HOIKUSHI BANK

病児保育とはどのような仕事?主な仕事内容や給与事情、働くメリットも解説

病児保育とは、保護者の代わりに病気の子どもを預かる保育サービスのことを言います。一般的に、風邪による発熱などで保育施設や学校に通えない子どもを持つ保護者が利用します。今回は、そんな病児保育の概要を詳しく解説します。さらに混同されがちな病児後保育との違いも解説しますので、病児保育について知りたいという方は参考にしてくださいね。また、給与事情や働くメリットも確認しておきましょう。


具合の悪い子ども

polkadot/stock.adobe.com

 

病児保育とは

病児保育とは、仕事の都合などで病気の子どもの看病を行なえない保護者に代わって一時的に子どもを預かり、医師が常駐する施設にて看護する保育サービスです。

 

病院や病児対応が可能な保育所などで病気の子どもを一時的に預かることで、安心して子育てできる環境を整えることを目的としています。

 

病児保育を利用できる子どもの年齢

 

病児保育を利用できる年齢は、大体0歳から小学6年生までの子どもを対象としているところが多いです。

 

ただ、就学前の子どもや小学3年生までの子どもと定めているところもあるようなので、利用できる年齢は自治体や施設によって異なることを理解しておいたほうがよいでしょう。

 

病児保育と病児後保育との違い

 

病児保育が病気の子どもを預かってくれる保育サービスであるのに対し、病後児保育は病気から治りかけている回復途中にある子どもを預かってくれる保育サービスです。

 

このことから、病児保育と病児後保育は預かる子どもの病気の状態に違いがあるということがわかります。

病児保育は大きく分けて3つの事業に分類される

病児保育といっても、事業によって細かいサービスの内容は異なります。ここでは、それぞれの事業がどのようなものなのかを確認しておきましょう。

 

病児対応型・病後児対応型

 

病児対応型保育は、症状が急変することはないものの、まだ回復期に至っていないために集団保育が困難である子どもを専用のスペースで一時的に預かる保育です。

 

一方、病後児対応型は病気の回復期ではあるものの、集団保育が困難である子どもを専用スペースで一時的に預かる保育が該当します。

 

体調不良児対応型

 

体調不良児対応型保育は、保育所などで保育中の子どもが体調不良になった場合に一時的に預かるものです。たとえば、保育園の医務室など子どもの安全が確保されているスペースで保育を行ないます。

 

また、保育所に通う子どもに対する保健的な対応および地域の子育て家庭への相談支援も実施するのが特徴です。

 

非施設型(訪問型)

 

保育士さんや看護婦さんが病児保育サービスを利用する家庭に訪問し、マンツーマンで保育を行なうサービスです。

 

対応するのが保育士さんの場合、医療行為をすることはないため、基本的には子どもの様子を見ることがメインの業務となります。

簡単1分登録!転職相談
転職に関するご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!

病児保育の配置基準・実施場所

寝ている子どもを見守る保育士

Paylessimages/stock.adobe.com

 

病児保育事業を行なう場合、以下の人員配置と場所の基準が設けられています。

 

人員配置

 

病児対応型・病後児対応型の場合の国が定めた配置基準は以下のとおりです。

 

  • 看護師等:1名以上(利用児童おおむね10人につき)
  • 保育士:1名以上(利用児童おおむね3人につき)

 

体調不良児対応型の場合は「看護師等2名以上」とし、預かる子どもの数は看護師1名に対して2人程度としています。

 

実施場所

 

病児対応型・病後児対応型の場合は病院・診療所、保育所等に併設された専用スペースや専用施設であり、なおかつ以下のような基準を満たさなければなりません。

 

  • 保育室および児童の静養または隔離の機能を持つ観察室、安静室を有すること
  • 調理室を有すること(ただし本体施設と兼用可能)
  • 事故防止および衛生面に配慮されている児童の養育に適した場所であること

 

また、体調不良児対応型の実施場所は保育所の医務室、余裕スペースなどで衛生面に配慮され、対象児童の安静が確保されている場所と定められています。

病児保育士の仕事内容

保育士と遊ぶ子ども

milatas/stock.adobe.com

 

病児保育士は、子どもが病気にかかっている間も楽しく過ごすことができ、なおかつ病気を悪化させないように丁寧にケアすることが主な役割となるでしょう。

 

仕事内容としては、静かな遊びを中心とした保育をしつつ、検温や経過観察を行ないます。また、病院への通院の付き添い、保育施設へのお迎えの対応をすることもあるようです。

 

いずれにしても子どもの様子をしっかりと観察し、細やかに気を配って保育が必要となります。保護者の方と緊密なコミュニケーションや引き継ぎをして、子どもの快復に向けてサポートすることが求められるでしょう。

病児保育士として活躍できる職場はどんなところ?

子どもを抱っこする保育士

yamasan/stock.adobe.com

 

病児保育士として活躍できる職場には、以下のような施設があります。

 

  • 病児保育専門施設
  • 医療施設併設施設
  • 保育所併設施設
  • 後児対応施設
  • 家庭内(訪問型)

 

訪問型の家庭内以外は、いずれも病気の子どもを預かるための施設です。なお、施設によって対応可能としている病状の基準に違いがあることも覚えておくようにしましょう。

病児保育士の給料はいくら?

給料

SB/stock.adobe.com

 

病児保育士の給与は地域や保育施設の規模によって異なりますが、基本的には保育士の平均給料とそれほど差はありませんでした。

 

保育士バンク!の病児保育士を募集する求人を確認してみると、正社員として働く場合の給与は約20~30万円前後アルバイトやパートとして働く場合の時給は1100~1500円程度が相場となっているところが多いようです。

 

なお、施設によっては経験や資格に応じて手当がつくところもあるようなので、病児保育の求人を探す場合は複数の求人をしっかりと見比べることが大切です。

 

病児保育の求人を紹介してもらう

 

病児保育士として働くには保育士や看護師の資格が必要

資格のイメージ

kapinon/stock.adobe.com

 

病児保育を行なう施設で病児保育士として働くには、保育士もしくは看護師の資格を持っている必要があります

 

ただ、非施設型(訪問型)の病児保育の場合、資格がなくとも研修を受けることで勤務できるケースがあるそうです。

 

また、病児保育士向けの民間の資格もいくつか用意されています。これらの資格を取得することで病児保育に関する知識やスキルを持っていることを証明できるので、取得しておいてもいいかもしれません。

病児保育士として働くメリット

病児保育士のイメージ

kapinon/stock.adobe.com

 

ここでは、病児保育士として働くメリットを紹介します。

 

保護者の手助けができる

 

病児保育士は病気にかかった子どもを預けられない保護者の方をサポートすることができるため、感謝される場面が多いでしょう。

 

さらに、子どもが元気になる姿を見届けられることで病児保育ならではのやりがいを感じることができそうです。

 

近い距離で子どもと関わることができる

 

施設型の病児保育は一度に預かる子どもの人数が少ないため、一人ひとりの子どもとゆっくり関わることができそうです。

 

また、訪問型の病児保育もマンツーマンで対応することになるため、子どものペースに合わせて看護・保育ができます。

 

専門性が身につく

 

病児保育士は主に病気の子どもと寄り添うため、専門的なスキルが身につくでしょう。

 

基本的に毎日違う子どもや保護者の方と関わることになるため、親子ひろばや子育て支援に近い経験も積むことも可能だそうです。こうした経験を積むことで、転職時も即戦力として活躍できるでしょう。

 

病児保育への就職や転職に興味があるけど、求人を探すのが大変、どこで探せばいい?と疑問に感じている保育士さんは、以下のボタンを活用してみてください。病児保育の求人情報だけをまとめて見ることができますよ。

 

病児保育の求人一覧はこちら

保育士の資格を活かせる病児保育士として働いてみよう

病児保育は風邪などの病気にかかった子どもの預け先に困っている保護者の助けとなる保育サービスのひとつです。子どもとじっくり関わる場面も多いので、やりがいを感じられるでしょう。

 

病児保育士になるために、保育士や看護師の資格以外に必要な資格はありませんが、民間の資格を取得しておくと病児保育に関する知識とスキルを持っていることをアピールできます。

 

病児保育の仕事に興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽に保育士バンク!までお問い合わせください。

 

保育士バンク!では、病児保育に携われる仕事を多数用意しています。専門のキャリアアドバイザーがあなたのお悩みやご希望をうかがいながら、病児保育士として働ける職場を提案いたします。

 

また、病児保育以外にも保育士資格を活かして働ける仕事や施設はたくさんあるので、気になる方は以下の記事をご覧ください。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

「今の職場で長く続けるイメージはできない」と思っているのなら、どんなキャリアが描けそうかをプロに相談してみましょう。自分では気づけなかった強みや希望に気づけて、より働きやすい道が開けるかもしれません。

保育士さんに人気の勤務先

あなたへのおすすめ記事

本記事の内容は、記事作成日時点の資料等を基に可能な限り正確な情報を掲載するよう努めております。
しかしながら時間の経過等により情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性および完全性を保証するものではございません。

また、記事の内容はひとつの見解を示すものであり、皆様が思考を更に深める材料としてご活用いただくことを目的としております。
実際には多様な見解があり得、必ずしも唯一絶対の真理を示すものではありません。これらの点につき、本記事の内容を参考にしていただく際は念のためご留意ください。

カテゴリー

人気の記事

  1. 企業内保育所とはどんな施設?保育士として働くメリットや仕事内容、転職先の選び方

  2. 保育園の調理補助に向いてる人の特徴とは?仕事内容ややりがい・大変なこと

  3. 【2024年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開

  4. 【例文あり】保育士さんの自己紹介を解説!子ども・保護者・職員向けの担任挨拶やコツ

  5. 保育園の隙間時間にできる遊び!手品や手遊びなど10選

  6. 保育士から転職したい!転職先としておすすめの異業種22選。保育士以外の仕事やメリット・デメリットも

  7. 児童指導員と保育士との違いは?給料・仕事内容や任用資格について徹底解説

  8. 幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選

  9. 保育士資格やスキルを活かしてデスクワークがしたい!仕事の種類やメリット

  10. 【保育士】働き方の種類12選!自分に合った働き方と出会おう

  11. 【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!

  12. 保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先

  13. 子ども・赤ちゃんと関わる仕事31選!資格の有無や保育士以外の仕事を関わる子どもの年齢別に紹介

  14. 保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで

  15. 保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢

  16. 保育士資格を活かせる在宅ワークのお仕事特集!保育関係の自宅でできる仕事を徹底解説

新着記事

【クリスマス】0歳児・1歳児・2歳児向けの製作12選!簡単に作れるサンタやリース
【5歳児】保育に使えるクリスマス製作10選!毛糸を使ったリースやツリー、サンタ
保育園でマジックシアターをしてみよう!作り方と有効な活用法
【例文あり】クリスマス会の指導案の書き方!ねらいや導入、イベントの流れ
混合保育を取り入れるねらいや日常の遊びや活動で実践する方法を紹介
詳細はこちら就職・転職フェア 保育士バンク! 転職・就活の一歩を踏み出そう!詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちらキズナシッター|シッターデビューする保育士さん増えています

保育士転職フェア開催日程

保育士・看護師の資格病児保育の仕事見落としがちな転職先保育士の在宅ワーク

保育士バンク!で無料転職相談

保育専門のキャリアアドバイザーがあなたのご希望に寄り添い厳選求人をご紹介!