【保育士さん必見】0.1.2歳児の発達と保育をするうえで気をつけたい年齢別のポイント

乳児クラスを担当する保育士さんのなかには、0.1.2歳児の発達と保育のポイントについて流れで把握したいという方もいるのではないでしょうか。今回は乳児期に焦点をあて、年齢別に発達の特徴への理解、適切な保育のポイントや環境構成、声かけにあたっての具体的な保育方法を解説します。

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【0.1.2歳児の発達と保育】基本の発達

0.1.2歳児の発達は、心身の成長が著しい時期です。各年齢ごとの特徴を理解し、適切な保育を行うことが重要です。子ども一人ひとりの個性や発達のペースに寄り添いながら、安心して成長できる環境を整えましょう。

0歳児の発達の特徴

0歳児の発達面での基本的な特徴についてまとめました。

  • 泣くことで欲求を伝える
  • 首がすわり、寝返りやお座りができるようになる
  • 喃語を発し始め、周囲の人とコミュニケーションを取ろうとする
  • 人見知りや後追いが見られるようになる

0歳児は、生まれて間もない新生児期から数週間、数カ月単位で急速な発達の伸びが見られるのが特徴です。

発達については生後数週間の新生児期から56日頃、3カ月、6カ月、9カ月、12カ月くらいの単位で見ていけるとよいかもしれません。

新生児期からは、泣くことで欲求を表現たりしたり周囲の音や光に反応するようになったりしながら過ごします。

3カ月までは手と手・手と口の協応、周囲の動くものを目で追うようになる、話しかけると笑うといった発達が見られることもあるようです。
寝返りや首がすわりはじめるのもこのあたりの発達段階からが多いようです。

6カ月以降はお座りができるようになることで活発に動き回ったり、喃語を発したりしはじめるでしょう。また、周囲の人の声や表情に敏感に反応し、親しみのある大人に安心感を抱くようになるといわれています。

ほかにも、人見知りや後追いなど、愛着形成に関わる社会的な反応が見られるようになり、人との関わりを深める基礎が育まれる時期でもあるでしょう。

保育を行ううえでは、個人差も含めた月齢による大きな変化を理解し、一人ひとりの子どもが安心できる環境を作ることが大切です。

1歳児の発達の特徴

1歳児の発達面での基本的な特徴についてまとめました。

  • 歩行が安定し、探索活動が活発になる
  • 言葉の理解が進み、単語を話し始める
  • 自己主張が強くなり「いや」などの否定語を使うことが増える
  • 友だちに興味を持ち、簡単なコミュニケーションを楽しむようになる

1歳児は、歩行が安定して探索活動が活発になります。自分で行動できる範囲が広がり、好奇心旺盛に周囲の物に手を伸ばしたり動き回ったりすることが増えるでしょう。

言葉の理解が進み、簡単な単語を話し始める子や、身近な人の言葉をまねする姿なども見られるようになるでしょう。

情緒の面では自己主張が強くなり「いや」などの否定語を使うことも増え、気持ちを言葉で表現しようとする意欲が育ってくるようです。

また、保育園ではさまざまな年齢の子どもや大人とのかかわりが増えることや、ごっこ遊びなどを通じて社会性が発達したり、人との関わりを楽しんだりするようになります。

とはいえ、まだ発達段階としての自己中心性にもとづく行動が多いため、特に子ども同士のかかわりにおいては、保育のなかで無理のない環境を整えていけるとよいでしょう。

2歳児の発達の特徴

2歳児の発達面での基本的な特徴についてまとめました。

  • 走る、ジャンプするなど運動能力が向上する
  • 二語文や簡単な文章を話すようになる
  • 自己主張が強くなり「自分でやりたい」という気持ちが芽生える
  • 友だちと関わる機会が増え、簡単な協調性が見られる

2歳児は、運動能力がさらに発達し、走ったり跳んだりが上手になります。階段を一人で昇り降りしたり、簡単なボール遊びを楽しんだりと、身体の使い方がより多様になります。

言語能力も向上し「パパ きた」「はい どうぞ」などの二語文や短い文章を話すようになる子もいます。自己主張がより明確になり「自分でやりたい」という気持ちが強くなりますが、思い通りにならないと癇癪を起こすこともあります。

一方で、友だちといっしょに遊ぶことへの興味も高まってくるようです。
相手との簡単なやりとりや貸し借りなどを経験するなかで、保育の現場でも協調性の芽生えを見てとれる場面があるかもしれません。

保育園での子ども同士のコミュニケーションにおいては、まだ衝動的な行動が多く、泣く、怒る、物を投げるといった行動を起こす子もいるでしょう。保育士さんは広い視野で見守りながら細やかにサポートを行うことが大切かもしれません。

【0.1.2歳児の発達と保育】0歳児のポイント

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0歳児の発達を見ながら行う保育では、視覚や聴覚の発達をうながし、生活リズムを整えられるとよいでしょう。安心できる環境のなかで、泣き声やしぐさをしっかり受け止め、適切な対応を心がけたいですね。

0歳児の発達を踏まえた保育

0歳児の育ちをサポートするためには、生活リズムを整えながら、安心感を持てる環境ですごせるようにすることが大切と言われます。

授乳や睡眠の時間は個人差があり、一人ひとりのペースに合わせた対応が求められます。泣くことで「お腹がすいた」「おむつが濡れた」「眠い」「抱っこしてほしい」などを表現するため、それらの要求に適切に応じることも安心につながる対応のひとつでしょう。

また、愛着形成をうながすためには日々のスキンシップを大切にしましょう。抱っこや優しく触れることは、子どもに安心感を与え、情緒の安定を助けます。

さらに、目を合わせて話しかけたり、笑顔を向けたりすることで、コミュニケーションの基礎を育むようにしていきます。

このように、日々の関わりのなかで子どもが安心して過ごせる環境をつくることが大切になりそうです。

0歳児の遊びと環境構成

0歳児の発達に適した環境構成の例

  • カラフルな布やおもちゃを設置する
  • オルゴールやガラガラなどの音が出るおもちゃを活用する
  • 柔らかいマットを敷き、安全なスペースを確保する
  • 鏡を置き、自分の顔を見る機会を作る

0歳児は、視覚・聴覚の発達が活発な時期のため、色や音の変化を楽しめる環境があるとよいでしょう。

カラフルな布やおもちゃを用意することで、視覚的な刺激を増やします。また、オルゴールやガラガラなどの音が出るおもちゃを使うと、音に対する反応を引き出すきっかけになるかもしれません。
また、鏡を置くことで自分の顔を見て反応する機会が増え、自己認識が深まるという効果もあるようです。

寝返りやハイハイ、おすわりの段階では、床に敷いた厚みのあるジョイントマットなどのうえで発達をサポートできるとよいでしょう。安全な環境のなかで自由に身体を動かせることは、運動機能の発達にもつながるようです。

安心してすごしながら刺激をうけたり身体をつかって遊べる環境を整えることで、0歳児の好奇心をうながし、発達を支えられるとよいでしょう。

0歳児の発達を伸ばす声かけ

おなかすいたかな?ミルクにしましょうか。

(おむつを替えながら)おしりがキレイになって気持ちいいね!

0歳児はまだ言葉を理解していませんが、大人が積極的に話しかけることで、言語だけでなく情緒の発達がうながされることにもつながるようです。

反応の有無にかかわらず、目をあわせてかける優しい言葉やおだやかな声、笑顔での働きかけを特に意識しましょう。このような声かけが、子どもの情緒の安定や人との心地よいかかわり、周囲への関心を育んでいくようです。

また「○○ちゃん、寝返りじょうず!」「あーって元気なお返事できたね」と声をかけることで、子どもは自分の動作と保育士さんの声かけの関係を認識し、コミュニケーションを学ぶ経験につながるかもしれません。

子どもが発する声やしぐさに対して応答することは「自分の行動に意味がある」と感じる大切な経験になるようです。

優しく話しかけながら、表情やジェスチャーを交えてコミュニケーションをとると、子どもは安心感を得られ、情緒の安定にもつながるかもしれません。

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【0.1.2歳児の発達と保育】1歳児のポイント

1歳児は、歩行が安定して探索活動が活発になる時期です。言葉の理解も進み、自己主張が増えていきます。自由に身体を動かせる環境を整え、子どもの気持ちに寄り添いながら関わることが大切でしょう。

1歳児の発達を踏まえた保育

1歳児は、自分でできることが増え、好奇心のままに探索しようとする姿が見られます。

歩行が安定すると、より広い範囲へ移動できるようになるため、身の回りのものを手に取って確かめたり、簡単な遊びを繰り返したりすることが多くなるでしょう。

そのため、安全に探索活動ができる環境を整えることが大切になりそうです。

また、言葉の理解が進み、身近なものの名前を覚えたり、簡単な指示に反応したりすることが増えるかもしれません。「○○をちょうだい」などの短い言葉で伝えるとやり取りがスムーズになりそうです。

自己主張が強くなる一方で、まだ気持ちを言葉で伝えるのが難しいため、思い通りにならない場面でかんしゃくを起こすこともあるでしょう。そのようなときは「あのおもちゃがよかったんだね」のように、保育士さんが気持ちを代弁するように意識すると、子どもは安心感を得られるかもしれません。

1歳児の遊びと環境構成

1歳児の発達に適した環境構成の例

  • 歩き回れる広いスペースを確保する
  • つみ木や型はめパズルを用意する
  • 簡単なままごと道具をそろえる
  • 登ったりくぐったりできる遊具を用意する

1歳児は、歩行が安定するにつれて、広いスペースで自由に動き回ることを好むようです。そのため、安全に探索できる空間を確保し、動きやすい環境を整えることが大切かもしれません。

身体を動かす遊びについては、登る・くぐるなどの動きを取り入れた遊具を活用すると、全身の運動機能を育てることにもつながるかもしれません。

手先を使う遊びにも興味を持ち始めるため、つみ木や型はめパズルなどを用意することで、手指の発達を促せるでしょう。また、おままごとやごっこ遊びの道具などを使いながら、大人のまねをする模倣遊びを楽しめるようになります。

1歳児の発達を伸ばす声かけ

お外に出たかったね、雨がやんだら先生と行こうね

パチパチじょうずにできたね、みんなに見せて!


1歳児は、自分の気持ちを言葉で伝えるのがまだ難しいため、大人が気持ちを代弁することで安心できるかもしれません。

たとえば「眠くなってきたね」「悲しかったのかな」と声をかけることで、自分の感情を理解しやすくなるでしょう。

また、1歳児は身近な人の言葉をまねることが増えてくるため「おいしいね」「楽しいね」などの簡単な言葉を繰り返し伝えることで、語彙の習得につながるようです。

大人が楽しそうにはっきりと声をかけ、わかりやすい言葉や表現で話しかけたり褒めたりすることで、会話のやりとりを学び、言葉への興味を育むことができるでしょう。

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    【0.1.2歳児の発達と保育】2歳児のポイント

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    2歳児は、「自分でやりたい!」という気持ちが強くなり、自己主張がはっきりしてくる時期です。友だちとの関わりも増え、簡単なやり取りを楽しむ姿が見られるようになるかもしれません。子どもの気持ちを受け止めながら、自立心を育てる関わりを大切にするとよいでしょう。

    2歳児の発達を踏まえた保育

    2歳児は、身体の動きがより活発になり、走る、跳ぶ、よじ登るなどの動作がスムーズになることが考えられます。遊びのなかでこれらの動きを取り入れ、思いきり身体を動かせる環境をつくるとよいでしょう。

    また、言葉の発達が進むにつれて語彙が増え、会話によるコミュニケーションができるようになりそうです。

    時期には個人差がありますが、2歳6カ月頃から「ママと公園にいったの」などと、保育士さんに自分が体験したことを話したり、会話のなかで名詞の語彙が増えたりする子もいるようです。

    また、色の違いや物の大小、形の違いなどを認識して説明できるようになったり、いつも遊んでいる友だちのお休みを気にかけたりするといった場面も見られるようです。

    2歳児の遊びと環境構成

    2歳児の発達に適した環境構成の例

    • ブロックやパズルを用意する
    • 友だちと関わる遊びを取り入れる
    • おもちゃや着替えの出し入れがしやすい配置を意識する
    • 運動遊びができるスペースを確保する
    • お絵かきやシール貼りのコーナーを作る

    2歳児は、考えながら手先を動かす遊びを好むようになり、ブロックやパズルなどに夢中になることが増えそうです。ほかにもお絵かきやシール貼りを楽しめる環境を用意すると、創造力や表現する力、手先の巧緻性などが育まれるでしょう。

    身体をたくさん動かしたい時期でもあるため、広いスペースでジャンプやかけっこができるように準備ができると、2歳児の身体の発達に適した運動能力の向上にもつながりそうです。

    また、友だちと関わる機会や自分でできることが増えるため、並行遊びであっても友だちといっしょに遊べる環境や、着替えや片付けなど基本的な生活習慣の習得に向けた環境構成にも配慮できるとよいかもしれません。

    2歳児の発達を伸ばす声かけ

    順番を守れたね、えらかったね!

    いっぱいお話してくれてうれしいな

    2歳児は、少しずつ順番を待つことや友だちと協力することを学びます。そのため、「○○できたね、すごい!」などとできたことをピックアップして声をかけることで、達成感や満足感を育めるようになるでしょう。

    また、言葉のやり取りが増えてくる時期なので「お話してくれてうれしい」と伝えることで、聞いてもらえるよろこびと、気持ちの発信や会話を楽しむ気持ちが育つでしょう。

    保育士さんが率先してポジティブな言葉をかけることで、自己肯定感を高めながら、言葉の発達をうながしていけるとよいかもしれません。

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    0.1.2歳児の発達を理解して保育に活かそう

    0.1.2歳児の発達は心身ともに著しく、保育士さんのかかわり方が子どもの安心感や成長に大きく影響することもあるので、それぞれの発達をしっかり意識して保育に活かせるとよいでしょう。

    0.1.2歳児それぞれの成長を支える遊びや声かけを行いながら、年齢ごとの発達段階を理解し、一人ひとりに寄り添った保育を実践していきたいですね。

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