保育士さんは、仕事中ノートを活用する場面が多いのではないでしょうか。ノートの使い方を見直せば、いまよりもっと効率よく業務をこなせるようになるかもしれません。今回は、保育士さんが使うノートの活用方法を伝授します。あわせて、どのような場面でノートがあると便利なのかや、書き方についてまとめました。
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保育士さんがノートを使うと便利な場面は?
保育士さんは保育以外にも事務作業などあらゆる業務をこなす必要があるため、覚えておくべきことが多いのではないでしょうか。
大切なことを忘れないためにも、日頃からノートに記録する習慣をつけられるとよいでしょう。
以下、保育士さんにとって、ノートを使うとより仕事の効率が上がりそうな場面を挙げてみました。
- 新年度
- 職員会議
- 研修
- 保護者会
- 年度末
ほかにも、日々の保育中や活動準備中など、自分が行なうべき仕事の手順をまとめるなどしてノートを活用すれば、業務がよりスムーズに進められるかもしれません。
保育士用のノートに記入するとよいこと
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保育士さんが使うノートには、次に挙げるような項目を記すとよいでしょう。
年間行事予定
保育園では、会議や保護者会、研修など、一年を通じてさまざまな行事が行なわれるのではないでしょうか。
ノートに行事の日程を記しておけば、事前準備をどのように進めればよいのかを前もって計画しやすくなるかもしれません。
保育園から年間行事の予定表が手渡されたら、縮小してノートに貼りつけてもよいですね。
書類などの提出期限
ほかの業務に追われるなどして、書類関係を慌てて用意した…という経験のある保育士さんもいるのではないでしょうか。
提出期限が設けられている書類などは締め切り日をノートに記すなど工夫することで、あらゆる業務のスケジュールが立てやすくなるかもしれません。
業務の進行予定
園内の壁面装飾やクラスの活動準備などは、自ら締め切り日を設定して取り組むとよいでしょう。
とくに新年度や年度末は、あらゆる業務に追われがち。
優先順位をノートに記せば、1つ1つの仕事を丁寧にこなすことができるかもしれません。
提出物のチェック表
保護者から、製作に使う材料や集金袋などを集めることがあるでしょう。
ノートにチェック表を設けておけば、保護者の送迎時に提出状況を確認しながら漏れのないように声掛けできそうです。
子どもに関する情報
新年度は子どもを迎えるための業務も多く発生するので、あらかじめ以下のような項目をノートにまとめておくとよいでしょう。
子どもの専用マーク
椅子やロッカー、靴箱などに、子ども一人ひとりの専用マークをつけることがあるでしょう。
ノートに子どものマークを一覧にして記しておけば、場所が分からずに戸惑っている子どもを誘導する際に役立ちますよ。
バス利用児
バスを運行している保育園では、どの子どもがどのバスを利用しているのかを把握する必要があるでしょう。
バス利用児とお迎えの子どもの区別がつくようノートに一覧表を設け、バスの乗降時間や保護者がお迎えに来る時間なども記しておくとよいかもしれません。
席順
新年度は、自分の席が分からずに戸惑う子どももいるでしょう。
席順をノートに記しておけば子どもを誘導する際に役立つうえ、一年を通じてあらゆる友だちと関われるよう配慮しながらグループ作りができそうです。
欠席状況
1年間休みがゼロだった子どもに向けて、皆勤賞を準備する保育園もあるのではないでしょうか。
毎月、子ども一人ひとりの欠席日数や休んだ理由などを記す欄を設けておくと、年度末に確認しやすいでしょう。
特別に配慮すること
食物アレルギーや持病などに関する特別な配慮が必要な子どもについて、気をつけるべきことをノートに記しておきましょう。
自分のクラス以外に入る機会があることも考慮し、園全体の子どもについて特記事項があればまとめておくとよいでしょう。
保育園や病院の電話番号
散歩中や遠足に行っている間に、子どもが大怪我をしたり具合が悪くなったりすることがあるかもしれません。
そういった事態に備えて、かかりつけの病院や保育園の電話番号をノートに記しておくとよいでしょう。
なお、勤務先によっては、子どもの個人情報をノートに記載しないよう注意を受けることがあるかもしれません。
記録してもよい内容なのか戸惑った際は、上司に確認しながらノートに記載するようにしましょう。
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保育士向けノートの書き方のコツ
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ここでは、保育士さんにとってより使いやすいノートになるような書き方のコツをまとめました。
多彩な色のペンを使う
ノートに記録する際に使うペンは、複数の色を使ったほうがポイントが分かりやすくなるでしょう。
大切な内容には蛍光ペンを使うなど工夫してみてくださいね。
ふせんを活用する
直近の覚書は、ふせんを活用してみましょう。
達成したらはがせるので、今日やるべきことなどをふせんに記してノートに貼っておくのもよさそうです。
しおり代わりとして、ふせんを使うのもよいですね。
メモ欄を設ける
各ページに、メモを記入できるスペースを設けておきましょう。
随時、補足情報を書き足すことができるので便利ですよ。
保育士向けノートの使い方を見直してみよう
クラスや保育園の運営をスムーズに行なうために、ノートを最大限活用してみましょう。
ノートを使いこなすうちに、保育士さんにとって見やすく記録する方法が徐々に身につくことでしょう。
使い勝手がよく、お気に入りのデザインのノートを準備できるとよいですね。
なお、保育士バンク!では、保育士さんに向けた転職相談も行っています。
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