人間関係がうまくいかず、辛いと悩む保育士さんもいるでしょう。保護者や職員さんと接するなかでストレスを感じることがあれば、仕事を辞めたいと思う場合もあるかもしれません。今回は、保育士さんが仕事における人間関係で悩みやすいポイントを紹介します。あわせて、関係を良好に保つための改善策もまとめました。

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保育士は人間関係に悩みやすい仕事
仕事をするうえで、人間関係に疲れたり業務にストレスを感じたりと悩みはつきものですよね。
特に人間関係に悩んでいるとストレスが溜まり、保育士の仕事にやりがいを感じていても「めんどくさい」「疲れた…」と思うこともあるかもしれません。
この記事を通して人間関係を良好に保つためのポイントを押さえ、前向きな気持ちで働けるとよいですね。
次からは「園長」「職員」「保護者」などかかわる相手別に、保育士さんが抱えやすい人間関係で悩むポイントを紹介します。
【相手別】保育士が抱えやすい人間関係の悩み

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保育士さんを取り巻くそれぞれの人間関係において、どのような悩みを抱えることがあるのかまとめました。
園長との関わり
保育方針が違う
園長の保育のやり方に共感できない場合、働きにくさを感じることがあるようです。
中には「園長が現場のことを理解してくれていない」と悩み、辛い経験をした方もいるかもしれません。もっと保育に関心をもって欲しいという思いがあってもなかなか伝えられず、不満を感じるケースもありそうです。
自分の思いを伝えにくい
園長から叱られた経験がある場合は「怖い」「話しにくい」と感じている場合もあるかもしれません。
意見の相違があったとしても自分の思いをストレートに伝えられなかったり、クラスの問題や保護者への対応を相談しにくかったりして、悩みを抱えやすくなるでしょう。
職員との関わり
馴染めない
新たな勤務先では「職員同士の会話に入りにくい」「気を遣い過ぎて疲れた」など、なかなか現場に雰囲気に馴染めずに不安を抱くこともあるかもしれません。
また、馴染めないことで先輩保育士さんに対して業務の相談ができずに一人で抱え込み、「仕事を辞めたい」と感じてしまうこともありますよね。
厳しく指導される
新人保育士さんの場合、仕事に慣れるまでは先輩保育士さんから指導を受けることが多いでしょう。
仕事で失敗をして注意を受けた経験があると、また叱られるのではないか、と先輩保育士さんに対し怖いという感情を抱くこともあるかもしれません。
保護者との関わり
信頼関係を築くのに時間がかかる
保護者のなかには、自分の子どもをしっかり見て欲しいという思いから、保育士さんに対してさまざまな要望を伝える方もいるかもしれません。
そのような保護者とどのように関わればよいのか、対応に戸惑うこともあるでしょう。
とくに経験が浅い新人保育士さんは「保護者にうまく話を伝えられない」「信頼関係を築くのが難しい」と感じることもあるようです。
クレームが多い
なかには、保育について理不尽な要求をしてくる保護者もいるようです。
また、些細なことでトラブルにつながることもあるかもしれません。
過度なクレームに対応していると精神的に疲れを感じやすくなるため、保護者との関わりに悩む保育士さんもいるでしょう。
このようにさまざまな場面で人間関係に悩むことのある保育士さんですが、同僚や保護者に対してどのように関わることが大切なのでしょうか。
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保育士必見!人間関係を良好にするためにできること

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ここでは、保育士さんが同僚や保護者とスムーズな人間関係を築くためのポイントを紹介します。
日頃から意識すると人間関係を良好に保つことができるかもしれませんね。
明るい笑顔を絶やさない
笑顔が多い人や謙虚な人には、親しみやすい印象をもつでしょう。
保育園で明るく朗らかに接することを心掛ければ、同僚や保護者と打ち解けやすい雰囲気を作れるかもしれません。
こまめにコミュニケーションを取る
人間関係が悪くなる要因の一つとして、コミュニケーション不足が考えられます。
新人時代から挨拶をしっかりしたり、共通の話題を作ったりして積極的にコミュニケーションを取るよう心掛けてみましょう。
保護者には子どもに関する悩みがないか問いかけて、日々の様子をこまめに伝えながら会話してみるとよいですね。
同僚には、仕事で困ったことや悩んだことを相談してみましょう。自分の気持ちを伝えると話しやすい雰囲気を作れるかもしれません。
保育のスキルを磨く
行事に向けて、保育士さん同士で連携して仕事をする場合もあるでしょう。
保育スキルを磨くことで、先輩保育士さんから努力する姿を認めてもらえたり、事前準備の際にさまざまなアイデアを提案することができたりと、周囲の役に立ちそうです。
また、保育についてより深く学び日々の保育に活かすことができれば、保護者から信頼を得られるかもしれません。
無理にかかわらない
職場のなかには苦手に感じる職員さんもいるかもしれません。
プライベートまで関わる必要はないため、話しにくい同僚や怖いと感じてしまう先輩とは少し距離を置いてみましょう。
「めんどくさい」という気持ちを抑えて仕事上のお付き合いとして割り切ることで、辛い気持ちが和らぐかもしれません。
上司に相談する
保護者との関わりで悩んだときは園長や主任などに相談してみましょう。
豊富な経験をもとにしたアドバイスをもらえたり、保護者との間に入って対応してくれたりと、改善のために動いてくれるかもしれません。
このようにさまざまな解決法が考えられますが、それでも人間関係がよくならずに辞めたいと感じることがあるでしょう。
悩みを抱えながら仕事を続けていると、ストレスが溜まって体調を崩してしまうことも考えられます。
そうなる前に、上司に異動できないか相談したり、他の保育園への転職を検討したりと行動に移すこともひとつの手ですね。
人間関係にストレスを感じる保育士は、できることから改善してみよう
保育士さんは保護者や同僚など多くの人と接するため、「めんどくさい」「辞めたい」とストレスを感じる場面も多いかもしれません。
コミュニケーションを積極的にとるなど自分に合った改善策を見つけることが良好な関係を築ける第一歩となるかもしれませんね。
どうしても職場の雰囲気に馴染めないときは新たな保育園への転職を視野に入れるのも一つの手。
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