3歳児の子どもたちが保育園で作れる手作りおもちゃについて知りたい保育士さんもいるのではないでしょうか。トコトコ人形やロケットなど室内で簡単に作って遊べるおもちゃはさまざまあります。それぞれの作り方を知って保育に役立てられるとよいですね。今回は、3歳児の手作りおもちゃのアイデアや製作のねらいなどを紹介します。
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3歳児の子どもたちと手作りおもちゃを作ろう！
手作りおもちゃとは、保育士さんや子どもたちが身近な素材で手作りしたおもちゃを指します。
乳児クラスには保育士さんが手作りした温かみあるおもちゃが多かったり、幼児クラスでも手作りおもちゃを作って遊んだりと、保育園では活躍するシーンがたくさんあるようです。
手作りおもちゃのよいところは、子どもたちといっしょに工作を楽しめるところでしょう。子どもの豊かな発想から、オリジナリティあふれる世界に一つのものができるかもしれません。
作ったあとも遊べるため、保育園では手作りおもちゃの製作を室内遊びに取り入れる機会が多いでしょう。
3歳児の子どもたちが手作りおもちゃを作るのには、以下のようなねらいが挙げられます。
- 友だちや保育士といっしょに手作りおもちゃを作り、自由に表現をして楽しむ
- 作った後に友だちと見せあいながらいっしょに遊び、友だちの表現を受け止める
このように友だちといっしょにおもちゃを作り、作ったものを「かっこいいね」「この色かわいいね」などお互いに伝えながら室内遊びが楽しめるとよいですね。
3歳児の手作りおもちゃのアイデア
今回は、3歳児の子どもたちが手作りして遊べるおもちゃのアイデアを紹介します。
紙コップ・紙皿編
紙コップや紙皿を使った手作りおもちゃのアイデアを見ていきましょう。
紙コップロケット
2つの紙コップを使った紙コップロケットを作りましょう。
＜用意するもの＞
- 紙コップ 2個
- 輪ゴム 2本
- 画用紙
- ハサミ
- のり
- ペンなど
＜製作をするときのポイント＞
紙コップを切る線を事前に書いておくと、子どもたちのカットする箇所がわかりやすくなるでしょう。
輪ゴム同士を結ぶ工程は、製作の前に子どもたちと遊びの一環で作ってみてもよいかもしれません。
今回はロケットで作りましたが、子どもに意見を聞き別のアイデアで作るのもよいでしょう。 （詳しい説明はこちら）
紙皿コマ（再生時間 0:30～）
＜用意するもの＞
- 紙皿 1枚
- クレヨンやペン
- テープ
- ストロー 1本
- ハサミ
＜製作をするときのポイント＞
まず完成したものを子どもたちに見せながら「このコマを作るんだよ」と伝えましょう。
事前にハサミでカットする線を書いておくと子どもたちも迷わず製作が進められそうです。
テープでとめるときは「先生の所へ持ってきてね」と声をかけておき、紙皿がずれないように押さえてとめるようにするとよいですね。 （詳しい説明はこちら）
牛乳パック編
次に牛乳パックを使う手作りおもちゃを見ていきましょう。
ぴょんぴょんカエル
牛乳パックを使ってぴょんぴょんカエルを作りましょう。
＜用意するもの＞
- 牛乳パック 1個
- 輪ゴム 1本
- ハサミ
- ペン
＜製作をするときのポイント＞
保育士さんは前もって牛乳パックを4分の1に切て、輪ゴムをかけるための切り込みを入れる位置に目印を付けておきましょう。
小さな切り込みは位置がずれてしまうこともあるため、保育士さんが位置を教えながら進めましょう。
ゴムのかけ方はグループ別に教えたり、絵を書き終わった子から説明をしたりと伝え方を工夫するとよいかもしれません。（詳しい説明はこちら）
カスタネット
牛乳パックで簡単にできるカスタネットを作りましょう。
＜用意するもの＞
- 牛乳パック 1面
- ペットボトルキャップ 2個
- ハサミ
- テープ
＜製作をするときのポイント＞
牛乳パックは1人分ごとあらかじめ切っておき、子どもたちがカットする線を書いておくとよいでしょう。
キャップの位置は保育士さん確認しながら貼ると、カスタネットのように音が鳴りそうです。（詳しい説明はこちら）
段ボール・ビニール袋編
廃材やビニール袋を活用した手作りおもちゃを紹介します。
魚釣り
魚釣りのおもちゃを作ってみましょう。
＜用意するもの＞
- 乳酸菌飲料などの空き容器
- PEテープ
- モール
- ビニールテープ
- タコ糸などの紐
- 割りばし
- シールなど
＜製作をするときのポイント＞
魚の色は子どもが好きなビニールテールが選べるように、さまざまな色を用意しておきましょう。
作る前に「何色のお魚を作りたいかな」と聞いてみると、子どもたちが自分なりのイメージを持ちやすいかもしれません。魚を作ったらすぐに遊びだせるように釣り竿は保育士さんが作っておくのもよいでしょう。
水を張らなくてもビニールプールで遊ぶことができるので、室内遊びにぴったりのおもちゃかもしれません。（詳しい説明はこちら）
ゆらゆらおばけ
＜用意するもの＞
- ビニール袋
- タコ糸
- 割りばし
- ペン
- テープ
- ハサミ
＜製作のポイント＞
割りばしに糸を巻き付けるところには、ペンで印を書いておくとよいかもしれません。もし、縛るのが難しい子どもがいたら個別に援助するとよいでしょう。
割り箸は振り回すと危険なため、絶対に友だちのところには向けないことを子どもたちと約束しておきましょう。（詳しい説明はこちら）
段ボールジグソーパズル
＜用意するもの＞
- 同じ大きさの段ボール 2枚
- 絵を描いた画用紙
- カッター
- のり
- 接着剤
＜製作をするときのポイント＞
段ボールを切る工程は保育士さんが行い、子どもたちには絵をかくことと、絵を段ボールに貼りつけるところなどをやってもらうと安全です。
絵をかくときには、見本を見せながら好きな絵をかいてよいことを伝えましょう。
何をかこうか決まらない子には「好きな動物いるかな」と声をかけたり、保育室にある絵本をいっしょに見て参考にしたりするとよいかもしれません。 （詳しい説明はこちら）
ぶんぶんゴマ
段ボールででぶんぶん音が鳴るコマを作りましょう。
用意するもの
- 段ボール 1枚
- 色画用紙（赤・青・黄色）3枚
- タコ糸 90㎝
- ペン
- 定規
- のり
- ハサミ
製作をするときのポイント
段ボールは厚みがあり、子どもたちがハサミで切りにくいため、保育士さんがあらかじめカットしておきます。
色を塗り分けるために、目安の線も書いておくとよいでしょう。のりを塗る工程では、手をふくタオルを用意して、「お母さん指で付けてね」と声をかけるとよさそうです。 （詳しい説明はこちら
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3歳児の子どもたちと手作りおもちゃを作るときの注意点
3歳児といっしょに手作りおもちゃを作るときの注意点をまとめました。
厚紙など切りにくいものは事前に準備をしておく
ハサミの使い方が少しずつ上手になってきていますが、厚紙や段ボールなど切りにくい素材は保育士さんが事前に切っておきましょう。
そうすると、カット以外の工程に時間を確保することができ、製作がスムーズに進めやすくなりそうです。
ハサミなど道具を使うときの約束事を確認する
ハサミを使う前には、ハサミの刃は友だちに向けないことを約束し、切るときの持ち方を確認しておきましょう。
のりやテープを使う際には、道具使い方もそれぞれ忘れずに説明するとよいですね。
約束をするときは、言葉で伝えることはもちろん、イラストなどを用意し、視覚的に理解できるようにするとよさそうです。
保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師 etc.無料転職サポートに登録3歳児の子どもたちといっしょに手作りおもちゃを作って遊ぼう
今回は、3歳児の子どもたちが製作を楽しめる手作りおもちゃについて紹介しました。
手作りおもちゃを作るねらいには、自由に表現をして楽しむことや、作ったおもちゃでいっしょに遊びながら友だちの表現を受け止めることが挙げられます。
牛乳パックや紙コップ、段ボールなどの廃材を使い、コマやロケット、パズルなどのさまざまなおもちゃが作ってみましょう。
今回の記事を参考にしながら、子どもたちの興味に合った手作りおもちゃを作って遊んでみてくださいね。
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