保育園で行うひな祭り会にゲームを取り入れて、子どもたちと楽しみながら行事に親しみましょう。いつも保育活動で行っているアイデアをひな祭り仕様にアレンジすれば、クイズやフルーツバスケットなどのゲームを楽しむことができます。今回は、保育園のひな祭り会で盛り上がるゲームのアイデアを紹介します。
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目次
保育園のひな祭り会でゲームを楽しもう
3月3日はひな祭り。
保育園では、季節の行事に親しむための一環として、ひな祭り会を開くこともあるでしょう。
園内にひな人形を飾ったり、おひなさまの歌を歌ったりして過ごすことが多いかもしれません。
一般的に女の子のためのイベントというイメージが強いですが、男の子もいっしょに楽しめるように、ひな祭りならではの遊びをしてみましょう。
おひなさまを題材にしたクイズや、フルーツバスケットをアレンジしたゲームなど、さまざまなネタがあります。
今回は、保育園のひな祭り会にぴったりなゲームを、少人数向けと大人数向けのアイデアに分けて紹介します。子どもたちと楽しみながら、行事を盛り上げましょう。
保育園のひな祭り会で楽しめるゲーム:少人数向けのアイデア
保育園のひな祭り会で、少人数で楽しめるゲームのアイデアをまとめました。
ひなあられトス
ひなあられに見立てたボールを投げるゲームを紹介します。
遊び方
1.紙コップの側面におひなさまの装飾をして、ひな人形を作ります。
2.ピンクや黄色などのフラワーペーパーを丸めたものをセロハンテープで留めて、ひなあられに見立てます。
3.紙コップをランダムに並べ、ひなあられを紙コップめがけて投げ入れます。
4.制限時間内に、最も多くひなあられを入れることができた子どもが勝ちです。
ポイント
紙コップは大きさが小さいので、乳児クラスの子どもにとっては入れるのが難しいかもしれません。
そのため、年齢に合わせて容器の大きさを変えるなど工夫してみましょう。
紙コップに点数をつけて、ひなあられを3回投げたときの合計点を競う、得点制のゲームにアレンジしてみても盛り上がりそうですね。
ひな祭り福笑い
お正月の定番遊びである福笑いをひな祭りバージョンにアレンジしてみましょう。
遊び方
1.大きな画用紙に、おひなさまの輪郭や髪の毛、着物などをかきます。
2.画用紙をカットして、おひなさまの鼻や眉毛、目など顔のパーツを作ります。
3.カットしたパーツをバラバラにして、子どもの手元に置きます。
4.挑戦する子どもは目隠しをして、(1)の画用紙の上にパーツを並べていきます。
5.すべてのパーツを並べ終えたら、目隠しを外して顔の完成度を競います。
ポイント
福笑いは、パーツを並べている最中や、できあがった顔の面白さを楽しむのが基本の遊び方です。
しかし、このゲームでは最終的な完成度を子ども同士で競ってみましょう。
チーム戦にして、周りで見ている子どもがアドバイスをしてもよいというルールを設けてみれば、白熱した戦いになりそうですね。
このゲームは、以下の動画を参考にひな祭りバージョンにアレンジしています。気になる方はチェックしてみてくださいね。
菱餅積み競争
菱餅を何段積み上げることができるか競うゲームを紹介します。
遊び方
1.ティッシュの空き箱の側面に色画用紙を貼りつけ、菱餅をたくさん作ります。(緑・白・ピンク色のもの)
2.子どもたちは、床に(1)を積み重ねていきます。
3.制限時間内により多くの菱餅を積むことができた子どもが勝ちとなります。(積んだ個数がそのまま点数となる)
ポイント
途中で崩れてしまった場合について、一番最初からやり直す、あるいは崩れた部分だけやり直すなどルールを決めておくとよいでしょう。
下から緑・白・ピンク色と順番通りに積み重ねることができていたら3点加点する、といったルールを付け加えてみても面白くなりそうですね。
ひな祭り輪投げ
子どもたちに人気の輪投げゲームをアレンジして、ひな祭り会で遊んでみましょう。
遊び方
1.トイレットペーパーの芯におひなさまの装飾をして、的をたくさん作ります。
2.キャンディレイを(1)の的に向けて投げます。
3.より多くの輪を引っ掛けることができた子どもが勝ちとなります。
ポイント
このゲームでは、的にかけることができた分のキャンディレイを、そのまま景品としてもらえるというルールにアレンジしてみても楽しいかもしれません。
得点制やチーム戦など、さまざまな遊び方を楽しんだあとに取り入れてみてもよいですね。
ただし、負けた子どもが不満を感じてしまわないように、参加賞のような形で全員にキャンディを渡すように配慮しましょう。
輪として使用するキャンディレイは以下の動画で紹介しています。くわしい作り方を知りたい方は確認してみてくださいね。
ひな祭り貝合わせ
ひな祭りの定番の食べ物の一つであるハマグリ。
そんなハマグリをモチーフにした貝合わせのゲームを紹介します。
遊び方
1.画用紙を貝の形にカットして装飾し、ハマグリを作ります。
2.2枚1組のペアを作り、裏側に同じ絵をかきます。(枚数をたくさん作ります)
3.ハマグリを裏返した状態で、ランダムにテーブルの上に並べます。
4.めくる順番を決め、1人ずつ2枚のハマグリを表に返します。
5.ハマグリの絵が合えば自分の持ち手となり、合っていなければ元に戻します。
6.最終的に持ち手の数が最も多い子どもが勝ちです。
ポイント
神経衰弱のようなルールで遊ぶゲームです。
動物やキャラクターなど見た目に特徴があるものをモチーフにすると、子どもたちが同じ絵であることがわかり
やすくなるでしょう。
4歳児や5歳児クラスなど、ひらがなを読めるようになっている子どもの場合は、「あいうえお」をかいたものを用意してみてもよいですね。
ひな祭り宝探し
ひな祭りならではのモチーフを使って宝探しゲームをしてみましょう。
遊び方
1.折り紙で作ったひな人形やひなあられなどを宝物に決めます。
2.子どもたちには目をつぶってもらい、先生が保育室の中に宝物を隠します。
3.先生の合図で子どもたちに宝物を探してもらいます。
4.制限時間内により多くの宝物を見つけられた子どもの勝ちです。
ポイント
アレンジした遊び方として、大きな画用紙にお内裏様の絵をかき、「おだいりさま、何か大切な宝物をなくしちゃったみたいだから、みんなで探してあげよう」などとストーリーを作ってみましょう。
そして、屏風や扇子、ぼんぼりなどひな人形飾りに欠かせないアイテムを、宝物として保育室内に隠して子どもたちに探してもらうのも面白そうですね。
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保育園のひな祭り会で楽しめるゲーム:大人数向けのアイデア
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保育園のひな祭り会で、大人数で楽しめるゲームのアイデアをまとめました。
ひな祭りバスケット
フルーツバスケットをひな祭りバージョンにアレンジして遊んでみましょう。
遊び方
1.おひなさまやひなあられ、菱餅などひな祭りにちなんだグループを作ります。
2.子どもたちをそれぞれのグループに分け、オニを1人決めます。
3.子どもの人数より1つ少ない数の椅子を用意し、内側に向けて円形に並べます。
4.オニは、「ひなあられ」などグループの名前を呼びます。
5.自分のグループが呼ばれた子どもは席を立ち、別の椅子に移動します。
6.(5)のタイミングでオニも椅子に移動します。
7.オニが「ひな祭り」と言ったときは、全員が一斉に移動します。
ポイント
ひな祭りバスケットは、ルールを理解できるようになる3歳児くらいの子どもから楽しめそうです。
いつものフルーツバスケットと名前が違うので、「ひな祭り」と言われても移動できない子どももいるかもしれません。そういったときは、先生が「みんなで動くよ」などと声をかけてサポートしましょう。
決まった終わり方がないゲームなので、時間を設けたり、全部で何回遊んだらなどと回数を決めたりしてもよいですね。
ひな祭り〇✕クイズ
ひな祭りにちなんだ〇✕クイズを楽しみましょう。
遊び方
1.先生はあらかじめ〇✕クイズのお題を用意しておきます。
2.子どもたちが移動できるように、〇と✕の範囲を作ります。
3.子どもたちはクイズを聞き、正解だと思った方の場所に移動します。
4.何回かクイズを行って、最後まで残っていた子どもの勝ちです。
お題の例
①「菱餅に使われている色は、白・ピンク・緑である。」
答え:〇
②「ひな祭りの日には、豆を食べる。」
答え:✕
ポイント
ひな祭り会のなかでお話したことや、出し物を通して伝えた風習や由来などにまつわるクイズを出題してみましょう。
乳児クラスの子どもの場合は、「今日はひな祭りの日である」など簡単なクイズにすると答えやすいかもしれません。取り組む年齢に合わせてお題の難易度を変えてみてくださいね。
菱餅運びリレー
菱餅を子ども同士で運び、ひな祭り会でリレーゲームをしてみましょう。
遊び方
1.先生は、空き箱やダンボールなどで菱餅を作ります。(緑・白・ピンク色の3つ)
2.子どもをいくつかのチームに分けます。(できるだけ偶数になるように)
3.折り返し地点にカラーコーンを置き、スタート地点とゴール地点を作ります。
4.菱餅を、下から緑・白・ピンクの順に台に乗せ、合図に合わせてスタートし、2人1組で運びます。
5.スタート地点まで戻ってきたら、次のペアに菱餅を渡します。
6.最後のペアが最も早くゴールしたチームが勝ちとなります。
ポイント
菱餅を順番通りに積めていなかったり、途中で落としたりしてしまったら、その場でやり直しとなります。
このゲームは、同じ年齢の子ども同士だけでなく、年長児と年中児など異年齢のチームでも楽しめるでしょう。
異年齢の子とチームを組めば、年上の子が手を引いていっしょに取り組む姿なども見られるかもしれませんね。
ぱっくんひなあられゲーム
おひなさまの口の中にひなあられを運ぶゲームをしてみましょう。
遊び方
1.先生は、ダンボールでおひなさまの顔を作り、口の部分を大き目にカットします。
2.箱型に組み立てたダンボールにおひなさまの身体の装飾をして、(1)のおひなさまの顔と組み立てます。(口から物を入れたときに、箱の中に落ちるようにします)
3.新聞紙を丸めて色付きのフラワーペーパーで包み、ひなあられに見立てたボールを作ります。
4.ひなあられをダンボールなどに入れ、コースの真ん中に置きます。
5.子どもをいくつかのチームに分けます。
6.スタートの合図で1人目が(4)のひなあられを一つ持って、(2)のひな人形の口の中に入れます。
7.1人目の子どもが戻ったら、2人目がスタートし、同じようにひなあられを一つ持って、口の中に入れます。
8.これを繰り返し、最も早くすべてのひなあられを運んだチームが勝ちとなります。
ポイント
このゲームは、ルールが比較的シンプルなため、乳児クラスの子どもでも楽しめるでしょう。
ひなあられがなくなるまで何度も参加できるのがこのゲームのポイントです。
出番があってもすぐにまた自分の番となるので、子どもたちも飽きずに取り組むことができるかもしれませんね。
ひな祭り椅子取りゲーム
定番の椅子取りゲームをアレンジしてひな祭り会で楽しみましょう。
遊び方
1.通常の椅子取りゲーム同様、子どもの人数よりも少ない数の椅子を外側に向けて円形に並べます。
2.ひな祭りの歌を流し、曲に合わせて椅子の周りを歩きます。
3.音楽が止まったら、すぐに近くにある椅子に座ります。
4.徐々に椅子を減らしながらゲームを繰り返し、最後まで残っていた子どもが勝ちとなります。
ポイント
音楽が流れると楽しくなって走ってしまう子どももいるかもしれません。
そのため、ゲームをする前に「曲が流れている間は歩く」という約束事を作り、きちんと伝えておきましょう。
座れなかった子どもたちには応援に回ってもらうなどして、ゲームに飽きないように工夫することが大切になりそうです。
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今回は、保育園で行うひな祭り会で、子どもたちが楽しめるゲームのアイデアを紹介しました。
1人でも遊べる少人数向けのゲームとして、輪投げや福笑いなどがあります。
一方、大人数向けの遊びには、ひな祭りバスケットや〇✕クイズなどが挙げられるでしょう。
ルールのある遊びは幼児クラスがメインとなりますが、異年齢で行えば乳児クラスの子どもでも楽しめるかもしれません。
保育園で開くひな祭り会にゲームを取り入れて、男の子も女の子もいっしょに楽しめる行事にできるとよいですね。
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