学童指導員(学童保育指導員)は、放課後や土曜日、長期休みに学童保育施設へ通う小学生に対して遊びや生活の場を提供し、適切な援助を行なう職員のことです。今回はそんな学童指導員の仕事内容や資格の取り方、働き方などを解説します。学童指導員の仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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学童指導員とは
学童指導員とは、放課後や土曜日、長期休みに学童保育施設へ通う小学生に対して遊びや生活の場を提供し、適切な援助を行なう職員のことです。
一般的に学童指導員という言葉で認識されていることが多いですが、正式名称は学童保育指導員です。
学童指導員の主な仕事内容
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学童保育施設で働く学童指導員は、主に以下のような業務を担当します。
- 遊びの提案
- 滞在中の見守り
- 宿題・自主学習の見守り
- おやつの提供
- 連絡帳の記載
- イベントの企画
- 学校との連携
基本的に学童指導員は、施設に通う子どもたちが充実した時間を過ごせるようにサポートすることが主な業務です。
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学童指導員になるには資格は必要?
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結論として、学童指導員になるために、取得が必須となる資格は特にありません。
なお、学童保育施設では学童指導員以外に放課後児童支援員という職員も働いています。この放課後児童支援員は、2015年度の子ども・子育て支援新制度により新設された新しい資格です。
この資格も学童指導員同様に、学童保育施設へ通う小学生に対して遊びや生活の場を提供し、適切な援助を行なうのが主な資格です。
資格を取得することで学童保育における専門的な知識とスキルが身についていることを証明できます。
2020年度からは各学童保育施設に2人以上の放課後児童支援員を配置することが義務づけられました。
つまり、学童保育施設で勤務する際に資格が必要なのは、学童指導員ではなく放課後児童支援員ということになります。
放課後児童支援員になるには?
放課後児童支援員になるには、各都道府県が実施している放課後児童支援員都道府県認定資格研修を受講する必要があります。なお、資格研修を受講するには以下のいずれかの条件を満たさなければなりません。
- 保育士の資格がある
- 社会福祉士の資格がある
- 幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校のいずれかの教員免許がある
- 大学(短大を除く)や大学院で、社会福祉学・心理学・教育学・社会学・芸術学・体育学のいずれかの専門課程を修了している
- 高卒以上(高卒相当)で、かつ2年以上児童福祉事業に従事した経験がある
- 高卒以上(高卒相当)で、かつ2年以上学童保育に類似する事業に従事し、市区町村長より適当と認められた
- 学歴問わず、学童保育での実務経験が5年以上あり、市区町村長より適当と認められた(2000時間以上の勤務経験が目安)
上記のいずれかの条件を満たせば、6分野16科目のカリキュラムを受講できます。修了したことが認定されれば修了証が交付され、晴れて資格取得となります。
放課後児童支援員の仕事内容
資格として認定されている放課後児童支援員ですが、仕事内容に関しては学童指導員と大きく変わりません。
ただ、学童指導員と違って学童保育に関わる管理的な業務も担当するため、記録やおたよりの作成、会計などの事務作業、衛生管理、安全点検などの仕事もこなします。
学童指導員の働き方
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ここでは、学童指導員の勤務時間や勤務形態、働き方などを確認しておきましょう。
学童指導員の勤務時間
学童指導員の勤務時間は、子どもたちの通学の有無によって以下のように異なります。
- 学校がある日:学校の下校時刻から18時頃まで
- 学校がない日:9時頃から17時頃まで
これらはあくまで一例であり、実際はそれぞれの学童保育施設によって異なることを理解しておきましょう。
学童指導員の勤務形態
学童保育施設では、正社員からパート、アルバイトまでさまざまな雇用形態の人たちが活躍しているようです。
働き方の選択肢が多いので、自分のライフスタイルに合った勤務形態で働くことができるかもしれません。
学童指導員の給料事情
保育士バンク!で掲載している求人から学童保育の求人情報から給料を見てみると、正社員として働く場合は月給約18~35万円前後、アルバイトやパートとして働く場合は時給900~1500円程度が相場でした。
上記の金額はあくまで相場であり、実際は資格の有無、年齢、経験年数などによって支給される金額は異なります。
また、施設によっては処遇改善手当や時間外手当が加算されることもあります。そのため、ここで記載した金額は参考程度にとどめておくようにしましょう。
なお、保育士バンク!に掲載されている学童保育の求人情報を知りたい方は、以下のボタンからチェックしてみてくださいね。
学童保育の求人はこちら学童指導員として働くために必要なスキル
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学童指導員として働くためには、コミュニケーション能力の高さは欠かせないでしょう。学童保育では、子どもだけではなく、同僚や保護者、学校の先生などと積極的に関わらなければなりません。
コミュニケーション能力に長けていれば、相手の気持ちに寄り添った言葉選びができ、良好な信頼関係を構築できるでしょう。
また、子どもと一緒に遊ぶことのできる体力も必要です。学童指導員は子どもたちと一緒に運動したり遊んだりする活動をすることも多いので、ある程度体力がないと務まらないでしょう。
学童指導員として働くやりがいや魅力
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ここでは、学童指導員のやりがいや魅力を紹介します。
子どもの成長を感じられる
学童指導員として働くことで、施設に通う子どもたちの成長を間近で見ることができます。日々成長していく姿を目の当たりにできるので、喜びを感じられることも多いようです。
また、小学生は多感な時期でもあるため、その成長過程をサポートしつつ見守れることが大きなやりがいにつながることもあります。
自分の得意分野を活かせる
最近の学童保育施設は、さまざまな特色がある施設が多いようです。たとえば、運動に力を入れていたり製作に力を入れていたりするなど、特定の分野に特化した施設があることも珍しくありません。
自分の得意なことに注力している学童保育施設で働けば、得意分野を活かして仕事ができるでしょう。
社会的意義のある仕事に携われる
学童指導員は、子どもたちが安全に勉強したり遊んだりする場所を提供するのが主な仕事です。
共働き家庭やひとり親家庭が増えている現代において、学童保育の需要は年々高まっています。
学童指導員として働くことで地域社会や家庭にとって必要不可欠な存在であることを実感できそうです。
学童指導員とは、資格がなくても働ける社会的な意義がある仕事!
学童保育施設で働く学童指導員は、子どもの成長をそばで感じられるやりがいのある仕事です。
資格を持っていなくても働くことができるため、これまで子どもに関わる仕事に就いていた経験があるのであればチャレンジしてみてもよさそうです。
最近は共働き世帯やひとり親世帯が増えているため、学童保育の需要も高まってきています。将来性がある仕事なので、学童保育での勤務を転職・就職の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
保育士バンク!では、学童保育施設の求人を多数掲載しています。学童保育の仕事に就きたいと考えている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
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