保育参観とは、保護者に保育園での子どもの様子や過ごし方を見てもらう行事のひとつです。保育園側としては事前にプリントなどで保護者にお知らせをするものの、中には仕事や家庭の事情などで都合がつかず、行けないと判断する家庭があることも少なくありません。そこで今回は、保育参観に行けないと保護者から言われたときの保育士さんの対処法をご紹介します。
琢也 栂/stock.adobe.com
目次
保育参観は子どもの普段の様子を保護者に見てもらうのが主な目的
そもそも保育参観とは、保護者に保育園での子どもの様子や過ごし方を見てもらう行事です。施設によっては、保育の様子を見てもらうだけでなく、保護者にも製作や遊びなどに参加してもらうところもあるといいます。
保護者が保育参観に参加し、子どもの様子を間近で見てもらうことで、普段の様子を把握できるため、保育園に安心感を持つことができるのが特徴です。
保育参観に行けないと判断する保護者の主な理由とは
普段の保育園でのお子さんの過ごし方を見られる保育参観。しかし、状況によっては行けないと判断し、当日に欠席する保護者も少なくありません。保護者が保育参観に行けない理由には、以下のようなものがあります。
- 仕事を休むことができない
- 家庭の事情で都合がつかない
上記のような理由から、保育参観への参加を断念する家庭もいるようです。保育園側としては、できれば保護者に参加してほしいと思っているのかもしれません。しかし、保護者側としては事情が事情なだけに参加が難しいこともあるのが実情です。
簡単1分登録!転職相談
転職に関するご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
読んでおきたいおすすめ記事
保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢
保育士の経験を経て、これからは保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?責任の重い仕事だからこそ、人の優しさや支えが必要不可欠な仕事かもしれませんね。今回は、保育士さんをサポートする・支え...
在宅ワークで保育士資格を活かせる仕事とは?自宅でできる保育関係の仕事を徹底解説
通勤時間なく働ける在宅ワークをしたいと考えても「保育士は無理なんじゃないか……」とあきらめている方はいませんか?保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど、保育士の経験や資格を活かして自宅でで...
病院内保育とは。役割や仕事内容、病院内保育士として働くメリット
病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内...
子ども・赤ちゃんと関わる仕事31選!資格の有無や保育士以外の仕事を関わる子どもの年齢別に紹介
子どもと関わる仕事というと主に保育園や幼稚園を思い浮かべますが、それ以外にも意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選を紹介!無資格で活躍できる職場もまとめました。子どもと携わる...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
保育士から転職したい!転職先としておすすめの異業種22選。保育士以外の仕事やメリット・デメリットも
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
【2024年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!
保育園で保育士として働くのが辛いと感じて、転職を考えているという方がいるかもしれません。しかし、せっかく取得した保育士資格を活かして働きたいですよね!保育士として得たスキルや経験は一般企業や福祉施設、...
【2024年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止の手続きや期限、対象者をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許は更新が必要なのか、費用や手続き方法などを知りたい方もいるでしょう。今回は、2022年7月1日より廃止された教員免許更新制について詳しく、そしてわかりやすく紹介します。幼稚園教諭免許を更...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2024年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。別名「学童支援員」とも呼ばれ、「給与が低い」というイメージがあるようですが、国からの処遇改善制度などにより、これ...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
保育参観に行けないと保護者から言われたときの保育士さんの対処法
milatas/stock.adobe.com
保育参観に行けないと保護者から言われた場合、保育士さんはどう対応するとよいのでしょうか。ここでは、保育士さんが保護者に取るべき対処法をご紹介します。
参加できないことを受け止める
保護者から保育参観に参加できないと言われたら、まずは端的に承知したことを伝えましょう。
同情する言葉を添えるのもよいですが、あくまでも都合が合えば参加していただくという姿勢でお伝えするのが好ましいです。
当日の対応を具体的に伝える
たとえば、保護者と一緒に製作や遊びを行なう保育参観を実施するケースで、保護者がその場にいない場合はどうするのかと気になることもあるでしょう。
この場合は、保育園の保育士さんの誰かが保護者代わりとなって、一緒に製作や遊びをすると伝えましょう。そうすれば、保護者は子どもが一人にならないと安心してくれるはずです。
他にも参加できない保護者がいることを伝える
他にも参加できない保護者がいる場合は、保育参観に参加できない人が何人かいると伝えてもよいでしょう。
欠席する保護者の中には、保育参観に行けないことについて子どもに申し訳ないと感じていることが多いと考えられるためです。
保護者がいなくて、子どもが目立ってしまうのではという心配を少しでも払拭してあげることが大切です。
保護者が来ていない子どもへの配慮も忘れずに!
polkadot/stock.adobe.com
保育参観を欠席する保護者への配慮も大切ですが、当日に保護者が来ていない子どもへの配慮も忘れてはいけません。
友達の親は保育参観に来ているのに、どうして自分の親は来てくれないのだろうと落ち込んでしまう子どもも少なからずいるからです。
そんなときはできるだけその子が寂しい思いをさせてしまわないように、保育士さんがフォローしてあげることが大切です。
保育士求人をお探しの方へ
保育士バンク!はお子さんと関わることのできる保育施設の求人を豊富に取り扱っています。
仕事探しをする際の情報収集はもちろんのこと、面接から入職後まで、しっかりとフォローしますので、お気軽にお問い合わせください。
なるべく参加してもらうためにも!保育参観の日程は早めに知らせよう
仕事や家庭の事情などで保育参観を欠席するのは仕方のないことですが、なるべく参加してもらうためにも保育参観の日程は早めに知らせることが大切です。
保育園に通う子どもの保護者は仕事をしている人がほとんどなので、遅くとも1カ月前にはプリントを配布するなどして通知するように心がけましょう。
保育参観を欠席する保護者がいる場合は保護者と子どもそれぞれに配慮しよう
保育園での子どもの様子や過ごし方を見ることのできる保育参観。開催が決まったときは事前に周知されることがほとんどですが、中には仕事や家庭の事情などで都合がつかず、参加できない保護者がいることも多いといいます。
そんなときは、保護者と子どもそれぞれに配慮することが大切です。保護者の場合は、当日の対応を具体的に伝え、他にも参加できない保護者がいることを知らせると安心してもらえる可能性があります。一方、子どもの場合は、その子が寂しい思いをしないようにしっかりとフォローしてあげましょう。
保育士バンク!では、保育参観を成功させるコツなどさまざまな記事を配信しています。保育の仕事に役立つ内容がたくさんあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、これから転職・就職をしようと検討している保育士さんのサポートも実施していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。