保育園でもクリスマスが近づくと、サンタやツリー、トナカイなどの製作を通して雰囲気を盛り上げるのではないでしょうか。今回は、サンタの相棒であるトナカイの製作を紹介します。立体的な製作や子どもが身につけられる帽子、0歳児や1歳児でも作れる手形を使ったアイデアや、導入に活かせるトナカイにまつわる話もまとめました。
milatas/shutterstock.com
目次
クリスマスに向けてトナカイの製作をしよう!
大きなツノや、赤い鼻が特徴のトナカイ。
クリスマスの夜にはサンタの乗るソリをひいて、プレゼント配りのお手伝いをする存在として知られていますよね。
トナカイ製作のアイデアに入る前に、まずはなぜクリスマスにトナカイが登場するようになったのかを見ていきましょう。
クリスマスに登場するトナカイの物語
サンタにトナカイのイメージが定着したのは、アメリカの詩「聖ニコラスの訪問の物語」がきっかけのようです。
けれども、この詩に、クリスマスの童謡で知られている赤鼻のトナカイは登場していません。
赤鼻のトナカイがサンタの仲間に加わったのには、このような話があります。
生まれつき赤くて大きな鼻をしたトナカイは、自分の鼻を恥ずかしく思い、なぜ他のトナカイとは違うのだろうと悩んでいました。
しかし、あるクリスマスイブの夜。
サンタは深い霧が出ていて、夜道を走れず困っていました。
そんなとき、サンタを一目見ようと集まっていた群衆の中で、暗闇を照らしていたのがこのトナカイの赤い鼻だったのです。
サンタは赤鼻のトナカイに、先頭に立ち目印となってソリをひいてくれるよう頼み、クリスマスの夜にプレゼントをいっしょに配るようになりました。
こうしてトナカイはぴかぴかと光る鼻で真っ暗な夜道を照らす案内役となり、サンタとともにクリスマスに登場するようになったそうです。
製作の導入としてトナカイの役割を子どもに伝えるときは、サンタとトナカイをモチーフにした絵本を読んだり、ペープサートを行ったりするとよいでしょう。
トナカイの製作を行うねらい
保育園でトナカイの製作を行うには、以下のようなねらいが挙げられそうです。
- クリスマスの歴史や伝説に親しみ、外国の文化について知ろうとする
- トナカイの名前や特徴を知り、製作を通して表現しようとする
クリスマスという外国の文化を知り、海外の国々への興味や、トナカイという動物を表現することの楽しさを味わえるようにするとよいですね。
これらのねらいをもとに活動内容を考え、クリスマスへの理解や興味をより深めていきましょう。
トナカイの製作アイデア:乳児(0歳児、1歳児、2歳児)向け
ここからは乳児と幼児に分けて、トナカイ製作のアイデアを紹介します。
まずは0歳児、1歳児、2歳児向けの作り方を見ていきましょう。
トナカイの手形スタンプ
手形スタンプでツノを表現してトナカイを作ってみましょう。
用意するもの
- 画用紙(白、ベージュ)
- 丸シール(赤)
- 水性ペン
- スタンプ台(茶)
作り方
1.手のひらにスタンプ台を押し当て、白い画用紙に両手の手形をとります。
2.ベージュの画用紙でトナカイの顔と身体を作ります。
3.丸シールと水性ペンでトナカイの顔をかきます。
4.(1)の手形をツノに見立てて(3)に貼りつけたらできあがりです。
ポイント
手形スタンプは0歳児や1歳児からでも楽しめそうな技法です。
丸シールを子どもに貼ってもらったり、指スタンプでトナカイの顔を表現してもらったりとアレンジすれば子ども一人ひとりの個性も表せそうですね。
トナカイの紙皿バッグ
トナカイをモチーフにした立体的なバッグを作ってみましょう。
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙(ベージュ、茶)
- リボン
- 穴あけパンチ
- 両面テープ
- 水性ペン
作り方
1.ベージュの画用紙を紙皿に合わせてカットして貼りつけ、半分に折ります。
2.(1)の折り目に沿ってカッターで切り込みを入れます。
このとき端は切り落とさないよう残しておきます。
3.両面テープで紙皿のふちを貼り合わせます。
4.(2)の両端に穴あけパンチで穴を開け、リボンを通して結びます。
5.茶色の画用紙で作ったツノを貼り、水性ペンで顔をかいたらできあがりです。
ポイント
カバンにトナカイの顔をつける工程は、1歳児や2歳児クラスで楽しめるでしょう。
子どもの発達に合わせて、顔のパーツを貼りつける、ペンで顔をえがくなどアレンジしてみてくださいね。
できあがったら身につけて遊ぶことができるため、子どもたちもよろこんでくれそうです。
参考動画:この夏の流行はスイカバン?紙皿でスイカのカバンを作ってみよう/保育士バンク!
足形でかくトナカイの壁画
子どもの足形をとって、トナカイに見立てた壁画作りに挑戦してみましょう。
用意するもの
- 画用紙
- 絵の具(茶)
- 丸シール(赤、黒)
- 水性ペン(茶)
作り方
1.子どもの足の裏に絵の具を塗り、画用紙に足形をとります。
2.足の指をトナカイの脚、かかとを頭に見立てて丸シールで顔をつけます。
3.水性ペンでツノをかいたらできあがりです。
ポイント
0歳児や1歳児で楽しめそうな足形スタンプとシール貼りを組み合わせた製作です。
足形をとるのを怖がっている子どもには、他の子どもがやっている様子を見てから行うようにすると安心してくれるかもしれませんよ。
トナカイの帽子
子どもが被ればトナカイになりきって遊べるトナカイ帽子の作り方を紹介します。
用意するもの
- 画用紙(茶、ベージュ、赤、黒)
- 糸
- 鉛筆
- はさみ
- 両面テープ
- 毛糸(白)
- のり
- 穴あけパンチ
- ゴムひも
作り方
1.ベージュの画用紙を用意し、糸と鉛筆をコンパスのように使って扇状の線を引きます。
2.線に沿ってはさみでカットします。
3.端同士を合わせて、両面テープでとめます。
4.画用紙の下部に2カ所パンチで穴をあけます。
5.穴にゴムひもを通して結びます。
6.画用紙(茶、赤、黒)でトナカイの顔とツノのパーツを作ります。
7.(6)のパーツを好きなように貼りつけてできあがりです。
ポイント
保育士さんはあらかじめ帽子を作っておき、1歳児や2歳児の子どもたちにパーツを貼りつけてトナカイの顔を作ってもらいましょう。
子どもたちの手形を画用紙にとり、カットしたものでトナカイのツノを表現しても、個性的な作品に仕上がりそうですよ。
簡単1分登録!転職相談
保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師など
保育関連の転職のご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
トナカイの製作アイデア:幼児(3歳児、4歳児、5歳児)向け
次に3歳児、4歳児、5歳児の子どもが楽しめそうなトナカイの製作アイデアを紹介します。
トイレットペーパーの芯で作るトナカイ人形
廃材を活かしたトナカイの飾りを作ってみましょう。
用意するもの
- トイレットペーパーの芯
- 絵の具(茶)
- 画用紙(ベージュ)
- 丸シール(赤)
- 油性ペン
- のり
- モール
作り方
1.トイレットペーパーの芯は半分の長さにカットして茶色い絵の具で色を塗ります。
2.(1)の2つの芯を重ねてのりで貼りつけます。
3.画用紙を切ってトナカイのツノを作ります。
4.(2)の上部に、油性ペンで顔をかき丸シールで鼻をつけ、ツノを貼りつけます。
5.(2)の上部の芯にモールを通して輪っかを作り、つるして飾ればできあがりです。
ポイント
トイレットペーパーの芯に色を塗る工程は、手や机が汚れることが予想されるのでふきんを用意するなど環境を整えておくとよさそうです。
トナカイとあわせて、赤い服のサンタを作ってもよいかもしれません。
紙コップでかわいいトナカイのマリオネット
ぴょこぴょこと手足を動かして遊べるマリオネットを製作してみましょう。
用意するもの
- 紙コップ
- 絵の具(茶)
- 画用紙(装飾用)
- ペットボトルキャップ 2個
- 麻ひも 4本
- 割りばし
- 輪ゴム
- たこ糸
- キリ
作り方
1.紙コップを絵の具で茶色く塗り、画用紙で作ったトナカイの顔を貼りつけます。
2.(1)の紙コップの両側面の上下2カ所に、キリで穴をあけます。
3.ペットボトルキャップの真ん中にキリで穴をあけます。
4.麻ひもに結び目を作って(2)の上側の穴に内側から通し、端を結んで手を作ります。
5.残りの麻ひもを結んで(2)の下側の穴に内側から通したら、ペットボトルキャップの穴に結びつけます。
6.割りばしを割って十字になるよう輪ゴムで固定し、マリオネットの操作部分を作ります。
7.(6)の操作部分とトナカイをたこ糸で連結したらできあがりです。
ポイント
キリで穴を開ける工程は保育士さんが行うようにしましょう。
製作工程が多く子どもには難しい場合は、操作部分をつけずにトナカイの人形として製作するのもよいかもしれません。
手足はモールや毛糸で作ってもかわいらしい作品になりそうですね。
トナカイとサンタのおきあがりこぼし
ゆらゆらと不思議な動きを楽しめるトナカイの立体工作です。
用意するもの
- トイカプセル
- ビー玉
- クラフトテープ
- 油性ペン
作り方
1.トイカプセルにビー玉をいれます。
2.ビー玉が動かないようにクラフトテープで固定し、カプセルの蓋を閉じます。
3.カプセルの蓋が開かないように、カプセル全体をクラフトテープで包みます。
4.(3)に画用紙で作ったトナカイの顔や体を組み合わせ、油性ペンで顔をかいたらできあがりです。
ポイント
トナカイの顔を貼るときは両面テープを使うとスムーズに製作ができそうです。
また、ビニールテープやフェルトを使ってマフラーや手袋を作るのもよいかもしれません。
製作後も、倒して何度も起き上がる様子を楽しめるおもちゃとして活用できるでしょう。
折り紙トナカイ
折り紙でトナカイを表現してみましょう。
用意するもの
- 折り紙 1枚
- 水性ペン
作り方
1.折り紙を十字に折って開きます。
2.対角線に折り目をつけます。
3.(2)の折り目に向かって上下を折ります。
4.両端を折り目に合わせて折り上げます。
5.右側を一枚開き、両端を中心に折ります。
6.先端を折り戻します。
7.開いた面を元に戻し、左側も同じように折ります。
8.上の部分をななめに折ってから折り戻します。
9.折ったところを開きます。
10.ツノの部分を折り目に沿って折りたたみます。
11.裏返して下の部分を折り曲げます。
12.顔をかいたらできあがりです。
ポイント
4歳児や5歳児の子どもといっしょに楽しめそうなトナカイの折り紙です。
折る工程は多いものの、工程一つひとつに沿って折り進めれば、子どもでもきれいに仕上げることができるでしょう。
ツノの部分には開いて折る工程があるため、保育士さんが子どもの様子を見ながら丁寧に説明し、必要に応じて手を添えるとよさそうです。
とことこ動く!トコトコトナカイ
作って遊べるトナカイの立体工作です。
用意するもの
- 方眼紙 1枚
- 画用紙(茶、赤、黒、黄)
- 毛糸(緑)
- はさみ
- のり
作り方
1.方眼紙と茶色の画用紙をのりで貼り合わせ、方眼用紙のマス目3×15サイズに切ります。
2.両端から5マス目まで、6カ所に切り込みをいれます。
3.(2)の中央部分だけを残し、折り曲げます。
4.中央部分の片側を山のように折ります。
5.中央部分のもう片側をしっぽの形に切ります。
6.トナカイの足になる部分を少しだけ斜めに切ります。
7.トナカイの顔のパーツを貼りつけます。
8.トナカイに毛糸で作ったマフラーを巻いてできあがりです。
ポイント
方眼に沿ってカットする工程があるため、はさみを使えるようになる4歳児や5歳児で取り入れてみるとよさそうですね。
保育士さんはあらかじめカットする箇所に印をつけておくとよいかもしれません。
子どもが間違えて切ってしまってもやり直せるよう、予備のパーツを作っておくようにしましょう。
トコトコと斜面を降りていくおもちゃなので、製作したあとは保育室内に坂道を作って遊べるようにしておくとよさそうです。
保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師 etc.無料転職サポートに登録トナカイの製作アイデアを知って、保育園で作ってみよう
今回は、保育園のクリスマスにぴったりなトナカイの製作アイデアを紹介しました。
トナカイがサンタのソリをひく姿が有名になったのには、「聖ニコラスの訪問の物語」というアメリカの詩がもととなっているのですね。
0歳児や1歳児、2歳児向けのトナカイ製作では、手形スタンプやシール貼り、帽子作りといったアイデアがあります。
3歳児、4歳児、5歳児向けのものではトイレットペーパーの芯をトナカイの身体に見立てた立体工作や、マリオネットなど作って遊べる製作などさまざまです。
年齢に合わせて、大きなツノや赤い鼻といったトナカイの特徴を活かした作品を作れるとよいですね。
トナカイの製作を作って、保育園のクリスマスを盛り上げましょう。
保育士バンク!の新着求人
お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!