外遊びやお散歩など野外で活動する機会が多い保育士さんが気になる、日焼けや紫外線。夏だけでなくオールシーズンで日焼け対策をしたいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、子どもと触れ合う保育士さんに適した日焼け止めの選び方、季節ごとの紫外線対策の注意点など、保育士さんにチェックしてほしい日焼け対策についてのあれこれをまとめました。

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目次
保育士さんが日焼けに気をつけたい理由
お散歩、公園遊び、園庭遊び、水遊び、運動会、遠足など、年間を通して戸外で活動することが多い保育士さんの仕事。そのため、真夏や日差しの強い日だけでなく日常的に考えなくてはいけないのが、日焼け対策です。
日焼けは、肌が黒く(もしくは赤く)なるだけではなく、紫外線を浴びることによるシミやシワなど肌の老化、髪が焼けることによる痛みや退色、皮膚がんや白内障などの健康被害、免疫低下など、身体にさまざまな悪影響をもたらすのです。
野外に長時間いることが多い仕事 だけに、しっかり日焼け対策・紫外線対策を心がけたいですね。
保育士さん必携の日焼け対策アイテム
保育士さんが取り入れると効果的な日焼け対策アイテムを見ていきましょう。保育活動の中で必携のアイテムもありますので、参考にしてみてくださいね。
日焼け止め
保育士さんだけでなく、園児の日焼け対策にも必須なのが日焼け止め。
日焼け止めの多くには、石油由来界面活性剤、防腐剤、アルコールといった肌へ刺激を与える成分が配合されています。そのため、子どもには低刺激のものを選ぶようにしましょう。
紫外線吸収剤が使われていないもの、ノンケミカルのもの、ホホバオイルなどのオーガニック素材を使用したものを選ぶようにするとよいですね。
また、子どもを抱っこするなど触れ合う機会が多いため、保育士さん自身も上記のような低刺激の日焼け止めを使用 するのがのぞましいでしょう。
日焼け止めは、できるだけ量を多めに塗り、こまめに塗り直すことで効果を発揮します。
子どもたちに塗りなおすのが大変という保育士さんには、スプレーやスティックタイプを選んでみるのはいかがでしょうか。
アームカバー、ネックカバー
半袖から露出した腕を日焼けから守るアームカバーも、日焼け対策として人気のアイテムですね。着脱しやすい点も便利です。
帽子でカバーしきれない首まわりの日焼けを防ぐネックカバーも、種類豊富に出ています。
UVカット素材のものや、アウトドアブランドから出ているアームカバーやネックカバーは、日焼け対策グッズとして信頼性も高いでしょう。
ただ、勤務先によっては「子どもが引っ張ってしまうため危険」といった理由で、保育士のアームカバーは着用禁止の園もあるようです。使いたい場合は、あらかじめ園に確認してみましょう。
帽子、サングラス
夏だけでなく、外に出て遊ぶ際は園児にもできるだけ帽子をかぶらせたいですね。
低年齢の子は帽子をいやがってすぐ脱いでしまう子もいますが、保育士さんが率先して帽子をかぶることで、子どもたちに帽子をかぶる習慣をつけてもらうことにつながるでしょう。
紫外線は目にも悪影響をおよぼすため、サングラスもあるとよいですね。
保育士さんとしてサングラス着用が難しいようであれば、最近はUVカット加工されたクリアレンズも手軽な価格で購入できますので、目の日焼けが気になる保育士さんは使用してみるのもよいでしょう。
UVカットパーカ
アームカバーが禁止の園にお勤めの保育士さんは、長袖のUVカットパーカを活用しましょう。
近年は通年通して日差しが強くなっているため、特に真夏は肌を出すより薄手のUVカットアイテムで肌を覆う方が野外での暑さ対策にもなることもあるようです。
最近では、触れるとひんやり感じられる接触冷感素材のものも人気が高いですね。
プールや水遊びの際にも使用できるラッシュガードを、園外活動で着用するのもよいでしょう。ラッシュガード購入の場合は、UVカット効果の高いものを選びましょう。
色で選ぶ際は、光を反射させ紫外線透過率の高い白は避け、できるだけ黒に近い、光を吸収する色を選ぶのがポイントです。
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夏だけじゃない!季節によって気をつけたいポイント

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最近は、夏だけでなくオールシーズンで紫外線・日焼け対策をとる必要がある と言われています。
保育士さんは通年で野外での活動が多いこともあり、夏以外の日焼け対策もチェックしておいて損はないでしょう。
ここでは、季節ごとに気をつけた方がよいポイントをまとめました。
春
気象庁が発表している紫外線量のデータによれば、3月~4月の紫外線量は、真夏の7~8月とほとんど変わらないことが分かっています。
暖かくなって野外活動が増えてくる時期でもあります。保育士さんと合わせて、肌の弱い子どもたちにも紫外線対策、日焼け対策をしっかり行なうことが求められるでしょう。
夏
猛暑が続くと長時間屋外にいるのはためらわれますが、子どもたちが楽しみにしているプールや水遊びなどは、保育活動としては欠かせないでしょう。
日焼け止めのこまめな塗り直しはもちろんですが、園庭ではキャンプに使うタープなどで日陰をつくるといった対策も効果があるようです。
秋
秋は、運動会や遠足など野外の行事が増える時期です。
特に運動会シーズンは残暑がある中での練習や準備など、保育士さんが紫外線にあたる機会も増えるのに、もう夏は終わったし大丈夫!と対策に気を抜いてしまって、うっかり日焼けなんてことも。
紫外線は晴れのときだけでなく、曇りの日にもしっかり降り注ぐことが分かっています。天候にかかわらず、長袖や帽子などの対策は忘れないようにしましょう。
冬
冬に気をつけたいのは「乾燥」「反射」「西日」です。
日焼けした肌に乾燥は大敵のため、湿度が低くなる冬はできるだけ紫外線を浴びないようにして、肌へのダメージを防ぎましょう。
また、雪が積もる地域で働いている保育士さんは、雪による日差しの照り返しに注意が必要です。顔にダイレクトに反射するため、目や唇へのダメージにも気をつけましょう。
また、冬は西日があたる時間が長く、夏場の1.5倍と言われています。長時間にわたって顔に直射日光があたる可能性が高くなりますので、十分な対策が必要になるでしょう。

保育士さんへ
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日焼けしてしまった場合のアフターケア
対策の重要性はわかっていても、忙しさや子どもたちを優先していると自分の日焼け対策は二の次になってしまう、という保育士さんもいるようです。
日焼けしてしまったけど、できるだけ被害を最小限にとどめたいという保育士さんは、以下のようなアフターケアも試してみて くださいね。
- 日焼け直後は濡れタオルなどで冷やす
- ビタミンサプリを補給
- 寝る前に美白化粧水などで保湿
- 睡眠をたっぷりしっかりとる
日焼けは、皮膚にとってはやけどと同じ状態と言われます。日焼けをしてしまったら、できるだけ早く濡れタオルなどで覆うなどして冷やすことで、肌ダメージを最小限にとどめましょう。
また、肌へのダメージにはビタミン補給も欠かせません。
特に肌のメラニン色素の生成を抑えて黒くなるのを防ぐビタミンC、紫外線による活性酸素の影響で細胞膜が酸化されるのを防ぐ効果を持つビタミンEは、いっしょに摂取することでより効果を発揮します。
ビタミンAは発がん物質を抑え、免疫機能を回復させる働きがあると言われています。
寝る前には保湿を忘れずに行なったうえで、質の良い睡眠をとることで紫外線による肌へのダメージを回復させてあげましょう。
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