2024年9月最新の保育に関するニュースをお届けします。「待機児童数の減少」や「子どものうつぶせ寝による死亡事故」「保育施設でのICTシステムの活用」「小学1年生の不登校児の増加」など、面接や職員会議、保護者からの問いかけの際に活用できるさまざまなニュースを紹介するので、参考にしてくださいね。
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【2024年9月最新】保育に関するニュース
暑さが少しずつやわらぎ、秋の訪れを感じる9月。
2024年9月最新の保育に関するニュースをお届けします。
保育施設の面接や保育現場の職員会議、保護者との会話で保育に関するニュースが話題になることがあるかもしれません。
そのようなときにどのように自分の意見を述べたらよいのか迷うという方もいるでしょう。
ニュースに対するコメントの仕方の例をそれぞれ紹介しているので、参考にしてくださいね。
【2024年9月の保育ニュース】待機児童数が過去最少!保育の質の向上に向けた取り組みも重要に
保育園の待機児童数が2024年度4月時点で2567人と過去最少の人数となる中、子ども家庭庁では保育の質の向上に向けての取り組みが進められています。
これまで待機児童の解消に向けて認定こども園の増設や子どもの受け入れ態勢の整備など、さまざまな対策が行なわれてきました。
しかし、保育施設を増やしても、受け入れ態勢が整っていなければ保育の質の低下を招く恐れがあります。
すべての子どもが質の高い保育を受けられるよう、保育士への研修会の開催や保育士の働き方の見直しなども必要になりそうです。
【このニュースに対するコメント例】
最近まで待機児童問題が取り沙汰されていましたが、問題の解消に向けて保育施設の増設や整備が行なわれてきました。
しかし、すべての子どもが平等に保育を受けるためには環境の整備だけでなく、子どもが安心して園生活を送れるように「保育の質の向上」について意識することも大切だと感じています。
また、気候の変動による台風の到来や猛暑が増えていることから、予定した活動ができない場面も多くなっているように思います。
子どもの安全を守るために迅速に対応できる準備だけでなく、いくつか代替の遊びなどを考えておくことも重要だと考えています。
子どもにとって最適な活動や声かけを常に考えながら向き合うことが保育の質の向上につながると思うので、その気持ちを大切にしていきたいです。
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【2024年9月の保育ニュース】子どものうつぶせ寝。窒息による死亡事故発生
保育施設で、子どものうつぶせ寝が原因とみられる窒息による死亡事故が発生し、問題となっています。
中には、子どもの人数に対して保育士の配置人数が少ないことが要因で子どもの安全が確保できなかったというケースもあるようです。
子どものうつぶせ寝による窒息を防ぐために、保育士さんの配置人数を増やし、お昼寝の見守り体制の強化が求められます。
【このニュースに対するコメント例】
保育施設でのうつぶせ寝による子どもの窒息死という痛ましいニュースを耳にすることがあります。
絶対にあってはならない事象だと思いますので、事故の防止に向けて一層気を引き締めて子どもたちの安全の確保に努めたいと思います。
特に大切なのは定期的に寝姿を確認し、未然に事故を防ぐことだと思っています。
また、子どもの体調によって、苦しそうに息をしていたりなかなか寝つけなかったりすることもあると思います。
そういった子どもたちの様子を職員同士で共有し、見守る目を増やすことも重要だと感じています。
【2024年9月の保育ニュース】ICTシステムを活用で保育士も保護者も笑顔に
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保育施設でICTシステムの導入が進み、保育士の負担軽減や保護者の利便性の向上が図られています。
スマートフォンやタブレットを使って、保護者が出欠の連絡を簡単に行なえたり、保育士が子どもの様子を配信したりできるなど、多くのメリットがあります。
今後もICTシステムを活用する園は増えることが考えられるため、保育士さん自身も操作方法や情報の取り扱いに注意が必要になりそうです。
【このニュースに対するコメント例】
ICTシステムを導入する保育施設が増えているというニュースを、年間を通してよく見聞きするようになりました。
ICTシステムの導入によって書類作成などの業務負担が減るだけでなく、保護者の方が便利に園とやり取りできるのではないかといわれています。
例えば、スマートフォンやタブレットを使って保護者が簡単に出欠の連絡ができたり、保育士が子どもの様子を共有できたりする点はとてもよいと思います。
また、今後、ICTシステムの導入を園で検討することもあるかもしれません。その際は私自身も操作方法をしっかり確認したうえで、情報の管理に十分注意しながら活用していきたいと考えています。
【2024年9月の保育ニュース】小学1年生の不登校が増加傾向。幼・保・小の連携が重要
文部科学省の調査によると、小学1年生の不登校児童が2年で約2倍に増加したことが報告されています。
幼児期が新型コロナウイルスの感染拡大時期と重なり、同世代の子どもたちとの交流が減ったことが、不登校増加の一因と考えられています。
また、幼稚園や保育園から小学校への環境変化が大きく、長時間椅子に座ることが難しい子や文字や数字の勉強に興味を持てない子が、学校に通うことが負担になっている可能性もあります。
不登校の事態を防ぐためにも、幼稚園や保育園の先生と小学校の先生ともにお互いがどのような活動を行なっているかをしっかり共有することが大切です。
これにより、入学後、子どもたちが新しい環境にスムーズに適応できるように、適切な対策を立てることができるでしょう。
【このニュースに対するコメント例】
小学1年生の不登校が増加していることをニュースで知りました。
そのような事態にならないように、幼稚園や保育園の先生と小学校の先生の連携がとても重要だと考えています。
具体的には、乳幼児期からの子どもの興味や苦手なこと、発達状況などを共有し、入学後も子どもたちが新しい環境にスムーズに順応できるよう、対策を立てるなどができると考えています。
私自身も、小学校の先生へ引き継ぐことができるよう、子どもに関する日々の記録をしっかり残していきたいです。
出典:保育所等関連状況取りまとめ(令和6年4月1日)/こども家庭庁
出典:令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について/文部科学省
出典:令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
2024年9月の最新保育ニュースを知ろう
保育に関するニュースを把握することで、今後、どのように子どもと向き合う必要があるのかを考えるきっかけになります。
面接や職員会議などで、ニュースについて聞かれたり考えを述べたりすることがあるかもしれません。
ときには、保育に関するネガティブなニュースを見て不安になった保護者から相談されることもありそうです。
保育士としてさまざまなニュースを知り、日々の仕事に役立てていきましょう。
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