子どもといっしょに、冬の自然遊びを楽しみたいと考えている保育士さんもいるのではないでしょうか。冬の自然遊びには、雪だけではなく、霜や氷など子どもたちがワクワクできる、寒い時期ならではの要素がたくさんありそうです。今回は、園児たちと季節を感じながら楽しむ冬の自然遊びのアイデアについて紹介します。
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保育園で楽しむ冬の自然遊び
冬の自然遊びは、落ち葉についた霜や水たまりに張った氷など、子どもといっしょに季節を感じられる外遊びのひとつでしょう。
保育園で冬に自然遊びをするねらいとして、挙げられる点は以下の通りです。
- 霜や氷を触って感触を楽しむ
- 気温が下がることで起きる自然の変化を知る
- 体を動かして遊ぶことで発育の促進につながる
冬の自然遊びは、雪や氷を子どもが自分の手で触って、冷たさや感触を知ることができるでしょう。
また、気温を下がると息が白くなるなど、冬ならではの自然現象を学ぶことで、季節の変化に興味を持つきっかけになるかもしれません。
寒い季節は屋内ですごす時間が長くなるでしょう。そのため、走り回ったり体を動かしたりできる自然遊びは、子どもが思いきり楽しむことができる時間にもなりそうです。
冬の季節を感じながら、園児といっしょにさまざまな自然遊びを満喫できるとよいですね。
保育園で冬の自然遊びを行う際の注意点
Purino/shutterstock.com
ここでは、公園遊びを楽しむ際の注意ポイントを見ていきましょう。
園児が安全に遊ぶために必要な約束事を決めて、子どもに伝えることが大切です。
冬の自然遊びをする際の注意点を、以下にまとめました。
<子どもとの約束事>
- 雪や氷を口に入れない
- 保育士さんが指定した範囲外の場所には入らない
- 遊び終わった後は、手洗いとうがいをする
<保育士さんの対策>
- 子どもの服装など寒さ対策をする
- つららや、子どもの背丈より高い位置に積もった雪を排除する
- 凍結している箇所や、深い水たまりなど危険な場所を把握する
- 子どもに水分補給を促す
- 園に戻ったあとは、子どもの体を温める
雪や氷は見た目が綺麗である場合が多く、舐めたり食べようとしたりする園児もいるかもしれません。
衛生面に配慮して事前に雪や氷を口に入れないよう、約束をしておくことが必要です。
つららがある箇所など、子どもがケガをしたり、転んだりする可能性がある場所をあらかじめ把握しておき、取り除けるものは先に除去しておくとよいですね。
厚着をしていると汗をかく園児もいるでしょう。水分補給を意識的に行い、脱水状態にならないよう、注意して見守ることが重要です。
また、園に戻ったあとは手洗いやうがいを徹底し、冷えた体を温めましょう。
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保育園で楽しめる冬の自然遊びアイデア
ANURAK PONGPATIMET/shutterstock.com
ここでは、冬に楽しめる自然遊びのアイデア例を紹介します。
①キラキラ霜探し♪
遊び方
落ち葉や木についた霜をみんなで探しましょう。霜の形や感触、踏んだときの音を楽しんでもよいですね。
遊び方のポイント
見つけた霜の数や、大きさを競うゲームをしても面白いかもしれません。
また、霜を踏んで遊ぶときは、子どもが音に意識をむけられるように声をかけましょう。
「どんな音がするかな?」「そっと踏んで、音が鳴るか聞いてみよう」など、園児が音を聞くことに集中できるよう、サポートできるとよいですね。
②どんな音がする?みんなで氷割り♪
遊び方
水たまりに張った氷をみんなで探してみましょう。薄い氷を触ったり割ったりしながら、氷の感触や音を楽しめそうです。割った氷の固まりを持って遊んでも面白いかもしれないですね。
遊び方のポイント
あらかじめ保育士さんが水たまりの深さを確認して、子どもが安全に遊べるか調べておきましょう。
もし深い水たまりがある場合は、園児が近づかないようにサポートが必要です。また、割った氷を園児が友だちに向けないように注意しましょう。
氷を割るときは、そのまま手で割ったり枝などを使ったり、いろいろな方法を試してもよいかもしれません。
③チャンピオンを目指そう!白い息対決♪
遊び方
気温が下がったときに息をはくと白くなることを、実際に子どもと試してみよう。子どもが息をはいて遊ぶことに慣れたら、だれが一番大きく白い息をだせるか競うゲームで遊びましょう。
遊び方のポイント
1対1で勝負をして勝った方が残る、勝ち抜き戦にしてもよいでしょう。判定は多数決できめてもよさそうです。
肺活量がある大人の方が大きい息をだせる可能性が高いため、勝ち抜いた子どもが最後に保育士さんと勝負できる仕組みにしても面白そうです。
④これはだれ?ボディアート♪
遊び方
積もった雪の上に体ごとダイブして、体の形を残しましょう。複数のグループにわけて、雪の上に残った跡がだれのものか、グループ同士であてっこしてもよいですね。
遊び方のポイント
バンザイをしたり片足をあげたり、いろんなポーズをとって跡をつけても楽しめるかもしれません。だれが一番きれいに跡をのこせるか競争しても面白そうです。
⑤みんなで探そう!冬の宝探し♪
遊び方
複数の宝を雪の中に埋めて、みんなで宝探しをしましょう。隠す範囲はあらかじめ子どもに伝えておくとスムーズに進みそうです。
チームにわかれて、一番はやく全ての宝を発見できたチームが勝ちです。
遊び方のポイント
宝は防水性のあるものにするとよいですね。子どもが見つけやすいように目立つ色の宝を作ったり、探すのが難しい白い宝を用意したりなど、複数のバリエーションを用意してみましょう。
子どもの年齢にあわせて宝を変えて難易度を調整すると、幅広い年齢の園児が楽しめるかもしれません。
⑥窓はキャンパス!消えちゃうお絵かき♪
遊び方
気温が下がって曇った保育園の窓にお絵かきをして遊びましょう。時間がたって水滴ができれば、絵が流れていく様子を楽しめそうです。
遊び方のポイント
窓のスペースが限られている場合は、交代制で楽しみましょう。息をふきかけることで窓を曇らせる現象を学ぶきっかけにもなるでしょう。
⑦寒いけど食べたい!真冬のかき氷♪
遊び方
空き容器に雪や氷を入れます。絵の具で作った色水をシロップにみたてて上からかけ、さまざまなかき氷を作りましょう。
色水をまぜたり、大きなかき氷をつくったりしてオリジナルの作品を楽しんでもよいですね。
遊び方のポイント
枝をスプーンに、落ち葉をお皿にみたてて、冬のかき氷屋さんごっこをしてもよいかもしれません。
もみじやイチョウなど色がついた落ち葉があれば、ちぎってトッピングをすることで華やかな仕上がりが期待できるかもしれません。
たくさんの種類のかき氷を作って、ごっこ遊びのメニューを増やしても面白そうですね。
保育園での約束事を守って、子どもといっしょに冬の自然遊びを楽しもう
今回は、子どもといっしょにできる冬の自然遊びについて紹介しました。
寒い季節でも、元気に外を走り回って遊ぶ園児も多いでしょう。
いつもの鬼ごっこも雪の中で遊ぶことで普段とは違う面白さがあるかもしれません。
雪や氷、霜など冬の季節を感じながら、園児といっしょに冬の自然遊びを楽しみましょう。
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