結婚や妊娠は人生においての一大イベント。「子どもが好き」で保育士になった方なら、なおさら嬉しいことですよね。ただ、特に妊娠においては、体調が悪くなるなど、気をつけていても職場に迷惑をかけてしまうことも考えられます。多忙な職場では、妊娠や育休について、トラブルにつながる場合もあるようです。そこで今回は、保育士さんの結婚・妊娠に関して、周囲や自分自身に対して気をつけたいことをまとめてみました。

結婚に際して気をつけたいこと
保育士さんが結婚するとき、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。報告するタイミングや退職・職場を変えることになる場合、転居を伴う場合などについて考えてみました。
結婚報告のタイミングと苗字の変更
結婚に際して苗字が変わる方も多いでしょう。役所に提出する書類など、苗字と共に変更しなければならない書類があることを考慮し、結婚が決まったら早めに報告をした方がよいかもしれません。特に忘れてはいけないのが保育士証の書換え手続き。今の職場で働き続ける方も、念のため必ず申請をしておきましょう。
保育士証の書換えは、保育士登録事務処理センターから書類を申し込みます。通常2カ月程度かかりますので、余裕をもって申請できるといいですね。
日本保育協会 登録事務処理センター
http://www.hoikushi.jp/renew.html
寿退社を選ぶ場合
もし結婚を機に退職しようと考えている場合、園では補充で求人の募集をかけなければならないでしょう。求人情報を出すところから、面接などを経て採用する人が決定するまでには時間を要することも多いので、早めに報告を済ませた方が、園側に迷惑をかけずに済みそうです。
異動したい場合
結婚をして引越す際に、勤めている法人が複数の園を持っていれば、同系列の園に異動できるかもしれません。それができれば転職の労力やリスクを負うことなく、結婚後も働き続けることができます。また、キャリアを継続することができるので、勤続年数や昇給、有休に関しても、積み上げてきたものをそのまま活かすことができるのもメリットです。
異動先の園に空きがあるのかの確認や手続きなどがあるので、自分の園にも、異動先の園にも快く送別・歓迎してもらえるように、早めに報告した方が良さそうですね。
借り上げ宿舎に住んでいる場合
現在借り上げ宿舎に住んでいる保育士さんは、引越しをしなければならないかもしれません。借り上げ宿舎の制度は、法人や自治体によって、単身者や独身者・世帯主のみ利用可能なルールがあります。
結婚して制度の対象者ではなくなった場合、宿舎を出る手続きが必要になることも。ただし、法人や自治体によっては、結婚後も住み続けられるところもあります。家賃が補助されるのは、結婚後も家計の助けとして大きいですので、ぜひ確認してみてくださいね。
妊娠に際して気をつけたいこと
妊娠した保育士さん、妊娠を考えている保育士さん向けに気をつけたいことをまとめてみました。
園に迷惑がかからない妊娠のタイミング
園にとっては人の入れ替わりがある年度末から産休に入るようなタイミングが望ましいといえます。年度の切り替え時期であれば、園側も募集期間や、人材の面でもに余裕をもって募集をかけられるというのが大きな理由です。とはいえ、妊娠のタイミングを自身で完全にコントロールすることはできません。妊娠がわかり次第、園長などに報告するようにしましょう。
妊娠報告のタイミング
妊娠した場合は、わかり次第早めに園長に報告した方がよいでしょう。個人差はありますが、妊娠初期などは体調が安定せず、仕事をお休みすることもあるかもしれません。そうなった場合、代わりに穴埋めをしてくれる職員に負担をかけてしまいますし、子どもたちにも心配をかけてしまいます。欠勤の理由が妊娠だと分かれば、園長や職員にも説明がしやすいことでしょう。場合によっては、担任の先生を変えたり、欠員募集をかけることになるかもしれないので、早めの報告がよさそうです。
妊娠初期の仕事は特に気をつける
特に妊娠初期の仕事は無理をしないように気をつけましょう。子どもから見るとまだ妊娠してるのがわかりにくい状態なので、遊んでいるときに身体に負担がかかってしまうことも考えられます。おんぶや抱っこもしたいところですが、おなかを圧迫してしまったり、負担がかかってしまうので、激しい動きは控えるなど母体の安全を一番に考えて控えましょう。また、妊娠初期はつわりに悩まされたり、流産の危険もあるので、無理は禁物です。
保育園での妊婦のお仕事は感染症にも注意
保育士さんの妊娠がわかった際に気を付けたいことの一つに感染症があります。免疫力が低い子どもがいる保育園ではおたふくかぜや水ぼうそうなどの感染症が流行しやすいもの。妊娠中はこうした感染症にかかると症状が重症化しやすかったり、流産のリスクが高まったり、胎児が病気になる場合もあります。妊娠を考えている保育士さん、妊娠中の保育士さんは、自身の罹患歴やワクチンの接種を確認するとともに、感染症予防に努めましょう。
周囲への配慮
妊娠中は体調不良で急に休んでしまったり、重いものを運べなかったりと、他の職員への業務負担が重くなることが十分に考えられます。子どもにかかわる保育というお仕事ですから、周囲が妊婦さんに配慮することは、もちろん当然のこと。しかし、それがいきすぎて「気を遣ってもらって当たり前」「妊婦なんだから休んで当然」という態度では、さすがに周囲も不満を募らせてしまいます。他の職員への配慮は常に忘れないようにしたいですね。
産休・育休をとる?退職する?
妊娠がわかった際に考えるのが、産休をとって園に残るのか、退職して子育てに専念するのかということです。今後の働き方を考える上で重要なこれら2つの選択肢について考えてみましょう。
職場復帰を目指して産休・育休をとる
産休も育休も法律で定められた休暇制度です。出産後も同じ園で働き続けたい場合には、産休を取るという選択肢を考えるのではないでしょうか。求人の中には、産休育休制度ありの求人や産後復帰率100%と宣伝している求人もあり、こうした園では産休・育休取得経験者も多く、お互い様ということで産休を取りやすい雰囲気があるでしょう。特に、育休の期間に関しては事業所ごとに異なるため、自身の園の制度概要はチェックが必要です。
退職して子育てに専念する
退職して子育てに専念するのも一つの選択肢です。産休・育休を長くとって同僚の保育士に申し訳ないと感じてしまう場合、または職場に育休制度がなく早期復帰が難しいと感じる場合などに退職を考える方もいるでしょう。子どもと長く関わる保育士にとって、子育て経験は自身の保育スキルの向上とらえることもできます。退職して子育てに専念して、再び保育士として復職することも可能です。近年では、保育士確保のための復職支援も充実しており、退職しても再び保育の現場に戻ってきやすい環境といえます。
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女性の多い職場だからこそ、配慮は忘れずに
結婚・妊娠はおめでたいものですが、報告が遅れてしまったり、配慮が足りていなかったりすると、トラブルに発展しかねません。また、トラブルを避けようと妊婦さん自身が無理をしてしまうと、母体や赤ちゃんに影響が出る危険もあります。体調が悪かったり、マタニティブルーになったりすることもあるかもしれませんが、自分の体と赤ちゃんの安全・健康を第一に考えながら、周囲への配慮も忘れずに産休までの期間を過ごしていきましょう。
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