保育士として転職を考えるうえで、コロナ禍では採用枠が少なく受かるのが厳しいのではなど不安を抱えている方もいるでしょう。また、感染リスク軽減のため園見学や対面での面接を自粛している園もあり、通常とは異なる転職活動の仕方に悩むかもしれません。今回は、そんなコロナ禍での転職を成功させるためのポイントをまとめました。
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目次
コロナ禍によって保育士の転職に影響はある?
今の職場に不満を抱え、転職を考えている保育士さんもいるでしょう。
しかし、なかにはコロナの状況を鑑みて「今は転職活動をしないほうがよいかも」と躊躇している方もいるかもしれません。
厚生労働省の資料によると、2021年10月時点の保育士の有効求人倍率は2.66倍です。
全職種平均が1.16倍であることを考えると、依然として高い水準であることが分かるでしょう。
コロナ禍でも保育士さんを必要としている職場はあり、積極的に採用活動が行なわれているようです。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、人との接触を極力避けるために園見学や対面での面接を自粛している保育園もあるようです。
そのため、転職活動において以下のような影響が考えられるでしょう。
- 保育園の雰囲気を掴みづらい
- 自己アピールしにくい
以前のように保育園を見学できないことで、園内や保育士さん同士の雰囲気を充分に把握できないかもしれません。
また、WEB面接の場合、通信環境により相手との会話で間やタイミングがとりにくいことがあるなど、対面よりも自分の思いを伝えにくくアピールが難しいと感じることもあるでしょう。
そのため、「転職活動がスムーズに進まない」と思うこともあるかもしれません。
今回は、そんなコロナ禍において保育士さんが転職活動を成功させるためのポイントを紹介します。
まずは、昨今の状況下でどのような人材が求められているのか見ていきましょう。
コロナ禍の転職で求められる保育士の特徴
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コロナ禍における保育士の転職では、次に挙げるような人材が求められるでしょう。
ミスマッチがない
採用側は雇用のミスマッチを避けるべく、応募者が自分たちの保育園に合っているかを重視しています。
コロナ禍では感染予防対策などこれまで以上に業務が増え、新人の指導に時間を費やせない可能性があるため、とくにその傾向がみられるようです。
保育士経験がある方や子育て経験者などは即戦力になりやすいため、需要は高まっているといえるでしょう。
ITのスキルがある
コロナ禍において、保育園はスマートフォンのアプリやパソコンなどを活用して、保護者と連絡を取ったりデータ処理や動画作成をしたりするケースが増えているようです。
またリモート勤務を導入する保育園もあるなど、これまで以上にパソコンなどを使った業務の機会が多くなったことから、ITスキルは求められていると言えるでしょう。
感染症対策への意識が高い
あらゆる感染症から身を守るためには、適切な予防策について正しい知識を持っておくことが大切です。
特に子ども同士の距離が近く感染症が流行しやすい保育園では、感染症対策が欠かせません。
新型コロナウイルスに限らず、いろいろな感染症に対する意識を高く持っている保育士さんは必要とされやすいでしょう。
コロナ禍で求められる保育士さんの特徴を踏まえ、次に転職を成功させるために押さえておきたいポイントをまとめました。
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コロナ禍で保育士が転職を成功させるためのポイント
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コロナ禍における転職活動では、以下のポイントを押さえておきましょう。
積極的に情報収集をする
コロナ禍においては極力対面での接触を避ける必要があるため、なかには事前見学を自粛している保育園もあります。
保育園に足を運ぶことはできないものの、オンラインでの見学や説明会を実施する園は増えているようなので、積極的に参加して情報を集めることが大切です。
オンラインでの採用に慣れる
コロナ禍になり、保育業界の採用手法もWEB面接に対応するなどのオンライン化が進んでいるようです。
これまでは直接園に足を運んで見学したり面接を受けたりするのが主流でしたが、感染症対策の観点から最近はオンラインで選考が行なっているところもあるようです。
そのため、保育士さんはパソコンやスマートフォンなどを活用した新しい採用のしかたに慣れておくことがポイントになるでしょう。
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転職エージェントを活用する
先述したように、コロナ禍で園見学や対面での面接を自粛している保育園が増えている傾向にあります。
また感染症対策のために業務が増え、対面での採用活動に多くの時間を割けない保育園もあるかもしれません。
そんなコロナ禍での転職に不安がある場合は、転職エージェントを活用するのも一つの手です。
園見学や説明会のオンライン化によって職場の雰囲気を理解しづらいなかでも、エージェントが間に入って転職の相談に乗ってくれたり情報を提供してくれたりするのは心強いでしょう。
エージェントにサポートしてもらえば、さまざまな心配を抱えがちなコロナ禍でもスムーズに転職先を見つけられるかもしれませんね。
コロナ禍で求められる保育士の特徴をおさえ、転職活動を成功させよう
今回は、コロナ禍における保育士さんの転職について、求められる人材の特徴や成功させるポイントをまとめました。
保育園でも感染症対策が欠かせないため、コロナ禍の転職活動では感染症に対する正しい知識を持っていることが求められるWEBを使ったオンライン説明会ようです。
感染リスク軽減のため、思うように園見学や対面での面接ができない場合もあるかもしれません。
そういった場合は、WEBを使ったオンライン説明会に参加したり、転職エージェントを活用したりして、積極的に情報収集することが大切です。
オンライン化が進むコロナ禍だからこそ、これまでとは違ったやり方で転職を成功させられるチャンスだと捉えましょう。
今できることを取り入れながら前向きに転職活動を進め、自分に合った保育園を見つけられるとよいですね。
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