保育士さんの中には、冬の仕事着について素材やデザイン、機能性など服装の選び方に迷う方もいるでしょう。冬の季節になると保育園でニットのセーターやトレーナーなどを着たいと考えることもあるかもしれません。今回は、保育士さんが寒さを乗り切るための服選びのポイントや、冬に活用できるアウターや靴下などの服装のアイデアを紹介します。
Daryna Khomyk/shutterstock.com
目次
保育士さんの冬の仕事着の選び方。ニットやトレーナーを着てもよい?
寒さが辛い冬の仕事着について、どのような服装で過ごすべきか悩んでいる保育士さんもいるのではないでしょうか。
冬の季節は、暖かなニットのセーターや動きやすいトレーナーを着たいという方も多いでしょう。
勤務先の保育園がニットやトレーナーの着用を禁止していなければ問題はありませんが、どのようなものを選ぶべきか迷うこともありますよね。
ここで、ニットやトレーナーの服を選ぶ際の注意点を見てみましょう。
ニット
ニットを選ぶ場合は、まず使われている素材に注意するとよさそうです。
さまざまな種類がありますが、毛足が長いものは子どもの口に入る可能性があるでしょう。
また、粗い網目模様の素材は子どもの髪飾りなどに引っかかる場合もあるため、その点に注意するとよさそうです。
トレーナー
トレーナーはカジュアルすぎるものや、着古したスウェットなど清潔感に欠けるものは選ばないほうがよいでしょう。
あくまでも仕事着であるため、部屋着に近いものを避けるなどデザインや服の状態に注意することが大切になります。
上記のように、保育士さんは子どもの安全性を考慮し、園の職員としてふさわしい服装であるかを考えたうえで、仕事着を選ぶことが大切です。機能性や素材に注意して、冬の防寒対策ができるとよいですね。
次に、保育士さんの冬の服装を決めるときに、気をつけるとよいポイントについて詳しく整理していきましょう。
保育士さんが冬の仕事着を決めるときのポイント
冬の保育士さんの服装選びで、気をつけるとよいポイントについてまとめました。
フードがついたアウターは避ける
冬の外遊びをするときのアウターは、防寒のためフードがあるものを選びたい方もいるでしょう。特に、積雪の多い地域ではフードの必要性を強く感じるかもしれません。
しかし、フードつきのアウターは保育士さんがしゃがんだり座ったりしたときに、子どもが引っ張って保育士さんの転倒事故につながる可能性があるでしょう。また、転倒したときに側にいる子どもを巻き込んでしまうことも予想されます。
そのため、安全性を考慮し、フードがついたアウターは避けた方がよさそうです。
アウターとは別に帽子を用意して、防寒対策を行えるとよいですね。
着脱しやすいものを選ぶ
室内は暖房を入れている保育園も多いですが、換気を目的に窓を開けることもあるでしょう。
その際に室内の気温が下がるため、保育士さんが状況にあわせて衣服を変えられるように、着脱しやすい服を選ぶと日頃の業務でも重宝するかもしれません。
また、外遊びなどに出がける際は、自身の着やすさを考えて用意できるとよいですね。
重ね着しすぎない
寒い季節になると重ね着をする保育士さんもいるでしょう。ただ、重ね着をする際には枚数の調整をするとよいかもしれません。
重ね着をして出勤しても、保育園で子どもを抱っこしたり、いっしょに鬼ごっこをしたりと、動いている間に汗をかくことも多いでしょう。
厚着をしてかいた汗がひけて身体が冷えてしまい、体調を崩すことにつながることも考えられます。
インナーは速乾性のあるものを選ぶ
肌に直接触れるインナーなどは、服の材質を気にして選ぶとよいかもしれません。
保育士さんが汗をかいても、速乾性が高い素材であれば外気などで身体が冷えることを防げるでしょう。
首元に襟があるものを選ぶ
冬の服装を考えたときは、首元に襟があるものを選ぶとよさそうです。
首には大きな血管があるため、首元を冷やすと身体を流れる血液が冷えて体温が下がりやすいようです。
首元が空いた服装は避け、襟などで首を冷たい空気から守れるように工夫できるとよいかもしれません。
簡単1分登録!転職相談
転職に関するご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
読んでおきたいおすすめ記事
保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢
保育士の経験を経て、これからは保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?責任の重い仕事だからこそ、人の優しさや支えが必要不可欠な仕事かもしれませんね。今回は、保育士さんをサポートする・支え...
保育士資格を活かせる在宅ワークのお仕事特集!保育関係の自宅でできる仕事を徹底解説
保育士資格を活かせる在宅ワークにはどのような仕事があるのでしょうか。保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど自宅でできる仕事は意外に多いもの。今回は、保育士資格を活かして働ける在宅ワークの仕...
病院内保育とは。役割や仕事内容、病院内保育士として働くメリット
病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内...
子ども・赤ちゃんと関わる仕事31選!資格の有無や保育士以外の仕事を関わる子どもの年齢別に紹介
子どもと関わる仕事というと主に保育園や幼稚園を思い浮かべますが、それ以外にも意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選を紹介!無資格で活躍できる職場もまとめました。子どもと携わる...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
保育士から転職したい!転職先としておすすめの異業種22選。保育士以外の仕事やメリット・デメリットも
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
【2024年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!
保育園で保育士として働くのが辛いと感じて、転職を考えているという方がいるかもしれません。しかし、せっかく取得した保育士資格を活かして働きたいですよね!保育士として得たスキルや経験は一般企業や福祉施設、...
【2024年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止の手続きや期限、対象者をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許は更新が必要なのか、費用や手続き方法などを知りたい方もいるでしょう。今回は、2022年7月1日より廃止された教員免許更新制について詳しく、そしてわかりやすく紹介します。幼稚園教諭免許を更...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2024年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。別名「学童支援員」とも呼ばれ、「給与が低い」というイメージがあるようですが、国からの処遇改善制度などにより、これ...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
保育士さんの冬の寒さ対策に活用できる服装アイデア
Esmeralda Edenberg/shutterstock.com
冬の季節に着用しやすい保育士さんにおすすめの服装アイデアを紹介します。
軽量ダウン
アウターはできるだけ軽い素材のものを選びましょう。最近は、軽くて保温効果が高い素材を使用したものも多く販売されているようです。
子どもと遊んだり、お世話をしたりと保育士さんの多忙な業務内容を考えると、軽くて動きやすい素材は重宝するかもしれませんね。
もこもこ靴下
気温が下がると、保育室などの床が冷えて、足元からの冷えに悩む保育士さんもいるでしょう。
もこもこした柔らかく保温性の高い素材の靴下は、保育士さんの足の冷えを防ぐアイテムとして活用できるかもしれませんね。
また、もこもこ素材の下に別の靴下を履いて2重にすることで、さらなる寒さ対策につながるでしょう。
レッグウォーマー
足首を温めることも、冷えから身体を守るポイントの一つではないでしょうか。
足先より血管が太い足首を温めることで、体温の低下を防ぐことにもつながるようです。
レッグウォーマーを着用して、足首や足の甲など広い範囲を防寒することで、冬の辛い寒さを防ぐことができるとよいですね。
冬用のエプロン
保育士さんに必要なエプロンにも、冬用の長袖のエプロンがあるようです。日頃から冷えを防ぐアイテムを身に着けて、寒さ対策をしてみるとよいかもしれませんね。
すぐに羽織れるカーディガン
子どもの登園のお迎えやお見送りの際など、短い時間でも外気にふれる機会があるでしょう。
アウターを着るほどではないけれど、そのままでは少し寒いという場合は、すぐに羽織れるものがあると活用できそうです。
手早く身に着けられるものを選び、できる限り身体を冷やさないように工夫するとよいですね。
保育士さんの冬の服装ポイントをおさえて、寒さを乗り切ろう
今回は、保育士さんの冬の服装のポイントやおすすめの仕事着のアイデアを紹介しました。
保育園では子どもといっしょに身体を動かす時間や事務作業をする時間など、状況に応じて体感温度も異なるでしょう。
身体に負担をかけないよう、外遊び用のアウターや室内の冷えから守る冬用の靴下など、寒い季節の仕事着として使えるアイテムを見つけられるとよいですね。
寒さを乗り切る仕事着の選び方をおさえて、子どもといっしょに冬の季節を楽しみましょう。