沖縄県うるま市の保育士転職事情。給料や求人事情、保育士向けの支援や取り組みをチェック

沖縄の古くからの文化や芸能が多く残るうるま市。ビオスの丘や果報バンタなどの観光スポットも多くあるうるま市の保育施設に転職しようと考えている保育士さんもいるのではないでしょうか。実際に働くなら、事前にその地域の保育士さんの給料や求人などを知っておきたいですよね。今回は、うるま市を含む沖縄県の給料事情や保育士不足を解消するために市が行なっている取り組みなどを詳しく解説します。

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うるま市の保育施設数や待機児童数

まずはうるま市内の保育施設数や待機児童数のデータを押さえておきましょう。

保育施設数

うるま市には、2024年4月時点で認可保育施設が88園、認可外保育施設が23園あります。

待機児童数

うるま市の待機児童は、2023年4月時点で2人います。今でこそ1桁までに減少した待機児童ですが、6年前の2017年には333人もいたため、少しずつ待機児童問題が解消されつつあることがわかります。

うるま市は、今後も待機児童の解消に向けて保育の受け皿の拡大に取り組んでいくとしています。

沖縄県の保育士の現状

正社員やパートで保育士として働く際は、職場の年齢層や年収などに注目して求人情報を確認するのではないでしょうか。

ここでは、厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、うるま市を含む沖縄県の保育士さんの平均年収や賞与、勤続年数などを全国平均と比較してみました。

沖縄県の保育士の平均年齢

沖縄県の保育士さんの平均年齢は、男性が34.2歳、女性が39.6歳です。

全国の保育士さんの平均年齢は、男性が35.4歳、女性が38.1歳であるため、沖縄県では男性は全国平均より若い世代の保育士さんが、女性は全国平均より年齢層が高い保育士さんが活躍していることがわかります。

沖縄県の保育士の平均勤続年数

沖縄県の保育士さんの平均勤続年数は、男性が6.5年、女性が9.9年です。

全国の保育士さんの平均勤続年数は男性が5.7年、女性が8.3年であることから、沖縄県の保育士さんは男性の勤続年数が長い一方で、女性はやや短い傾向にあります。

沖縄県の保育士の所定内労働時間（残業時間は除く）

沖縄県の保育士さんの月平均労働時間は、男性が173時間、女性が169時間です。

全国の保育士さんの月平均労働時間は、男性が168時間、女性が167時間であるため、沖縄県では男女ともに全国平均よりも労働時間が長いことがわかります。

沖縄県の保育士の「決まって支給する現金給与額（給料）」

沖縄県の保育士さんの平均給料は、男性が28万3600円、女性が24万1500円です。

全国の保育士さんの平均給料は、男性が30万6600円、女性が26万8900円であるため、沖縄県の保育士さんの平均給料は男女ともに全国平均を下回っていることがわかります。

沖縄県の保育士の年間賞与その他特別給与額

沖縄県の保育士さんの年間賞与は、男性が53万5900円、女性が45万9500円です。

全国の保育士さんの年間賞与は、男性が80万6000円、女性が70万5500円であるため、沖縄県では男女ともに全国平均を大きく下回っていることがわかります。

沖縄県の保育士の平均年収

平均給料と賞与額をもとに平均年収を算出したところ、沖縄県の保育士さんの平均年収は男性が393万9100円、女性が335万7500円となりました。

全国の保育士さんの平均年収は男性が448万5200円、女性が393万2300円であるため、沖縄県では男女ともに全国平均を大きく下回っていることがわかります。

沖縄県の保育士の労働者数

沖縄県の保育士さんの労働者数は、男性が580人、女性が6740人です。

全国の保育士さんの労働者数は、男性が1万8160人、女性が25万5990人なので、沖縄県で働く保育士さんが全国に占める割合は男性が約3.19％、女性が約2.63%であることがわかります。

うるま市が実施する保育士向けの支援や取り組み

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ここでは、うるま市が実施する保育士さん向けの支援をまとめました。どのような事業があるのかを確認しておきましょう。

うるま市保育士等再就職促進支援金

うるま市では、保育士人材の確保を目的として、離職している保育士が認可保育施設に再就職する場合に10万円の支援金を支給しています。

対象となるのは保育士、保育教諭、幼稚園教諭であり、以下の要件をすべて満たす必要があります。

情報発信アプリ【おき保】

うるま市を含む沖縄県では、保育に携わる人に向けて役立つ情報を発信する無料のアプリ「おき保」を運営しています。

アプリをダウンロードし登録することで、保育に関する最新情報が届いたり県内の求人を検索できたりします。

また、補助金や支援金などのお得な情報に加え、イベントやセミナーなどの情報も掲載されています。

うるま市が実施する子育て支援の取り組み

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うるま市が実施している子育て支援についてまとめました。お子さんがいらっしゃる保育士さんは、どのような支援が行なわれているのか確認しておきましょう。

病児・病後児保育

うるま市では、病気中、あるいは回復期の子どもがいる保護者が、仕事などの都合で子どもの面倒を見られない場合に、医療機関に付設された専用のスペースで一時的に保育する事業に取り組んでいます。

利用できる曜日や時間帯は、施設によって異なります。なお、利用料は世帯状況に応じて減免制度が用意されています。

離乳食教室

うるま市では、2種類の離乳食教室を開催しています。離乳食の段階に応じて、離乳食スタート教室と離乳食ステップアップ教室があり、それぞれ月に1度開催されています。

離乳食スタート教室は、生後3～6カ月までの乳児とその保護者、離乳食ステップアップ教室は生後7カ月～1歳未満までの乳児とその保護者が対象です。

教室では、栄養士が乳幼児期の栄養についてや離乳食調理の仕方などを教えてくれます。また、離乳食の調理デモンストレーションや試食も行なっています。

うるま市で保育士が働ける施設

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うるま市では、さまざまな施設で保育士の求人募集を行なっています。求人を探す前に、どのような施設があるのかを確認しておきましょう。

認可保育園

0歳から5歳児までの子どもを預かる認可保育園は比較的歴史が長く、地域に根づいた園が多いです。

園によってそれぞれ異なる特色があり、「一人ひとりの心に寄り添う保育」や「自分で解決する力を育てる」など、さまざまな理念のもとで運営しています。

そのため、「長期的に働きたい」「キャリアアップしたい」など、継続的に勤務したいと考える保育士さんにぴったりな施設です。

認定こども園

認定こども園とは、保育園と幼稚園の保育・教育の両面を併せもった施設です。0歳児から5歳児までの子どもを対象に預かっています。

家事や育児を両立しやすい環境を整える園があるので、子育て中のママは働きやすい施設でしょう。

ただ、うるま市内の認定こども園はあまり数が多くはないので、気になる方は一度保育士バンク！へご相談ください。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、障がいのある児童が放課後や夏休み、冬休みなどに利用する施設です。特別支援学校などに通う6歳から18歳までの障がいのある児童が利用します。

少人数制で一人ひとりの障がいにあったプログラムを組むことから、子どもの発達や成長にあわせた支援ができるでしょう。

保育士バンク！ではうるま市内だけでなく、沖縄県内の放課後等デイサービス施設の紹介も可能です。求人の中には、「月給　最高30万円」といった募集もあるので、ぜひ一度ご相談ください。

うるま市の支援を利用して保育士として働いてみよう

今回は、沖縄県の保育士さんの平均年収などとともに、うるま市が取り組む保育士さん向けの支援制度などを紹介しました。

うるま市では、潜在保育士さんが復職した場合に支援金を支給する事業に取り組んでいます。対象に当てはまる場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

保育士バンク！は、全国の保育士さんの転職のお手伝いをしております。うるま市で働きたいと考える保育士さんの転職も手厚くサポートいたしますので、この機会にぜひご登録ください。

出典：公立・認可保育施設一覧/うるま市

出典：うるま市認可外保育施設一覧/うるま市

出典：令和5年4月1日時点における沖縄県の待機児童数（確報値）について/沖縄県

出典：令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口（e-Stat）

出典：うるま市保育士等再就職促進支援金/うるま市

出典：情報発信アプリ【おき保】/沖縄県保育士・保育所総合支援センター

出典：病児・病後児保育について/うるま市

出典：離乳食教室のお知らせ/うるま市