保育園の連絡帳を読み「内容がひどい!」と感じる保護者の方の声があるのを知っていますか?書き方が適当だったり、相談に対して返事がなかったりと、さまざまなケースがあるようです。今回は、保育園の連絡帳がひどいと保護者が感じる例文10選を紹介します。保育士さんが連絡帳を書くときの注意ポイントもまとめたので、参考にしてみてくださいね。
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保育園の連絡帳がひどいと悩む保護者の声が集まる
保育園の連絡帳は保護者と保育士さんの大切なコミュニケーションツール。
保育士さんが子どもの園生活について記入したり、保護者の方の子育てに関する悩みを相談したりと、さまざまな役割があります。
しかし、中には保育士さんの連絡帳の書き方について不満をもつ保護者の方もいるでしょう。
例えば「 一言もコメントを書いてくれない」「 相談に対しての返事をしてくれない」といったもののようですが、この対応が続くと園に対して不信感を抱いてしまいますよね。
また、連絡帳の書き方がひどいと「これは傷つく!読むのが嫌になる」と憤りを覚える場合も….。
まずは保護者の方がどんな文章をひどいと感じるのか、連絡帳の例文を詳しく見てみましょう。
保育園の連絡帳がひどいと感じる例文10選
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ここでは、保育園の連絡帳がひどいと感じる例文を紹介します。
書き方が適当すぎる
「元気に遊んでいました。」
「今日は公園に行きました。暑かったですね。」
文章が短すぎて子どもの様子がわからない文章ですね。一言だけだと保護者の方が適当さを感じて「今日は特に何もなかったのかな…うちの子をちゃんと見てくれているか、心配。」と対応に不安を抱きそうです。
言葉遣いが悪い
「〇〇ちゃんが人形でごっこ遊びをしたいと言ったので、いっしょに遊んであげました。楽しそうでよかったです。」
「〇〇くんって外遊びが嫌いなんですね。ゲームの話をよくしていますが、家ではゲームの時間が多いですか?ちょっと心配。」
保育士は子どもに対して「〜してあげる」「〜させる」という言葉の使い方はNGなのですが、言葉遣いに気をつけない方もいるようです。
また、文章の中で友だち口調が混ざると、失礼な印象を与えてしまいますね。
子どもの欠点ばかり書かれる
「自分の気持ちが伝えられないことにイライラして、友だちとよくケンカしてしまいます。『ふざけんな!』『おまえ、きらい』など強い口調が多く、周りの子が怖がってしまいます。」
「すべり台やブランコの順番を待つとき、ルールを守れずに列を乱してしまいます。自分の好きなおもちゃをなかなか友だちに貸せないのも気になります。」
子どもの様子についてネガティブなことばかり書かれていると、連絡帳を見るのが辛くなってしまいそうですね。
このような書き方ばかりしていると、保護者の方も気分が悪くなってしまいますよね。
家庭で子どもの様子を書いたら対抗してくる
「家で初めて歯みがきできたのですね。今日、園では初めて自分から手を洗いましたよ。抱っこしてほしいと何度も手を出してくれて、甘えん坊でかわいかったです。」
「家でつかまり立ちが成功したとのこと、おめでとうございます。園ではつかまり立ちをした後に歩き出しそうな瞬間がありましたよ。初めて歩いたときはその様子をしっかりお伝えしますね。」
家庭での子どもの様子を伝えると「園では〇〇だったんですよ。」と対抗してくる保育士さんがいるようです。
保護者の方は保育士さんと子どもの成長をよろこび合いたいだけなのに、このようなやり取りは疲れてしまいますよね。
配慮ある言葉が書かれていない
「お母さんは〇〇ちゃんが引っ込み思案なところがあると言っていましたが、心配しすぎです。園での〇〇ちゃんはちゃんと自分の意見を言っていますよ。」
「上靴の底の色は白と決まっているのに、今日の靴は黒でした。園の決まりなのでしっかり守ってくださいね。」
上記のように配慮が欠けている文章は冷たく感じてしまいますよね。伝え方次第で保育士さんへの不信感が募ってしまうので注意が必要です。
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【保育士向け】連絡帳の書き方で保育士が避けるNGポイント
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連絡帳の書き方によっては保護者の方を傷つけてしまったり、不信感を与えてしまったりする場合もあるでしょう。
保育士さんは連絡帳が保護者との信頼関係を育む大切なものだということを理解したうえで、書き方に気をつける必要があります。
連絡帳の記入時の注意ポイントは以下の通りです。
- 言葉遣いや誤字脱字に気をつける
- その日の子どもの様子(遊び・友だちとの関わり・印象に残ったエピソードなど)を具体的に書く
- 子どもの個性や成長が感じられる文章を意識する
- ネガティブな内容は書き方を工夫する
- 労いや配慮ある言葉を添える
- 質問や疑問には必ず返事をする
子どもに対して心配や不安なことがある場合は、連絡帳で書かずに直接口頭で説明するとよさそうです。
文章で伝えると意図した内容が伝わらず、誤解を招く可能性があります。送迎時や電話などで労いの言葉を添えながら、伝えられるとよいですね。
また、連絡帳を書き終えたあとはチェックすることも大切です。読んだときに保護者がどんな風に感じるのかを考えながら、確認してみましょう。
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保護者に保育園の連絡帳がひどいと思われないように気をつけよう
保育園の連絡帳の書き方がひどいと不信感が募り、子どもを預けることが不安になる保護者もいるでしょう。
保育士さんは連絡帳の書き方に注意して、保護者の方と良好な信頼関係を築いていきましょう。
また、保育士バンクでは日々の保育に役立つ記事を配信する他、保育士さんの転職のサポートをしています。
中には「 休憩時間がとれず、連絡帳を書く余裕がない」「多忙で、納得のいく保護者対応ができていない」という保育士さんもいるかもしれません。
そんなときは保育士バンク!にご相談ください。あなたが安心して働ける職場をいっしょに見つけてみませんか?
なお、連絡帳に時期やイベントの要素を含めたい場合は以下の記事を参考にしてくださいね。
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