夜勤なし、子どもと関われる保育園ナースのお仕事を解説


    看護師や准看護師の働く場所の一つとして、保育園があるのはご存知ですか?
    保育は、子どもと直接ふれ合える魅力たっぷりのお仕事です。病院勤務に比べると、夜勤もなく、シフトが固定で、生活リズムを整えやすいというメリットもあります。
    そこで、保育園で働く看護師の配置基準、お仕事の内容や給料、求人の現状、研修やセミナーを受ける必要があるのか、をこのコラムではご紹介します。


    保育園看護師のお仕事を解説

    保育園の看護師配置は義務?

     


    園内で子どもが熱を出してしまった時、食べたものを戻してしまった時。
    医療的な専門知識がある看護師が、一人でも保育園にいるだけで安心感があるものです。
    保育園に看護師は常にいなければならないのか、国の基準はどうなっているのでしょうか?

     

    国の基準では看護師は「いたほうがよい」

     


    国は保育園の認可基準に関して、看護師の配置を義務にはしていません。
    看護師は「いたほうがよい」という努力義務にとどまっています。
    保育園に必ずいなければならないのは、園長や主任保育士といった管理職、保育する子どもの人数に見合った保育士、給食を出すのであれば栄養士・調理師、常駐ではないですが健康診断をしてくれるかかりつけの医師、がいればいいことになっています。

     

    保育園の看護師配置 東京都などの例は?

     


    市区町村によっても看護師配置の対応はまちまちです。
    待機児童の多い、東京23区の例を見てみましょう。
    足立区や板橋区では公立私立に関係なく0歳児の受け入れがあれば看護師を1人配置しなければいけません。
    墨田区や中野区などは0歳児受け入れのある公立保育園のみ1人配置としており、私立は運営団体に任せる形になっています。
    杉並区や台東区は私立に対しても看護師配置を義務付けており、0歳児を6~8人を受け入れると非常勤で1人、0歳児9人以上で常勤の看護師を1人配置しなければなりません。豊島区では全園に1人配置を義務付けるという、看護師配置に積極的な基準を採用しています。

     

    看護師でも子どもと関われる保育の現場

     


    保育園に看護師は必ずいるわけではありませんが、看護師を募集している保育園は一定数あります。
    子どもが病気になったときにも、お迎えに行く必要がないように、専門知識のある看護師を設置して、子どもの看病をしてくれる保育園の需要は高いです。

    看護師が働ける保育の現場には、ほかに病児保育があります。これは子どもが病気の際、いつもの保育園の代わりに預かる保育サービスです。

    また、経済的な理由などで、親が育てることができない子どもを養育する乳児院では、看護師の配置が義務付けられています。

     

    保育園看護師の役割

     


    保育園看護師の一番の強みは医療の専門知識です。
    アレルギー症状が出てしまった時の対応などは、現場の保育士さんも研修は受けているとはいえ、看護師さんのほうが素早く正しく対応できるでしょう。

    発熱や嘔吐の一つをとっても、看護師さんはその学んできた知識や病院での経験などから、病名や対応の仕方もわかります。
    専門知識を活かして、子どもの病気に適切に対応し、それを担任の保育士さんや保護者と共有することで、安全安心な保育の手助けをすることが保育園看護師さんのお仕事です。

    とは言うものの、保育園看護師はほとんどの場合、一名のみの配置。子どもたちの健康管理、ケアを看護師だけで対応するのは困難ですよね。保育士、調理師、栄養士など、さまざまな園の職員と日頃からコミュニケーションをとる必要があるでしょう。

    また、病気の予防やリスク軽減のために、職員に対して健康管理指導を実施することも大切なお仕事ですね。例えば、園内で風邪が流行しているという話を担任の保育士から聞けば、看護師が予防法や対策法をレクチャーします。

    また、子どもたちの健康を守るためには、園内だけではなく、子どもの保護者に対しても健康指導を行っていくことも欠かせませんね。健康指導のための知識をわかりやすく伝えたり、子どもの体調に関する質問にも、適切にアドバイスしていくことも保育園看護師の重要な役割と言えるでしょう。

     

    保育園看護師の一日

     


    保育園看護師は、「看護師」と言っても病院に勤める一般の看護師とは業務の内容や一日の流れに大きな違いがあることをご存知でしょうか。保育園看護師が、具体的にどのような仕事をこなしているのか一日のスケジュールをまとめてみました。

    朝、登園してきた園児の健康チェックから、保育園看護師の一日が始まります。保育士から園児の体調や健康について質問があれば、看護師の立場として適切な回答が求められます。昨晩家庭でどのように過ごしたか、通院中の場合はかかりつけの医師から言われたことなどについて、保護者への確認も必要です。

    園児が活動する時間になると、ひざをすりむいた、おでこをぶつけた、虫に刺されたなど、園内で起きるケガの対応を行います。ちょっとしたケガはたいてい冷やしたり、消毒するだけの対応ですが、状態によっては園児を病院へ連れていくこともあるでしょう。

    お昼ごはんのあと、必要に応じて、保護者からの依頼書をもとに与薬します。
    園児のお昼寝中は事務的な作業や資料作成などの時間です。保健所や役所等から発信される感染症や、病気等の注意を保護者や保育士に促すための資料を作成したりします。看護師としての専門知識をもとに、保育士や調理師に対して衛生管理のアドバイスや、保護者へのお便りなどを作成しつつ、園児のお迎えの時間には、保護者と直接お話して、子どもの健康状態について保護者と直接情報を共有します。

    これらの日々の業務の他に、年に数回行われる健康診断では、園のかかりつけ医師とともに準備や後片付けを担当します。また、保護者から健康に関する質問、相談などがあれば、その都度、看護師として助言したり、適切な対応をします。


     

    保育園看護師になるためには?

     


    保育園看護師のお仕事には興味を持っていただけましたか。
    ここでは、保育園看護師として働く方の疑問にお答えします。

     

    特別な資格は必要ない!

     


    保育園看護師に必要とされるのは、看護師資格のみです。保育園看護師になるにあたって、特に必修となる研修やセミナーはありません。
    よって、保育園で働く看護師になるには、それぞれの保育園で採用してもらうだけです。
    保育という子どもに関わる仕事ですので、小児科での実務経験や保育士資格などの保育に対する理解や知識があると採用されやすいでしょう。

     

    求人があるかはタイミング次第

     


    保育園看護師を採用している園は、まだ全国的にもそこまで多くはありません。
    一園に看護師は一人しかいないのがほとんどですから、求人の数としてはあまり多くありません。

    日本保育協会の調査によると、2009年の時点で、認可保育園の約3割しか看護師を配置していない状況です。
    一方で、病児保育は現在では市区町村中心に実施しているところも出てきたため、以前よりは求人は多くなりました。病児保育の広まりや、看護師の保育園への配置が進めば、これから求人は増えていくでしょう。


     

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    保育看護師の気になるお給料

     


    やりがいのある仕事とは言え、気になるのはお給料です。
    通常の看護師を比べて、給与がどのくらい違うのかみてみましょう。

     

    通常の看護師より低いお給料

     


    保育園看護師のお給料は、それ自体の統計はありませんが、園の保育士と同じ水準か、それより少し高い傾向にあるようです。そのため、2016年度の保育士の月収22.3万円、賞与を含めた年収326.8万円、これと同じか、少し高くなる程度でしょう。

    また、パートでの勤務なら時給によってはこれを下回るでしょう。
    一般の看護師の平均給与が、月収33.1万円、年収480.8万円であるため、保育園看護師と病院に勤める看護師の給与には大きな差があることがわかります。

     

    保育看護師のキャリアアップ

     


    保育園の看護師の給与は病院看護師と比べて低いですが、昇給の機会が全くないというわけではありません。政府は、保育士の給与アップを目指す政策の一環として、経験3年目程度の保育士には給与5千円アップの「職務分野別リーダー」という新役職を設置しました。

    「食育・アレルギー対応」や「保健衛生・安全対策」などの8分野のいずれかの研修を修了した職員に対して、その分野のリーダーとして役職手当がでます。保育園看護師もこの制度を利用して昇給を目指せます。

     

    保育看護師としてのメリット・やりがいは?

     


    昇給制度が新設されるといっても、保育園看護師の給料は依然として低いままです。勤務時間が病院と比べると短いことや、保育士の給与に合わせていることが給与が低い理由と考えられます。

    しかし、その一方で、病院に比べると夜勤のシフトがないことや、お休みも定期になりやすいため、日々の生活は規則正しくなります。日々の予定も立てやすく、子育て中でも比較的働きやすいお仕事でしょう。

    また、保育園看護師の大きなメリットは「子どもに長くかかわることの楽しさです」。保育園の看護師は、日々保育園に勤めて病気の子やケガをした子の保育を担います。毎日同じ場所で働き、顔なじみの保護者や子どもたちとのコミュニケーションを取りながら、子どもの保育を手伝います。

    自然と、子どもたちと触れ合う機会も増えるでしょう。小児科の病院に勤めても、子どもに関わることはできますが、病気の時だけではない顔を近くで見ることができること、同僚の保育士さんと一緒に子どもの成長を見守ることができるのは、保育園看護師をする上での大きな喜びになるでしょう。


     

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      保育園看護師として働くこと

       

      保育園看護師は、病院に勤めるというイメージの強い看護師の選択肢を広げてくれるお仕事です。
      その仕事も、専門的な医療知識を活かして保育に携わるという、とても意義のあるもの。

      一方で、求人は多くはないため、なかなか保育園看護師になるのは難しいといえます。
      2007年に、国は全私立保育園に看護師配置を促すという方針を出しましたが、看護師登用のための支援が少なく、保育園看護師は大きくは増えていません。

      しかし、働く女性が増える中で、子どもが病気になったときに親に迎えに来てもらう従来の制度は、職場を早退しなければならないため働く上で負担になってしまいます。保育園看護師は働く家庭に求められるお仕事なのです。

      病院勤務に比べて給料は高いとはいえませんが、夜勤などの負担も少なく、子どもを見守りながら働ける保育園看護師は、やりがいがある働き方の一つといえるでしょう。

       

      「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

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