業務に追われて多忙な毎日を送る保育士さん。中には休みの日でも仕事のことばかり考えてしまう方も…。気になることや心配ごとがあると休日もゆっくりすごせず、心も身体も疲れてしまいますよね。今回は休みの日も仕事のことを考えてしまう要因や対策を紹介します。保育士としてメリハリをつけて働ける方法を見つけていきましょう。
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休みの日なのに仕事のことばかり考えてしまう
「休日なのに保育園で起きたことばかり考えてしまう」「やり残した作業が気になる」など、休みの日に仕事を忘れることができず、悩んでいる保育士さんもいるのではないでしょうか。
特に、子どもの様子で気になることがあったり、同僚や保護者の方にショックを受けるような内容を言われたりしたときは考えないようにしても、つい頭に浮かんでしまうこともあるかもしれません。
しかし、常に仕事のことが頭から離れない状態が続くと、大きなストレスとなり体調を崩してしまう可能性もあります。
まずは仕事のことばかり気にしてしまう原因を考え、改善策を立てていきましょう。
休みの日に仕事のことが気になる原因
性格が要因となるケース
真面目、責任感が強い
保育士さんの中には、真面目で責任感が強い方が多くいます。さまざまなことを重く受け止めてしまい、悩んでしまうことも多いようです。
相手の言葉やできごとをしっかりと理解して向き合う姿勢があるからこそ、考えこんでしまうのかもしれません。
業務のことを気にしてしまう時間が続いて、就寝中に仕事の夢を見てしまうケースもあるよう。
仕事をきちんとこなそうと思うあまり、過度なストレスを受けている可能性が高いかもしれません。
周囲の目を気にしすぎる
周りの人に「どう思われているのか」「迷惑をかけてしまっていないか」など、周囲に対して気をつかいすぎてしまうケースもあるでしょう。
また、仕事で失敗してしまったり、業務の指摘を受けたりすると、周囲の方から悪く思われているように感じて、落ち込んでしまうこともありそうです。
「自分が休みの日に何を言われているか気になる」「考えないようにしても頭から離れない」など、周りの目が気になり、休日も保育園のことが忘れられないという方もいるかもしれません。
予定が狂うことが苦手
予定通りに仕事が終わらないと、やらなければならない業務が蓄積してストレスを感じる方も。
ひとつの仕事の遅れが、他の作業の進み具合に影響してしまい、イライラしたり不安を感じたりして、ゆっくり休めないということもあるようです。
常に仕事のことを考えているため、疲労が解消されず精神的な負担が大きくなるといえるでしょう。
熱中しやすい
仕事に打ち込んでいる保育士さんの中には、熱中しすぎて仕事のことを忘れる日がないという方もいるかもしれません。
休みの日にも保育園の様子を想像したり、休み明けの作業について整理したりすることもあるようです。
環境が要因となるケース
業務量が多くいつも仕事に追われている
業務が終わらずに、自宅に仕事を持ち帰る保育士さんもいるでしょう。自宅が仕事をする場所になっているため、休みの日でも作業してしまうなど、仕事から離れることができない状態になっているかもしれません。
締め切りや期日が迫っている事柄がある
期日がある業務を抱えている場合は、休日にも仕事のことが気になる方もいるでしょう。
「何日までに〇〇をしければならない」など締め切りがあると、気持ちが休まらないこともありそうです。
休日に業務対応を依頼される
休日に保育園から電話がかかってくる、またはSNSやメールを通じて園から業務の連絡が入るという方もいるのではないでしょうか。
休みの日に仕事の対応をする状況では、業務から気持ちを完全に離すことが難しい場合もありそうです。
ゆっくり休むことができずにストレスが蓄積されて、負担が大きくなってしまうこともあるでしょう。
保育園の人間関係が悪い
職場での人間関係に問題があるケースでは、悩みが解消されず休みの日にも落ち込んだ気持ちを引きずってしまいやすいかもしれません。
職場の人間関係はすぐに解決することが難しく、雰囲気が悪い状況が続くケースも多いもの。常に心配事が頭から離れず鬱々とした気持ちになってしまうこともありますよね。
保育士専門のアドバイザーなどに悩みを相談し、転職を含めて考えてみるのもひとつ。
悩みを打ち明けられる人がいない…と、一人で抱え込まないようにすることも大切です。
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保育の仕事と休みの日のメリハリをつける!対策アイデア
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外出して身体を動かす習慣をつける
休みの日は、外に出る習慣をつけてみましょう。
行ったことのない場所に出かけて身体を動かすことで気分転換できそうです。買い物をしたり映画を見に行ったりしてもよいでしょう。
外に出て、無理なく身体を動かす時間を作り、リフレッシュを図れるとよいですね。
仕事に関連するものを見える場所に置かない
持ち帰った仕事道具や参考書など、保育園の仕事に関するものを、休日はあえて隠すという方法も有効といえそうです。
また、趣味でSNSを利用している保育士さんもいるでしょう。休日は保育園の同僚の投稿や、保育に関わる情報は見ないようにすることでゆっくり休めるかもしれません。
自分の気持ちを整理する
中には「最近は休日も仕事のことを考えてしまう…辛い」と沈んだ気持ちで過ごしている方もいるでしょう。
そんなときは一度自分の気持ちを落ち着かせるためにも整理することも必要。
「仕事量の多さ」や「人手が少なくて身体への負担が大きい」など、すぐに改善できない問題を抱えている方はまず、今の状況を変えるべきか、相談してみるのも一つの方法です。
悩みを抱えていても「環境を変える勇気が出ない」「こんな風に多忙な中で転職活動なんてできない」と諦めている方もまずは相談してみましょう。
保育士さんは休みの日と仕事とのメリハリが大切
保育士は子どもの命を預かる責任ある仕事。
休日はゆっくり休んで仕事へのエネルギーを溜めることも大切です。
ただ、業務負担が多いなど環境的な原因が理由で休日も気持ちが休まらないこともありますよね。
そんな時は保育士バンク!にご相談ください。
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