか?保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど、保育士の経験や資格を活かして自宅でで...
子ども・赤ちゃんと関わる仕事31選!資格の有無や保育士以外の仕事を関わる子どもの年齢別に紹介
子どもと関わる仕事というと主に保育園や幼稚園を思い浮かべますが、それ以外にも意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選を紹介!無資格で活躍できる職場もまとめました。子どもと携わる...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
保育士から転職したい!転職先としておすすめの異業種22選。保育士以外の仕事やメリット・デメリットも
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
【2024年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!
保育園で保育士として働くのが辛いと感じて、転職を考えているという方がいるかもしれません。しかし、せっかく取得した保育士資格を活かして働きたいですよね!保育士として得たスキルや経験は一般企業や福祉施設、...
【2024年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止の手続きや期限、対象者をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許は更新が必要なのか、費用や手続き方法などを知りたい方もいるでしょう。今回は、2022年7月1日より廃止された教員免許更新制について詳しく、そしてわかりやすく紹介します。幼稚園教諭免許を更...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2024年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。別名「学童支援員」とも呼ばれ、「給与が低い」というイメージがあるようですが、国からの処遇改善制度などにより、これ...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
子どもと関わる看護師の仕事10選!保育園など病院以外で働く場所も紹介
子どもに関わる仕事がしたいと就職・転職先を探す看護師さんはいませんか?「小児科の経験を活かして保育園に転職した」「看護師の資格を活用してベビーシッターをしている」など保育現場で活躍している方はたくさん...
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるには?実務経験や要件など
保育士の実務経験を活用して目指すことができる「児童発達支援管理責任者(児発管)」は、多くの障がい児施設で人材不足の状況が続いています。今回は保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるための方法を徹...
【保育士の意外な職場10選】こんなにあった!保育園以外の活躍できる場所
保育士の経験やスキルが、実は意外な職場で活かすことができるのを知っていますか?転職を検討しつつも、子どもとかかわりたい、資格や経験を活かしたいと考えている人は多くいるでしょう。保育園や幼稚園以外で保育...
保育園の調理補助に向いてる人の特徴とは?仕事内容ややりがい・大変なこと
保育園で働く調理補助にはどのような人が向いてるのでしょうか。子どもや料理が好きなど、求められる素質を押さえて自己PRなどに活かしましょう。また、働くうえでのやりがいや大変なことなども知って、仕事への理...
フリーランス保育士として自分らしく働くには。働き方、収入、仕事内容からメリットまで解説
保育園から独立して働くフリーランス保育士。具体的な仕事内容や働き方、給料などが気になりますよね。今回は、特定の保育施設に勤めずに働く「フリーランス保育士」についてくわしく紹介します。あわせて、フリーラ...
【2024年最新】保育士の給料は上がる?9000円賃上げの処遇改善によって数万円の加算も期待
保育士の給料が上がる国の施策として、2022年2月からの「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業(保育士の処遇改善Ⅲ)」で、2年にわたり月9000円の賃上げが行なわれました。また勤続年数などで加算さ...
私って保育士に向いてないかも..そう感じる人の7つの特徴や性格、自信を取り戻す方法
せっかく保育士になったのに「この仕事に向いてないのでは?」と不安を抱いてしまう方は多いようです。子どもにイライラしたり、同僚や保護者と上手くコミュニケーションが取れなかったりすると、仕事に自信が持てな...
【自分の時間で働ける】キズナシッターに登録してベビーシッターとして働きませんか?
ベビーシッターの働き方をご存じでしょうか?ベビーシッターは、保護者が不在の際、ご自宅に出向いて子どものお世話をする仕事です。資格を活かして働ける一方で、収入の不安定さや利用するサービスによっては毎回担...
子育て支援センターとは?保育士の役割や必要な資格をわかりやすく解説!
子育て支援センターとは、育児中の保護者と子どもをサポートする地域交流の場です。保育士経験者は資格を活かして働けるため、転職を考える方も多いよう。また、子育て経験を活かして相談員として勤務したい方もいる...
乳児院で働くには?必要な資格や仕事の魅力、給料などを徹底解説
乳児院で働くには、必要な資格や仕事内容、給料などを把握することが大切です。1日の流れや求人の探し方などを知り、転職活動の参考にしてみてくださいね。今回は、乳児院について徹底解説します。乳児院の仕事の魅...
ベビーシッターになるには?資格や仕事内容、向いている人の特徴
ベビーシッターになるにはどうすればいいのでしょうか?まずは必要な資格やスキルをチェックしましょう。ベビーシッターは働く時間や場所を柔軟に調整できる場合が多く、副業としても人気です!初めてでも安心してベ...
【2024年最新版】子育て支援員とは?資格の取り方・研修、やりがいや仕事内容について解説
保育の仕事に興味がある方のなかには、子育て支援員とはどんな資格?と気になっている方がいるかもしれません。2023年に新設されたこども家庭庁が、放課後児童クラブ(学童保育)の人材確保に取り組んでいるなか...
保育士の転職の時期はいつが最適?後悔しないタイミング&スケジュールの立て方
保育士の転職の最適な時期とはいつなのでしょうか?スムーズに内定を獲得できるよう、いつから動き始めればよいのかなど、転職活動における適切なタイミングを知っておきましょう。今回は、保育士さんの転職に最適な...
【2024年版】幼稚園教諭免許の更新をしていない!期限切れや休眠状態の対応、窓口などを紹介
所有する幼稚園教諭免許が期限切れになった場合の手続きの方法を知りたい方もいるでしょう。更新制の廃止も話題となりましたが、更新していない方は今後の対応方法をくわしく把握しておくことが大切です。今回は、幼...
【2024年最新】調理師の給料、年収はどれくらい?仕事内容や求人、志望動機なども徹底解説
保育園の調理師は、子どもたちが毎日口にする給食やおやつを作る仕事です。成長する子どもの身体づくりを助ける存在として、やりがいをもって働けるかもしれません。しかし、年収はどれくらいなのでしょうか?今回は...
インターナショナルスクールに就職したい保育士さん必見!給料や仕事内容、有利な資格とは
保育士さんが活躍できる場所のひとつとしてインターナショナルスクールがあります。転職を検討するなかで、英語力は必須なのか、どんな資格が必要なのかなどが気になるかもしれません。今回は、インターナショナルス...
児童館職員になるにはどんな資格が必要?児童館の先生の仕事内容や給料、保育士さんの働き方についても解説
児童館は、地域の子どもたちへの健全な遊び場の提供や子育て家庭の育児相談などを行なう重要な施設です。そんな児童館の職員になるにはどのような資格が必要なのかを解説します。また、児童館の先生の仕事内容や20...
託児所とは?託児施設の種類や保育園・国の一時預かりとの違い、保育士の仕事内容を解説
託児所とは子どもを預かる施設を指しますが、保育園や国の一時保育とどのような点が違うのでしょうか。託児所は夜間保育や短時間の預かりなどの保護者の多様なニーズに対して柔軟に応えられるため、需要の増加が予想...
企業内保育所とはどんな施設?保育士として働くメリットや仕事内容、転職先の選び方
企業内や企業に併設された企業内保育所とは、どんな保育所なのでしょうか。仕事内容などを知りたい保育士さんは多いようです、今回は、少人数制でアットホームな環境で保育ができる施設が多い企業内保育所について、...
病児保育とはどのような仕事?主な仕事内容や給与事情、働くメリットも解説
病児保育とは、保護者の代わりに病気の子どもを預かる保育サービスのことを言います。一般的に、風邪による発熱などで保育施設や学校に通えない子どもを持つ保護者が利用します。今回は、そんな病児保育の概要を詳し...
【2024年最新】保育士の給料相場はいくら?安いのはなぜ!?年齢・地域別・パートの平均年収、給与UP術
「給料が安い」「上がらない」といわれる保育士の給料はいくらくらいなのでしょうか。子どものお世話や保護者対応など多くの仕事をこなす中で給与が低いと不満が募りますよね。今回は保育士の月給や平均年収を徹底解...
保育園事務は何がきつい?仕事内容や給料、業務で楽しいことについても紹介
子どもたちが通園する保育園で事務として働く場合の仕事内容とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。中には、仕事に就いてから「きつい」「つらい」と感じることもあるかもしれません。今回は、保育園事務の仕...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
病院内保育で働く保育士さんの仕事内容や一日の流れ
milatas / stock.adobe.com
病院内保育施設で働く保育士さんのことを「病院内保育士」と呼びますが、具体的にどのような仕事をするのでしょうか。また、一日の流れも確認しておきましょう。
病院内保育で働く保育士さんの仕事内容
病院内保育は、受け入れているのが医療従事者の子どもであるという特徴があるだけで、保育内容自体は一般的な保育所と大きな差がないようです。
食事や排せつ、着替えなどの身の回りの援助をはじめ、天気のいい日には外に出て戸外遊びをするなど、年齢や発達に合わせた関わりをします。
ただし、一般的な保育士さんはクラスを受け持ったり、行事やイベントの準備などを行ったりするのに対し、病院内保育で働く保育士さんはクラスを受け持つこともなく、行事がほとんどないため、製作作業や持ち帰り仕事をすることはほとんどないといいます。
病院内保育で働く保育士さんの一日の流れ
病院内保育で働く保育士さんの一日の流れは施設によって異なりますが、一般的に以下のようなスケジュールで働いていることが多いようです。
日勤の場合
時間 | 活動内容 |
8:00~9:00 | 園児の受け入れ |
9:00~10:00 | 自由遊び |
10:00~ | 朝の会 |
10:30~12:00 | 室内遊び・製作遊び・戸外遊びなど |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~15:00 | 午睡 |
15:00~15:30 | おやつ |
15:30~16:00 | 自由遊び |
16:00~ | 帰りの会 |
17:00~ | 順次園児の降園 |
夜勤の場合
時間 | 活動内容 |
15:30~ | 園児の受け入れ |
16:00~18:00 | 自由遊び |
18:00~19:00 | 夕食 |
19:30~20:00 | 入浴・歯磨き |
20:00~ | 寝かしつけ・夜間見守り |
7:00~ | 起床 |
8:00~ | 朝食、歯磨き |
9:00~ | 順次園児の降園 |
病院内保育で働く保育士さんの勤務体系
ucchie79 / stock.adobe.com
実際に働くことを見据えた場合、雇用形態や勤務時間などの勤務体系についても詳しく知っておきたいですよね。それぞれについて紹介します。
雇用形態
病院内保育士の求人には正社員とパート・アルバイトのどちらの募集もあり、地域限定正社員の募集を行なっているところもあるようです。
しかし、認可保育園などに比べると病院内保育を行なっている施設数は少ないため、求人の数もそれほど多くないのが現状です。
勤務時間
保護者である医療関係者の働き方にあわせて、病院内保育は24時間体制で子どもを預かっているところが多いようです。
そのため、夜勤・早朝勤務、また宿直勤務など、勤務時間も多岐にわたります。例えば正社員でも週1回の夜勤が入ったり、パートさんなどはシフト制で、夜勤・早朝のシフトに入ったりすることがあるようです。
夜勤はその病院の勤務体系によるので、月に3回ほどあるところや、週に1回のところ、基本的に毎日行なっているところなど、園によってさまざまです。夜勤をした場合には、1回につき2500円程度夜勤手当がつく場合もあるようです。
休日
一部の病院内保育施設では、1日の実働時間を10時間にする代わりに週休3日制をとるなど、多様な働き方を認めているようです。
ほかにも、週に2回程度休園日を設けている園や、預かりの予約がない場合にはお休みになる園などもあります。
病院内保育で働く保育士さんの給料
DESIGN ARTS / stock.adobe.com
保育士バンク!に掲載している求人から病児保育の求人状況を調べてみたところ、クリニックや小児科、病児保育専門施設などさまざまな施設で募集が行なわれていることがわかりました。
どの施設も少人数の子どもの保育を行なっているところが多いようで、お子さん一人ひとりと丁寧に関われる環境が整っているようです。
求人情報から給料を見てみると、正社員として働く場合は月給約20~26万円前後、アルバイトやパートとして働く場合は時給1000~1250円程度が相場となっていました。
上記の金額はあくまで相場であり、実際は年齢や経験年数などによって支給される金額は異なります。
また、施設によっては資格手当や役職手当が加算されることもありますし、夜勤がある施設の場合は夜勤手当がつくこともあります。そのため、ここで記載した金額は参考程度にとどめておくようにしましょう。
なお、保育士バンク!に掲載されている夜間保育所の求人情報を知りたい方は、以下のボタンからチェックしてみてくださいね。
病院内保育の求人はこちら病院内保育士として働くメリット
ELUTAS / stock.adobe.com
ここでは、一般的な保育園で働く保育士さんとは異なる、病院内保育士ならではのメリットを紹介します。
小規模で子どもと関わる時間が多い
病院内保育のメリットのひとつは、小規模な環境で保育ができることです。前述したとおり、病院内保育は毎日同じ子どもが預けられるわけではなくクラスも存在しないため、比較的少人数の子どもを預かることとなります。
そのため、一人の保育士さんに対しての子どもの人数が少なく、一人ひとりと向き合って深く関わることができると言えるでしょう。
風邪などの体調不良に迅速に対応できる
病院内保育は病院の中や付近で行なわれているため、体調不良の子どもが出た場合には、すぐに病院と連携して対応できるというメリットが挙げられます。
また、保護者の方が病院内で勤務しているため、連絡がつきやすく、保護者の方にとっても安心と言えるでしょう。
行事がほとんどなく、準備を要さない
一般的な保育園にあるような運動会やそのほかの行事がほとんど行なわれないため、行事を理由とした忙しさがないのもメリットと言えるかもしれません。
イベントに向けた製作物や持ち帰りの仕事なども少ないため、子どもたちの保育により集中できそうです。
病院内保育士として働くデメリット
ELUTAS / stock.adobe.com
続いては、病院内保育士として働くデメリットを確認しておきましょう。
勤務時間が不規則
病院で働いている人の子どもを預かるため、勤務時間が不規則になることが考えられるでしょう。
子どもの保護者は医療従事者なので、夜勤や急なシフト変更が発生したり、救急患者のために急に出勤したりすることもあるため、保護者の勤務時間に合わせた柔軟な対応が求められそうです。
このことから、夜勤などのシフトに臨機応変に対応できる人材を求めている求人も多く、柔軟に働けるパートやアルバイトの求人を出しているところも多いようです。
求める保育がしづらい場合も
病院内保育は小規模で行なわれていることから、多くの場合、限られた場所で保育を行なっています。広々とした場所での外遊びやプール遊びなどは難しくなってしまうでしょう。
したがって、子どもたちと思いっきり外で遊んだり、季節ごとの行事やイベントを楽しんだりしたい保育士さんにとっては、理想と異なることもあるかもしれません。
また、クラスを受け持つこともなく、子どもたちの顔ぶれも日によって変わります。同じ子どもの成長を近くで見守りたいという保育士さんにとっては、物足りなく感じてしまうこともありそうです。
なお、病院内保育以外にも、保育士から転職しやすい異業種を知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
病院内保育とはどのようなものかを知り、転職するときの選択肢を広げよう
病院内保育は、病院で勤務する人々の子どもを預かり、医療関係者の育児を支える役割を担っています。
保育士資格を持っていれば病院内保育士として働くことができ、少人数保育ができることや残業などが比較的少ないというメリットがあります。
もし病院内保育の仕事に挑戦してみたいという保育士さんがいらっしゃいましたら、保育士バンク!にお気軽にお問い合わせください。
保育業界に精通した専門のキャリアアドバイザーが、あなたが求める条件に合った求人を紹介いたします。
なお、保育士バンク!に掲載されている病院内保育の求人情報を知りたい方は、以下のボタンからチェックしてみてくださいね。
病院内保育の求人はこちら