保育園でできるダンボール遊びについて知りたい保育士さんもいるでしょう。ダンボールはいろいろな遊びに活用できますが、どんなねらいをもって遊ぶといいのか気になりますよね。今回は0歳児から年長までの子どもが楽しめるダンボール遊びのアイデアや、保育で活かせる簡単な導入方法などを紹介します。
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目次
保育園でダンボール遊びをするねらい
保育園では、いらなくなったダンボールを活用して遊ぶことがあるかもしれません。
子どもが入れるほど大きなものもあり素材も頑丈なので、さまざまな遊び方を楽しめるでしょう。
保育園で行うダンボール遊びには、次のようなねらいがあるようです。
- ダンボール遊びを通して、体を使った運動を楽しむ
- ダンボールを使った製作遊びを通して、イメージをふくらませる
ダンボールでキャタピラーやトンネルを作ると、ハイハイで進みながら体をたくさん動かすことができそうです。
また、大きさを活かしてロボットやお城などを製作すれば、子どもの想像力を育むきっかけになるかもしれませんね。
いらなくなったダンボールを子どもが夢中になる楽しい遊びに発展させてみましょう。
ダンボール遊びをするときの導入方法
保育園でダンボール遊びをするときは、どのように導入するとよいのでしょうか。
保育士さんがダンボールの中に隠れる
保育士さんが入れるような大きいサイズのダンボールを用意します。
保育士さんがダンボールの中へ入って隠れることで、子どもたちの視線を集めることができるでしょう。活動前に意識を集中させることもできるかもしれません。
ダンボールの感触を楽しむ
子どもたちのなかには、ダンボールに触ったことがない子もいるかもしれません。
そこでダンボールにふれて、触り心地や硬さなどを子どもたちに感じてもらいましょう。
また、大きなダンボールを床に敷いて裸足で踏んでみれば、手で触ったときとは異なる感触を楽しめるかもしれませんね。
物を出し入れする
ダンボールの箱に穴をあけて、物を出したり入れたりしてみましょう。
片づけの時間に導入すれば、遊びの一環として楽しみながら玩具をダンボールの穴に入れてくれるかもしれません。そうすれば、スムーズに片づけができそうですね。
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【乳児向け】保育園で行うダンボール遊び
0歳児・1歳児・2歳児が楽しめるダンボール遊びを紹介します。
運動遊び
ダンボールを使って、身体遊びをしてみましょう。
いないいないばぁ!
保育士さんがダンボールの中に入り、顔を出したりひっこめたりして、「いないいないばぁ!」の遊びを取り入れてみましょう。
年長クラスが乳児クラスをあやすときにも活用できそうです。
0歳児の子どももいないいないばあに興味を持って、保育士さんの真似をしてくれるかもしれませんね。
トンネル
ダンボールでトンネルを作り、子どもたちにハイハイで通ってもらいましょう。
トンネルのなかで子ども同士が鉢合わせにならないように、入り口と出口を決めておくとよいかもしれません。
ごっこ遊び
電車ごっこ
ダンボールの四角い形を活かし、電車に見立てて遊びましょう。
1歳児や2歳児は保育士さんといっしょに電車の製作から楽しみ、子どもの手で自由なデザインに仕上げてもよいかもしれません。
ダンボールに紐を取りつけ、子どもを乗せながら動かせるようにしても楽しそうです。
年長クラスの子どもは、乳児を電車にのせて引っぱれば、車掌さんになりきって遊べるかもしれませんね。
温泉ごっこ
ダンボールの箱をお風呂に見立てて、みんなで入ってみましょう。
0歳児から3歳児の子どもは、小さなボールを入れてボールプールのようにしても楽しく遊べそうですね。
製作遊び
ダンボールの素材を活かして簡単に作れる玩具を紹介します。
モビール
ダンボールで、0歳児がよろこぶモビールを作ってみてはいかがでしょうか。
子どもがダンボールにフィンガーペイントで模様をつけてもよいですね。
以下の動画を参考にオリジナルのすてきなモビールを作り、保育室に飾ってみましょう。
参考動画:ダンボールに毛糸を巻くだけ♪ベビーモビール/保育士バンク!
パズル
ダンボールを使って、1歳児や2歳児が楽しめるオリジナルパズルを作ってみましょう。
親子製作として取り入れて、できあがったパズルでいっしょに遊ぶのも楽しいかもしれません。
【幼児向け】保育園で行うダンボール遊び
3歳児・4歳児・5歳児が楽しめるダンボール遊びを紹介します。
運動遊び
ダンボールを使って、身体遊びをしてみましょう。
キャタピラー
子どもといっしょに、ダンボール箱でキャタピラーを作ってみてはいかがでしょうか。
大小さまざまなキャタピラーを作ったり、スタートとゴールを決めて競争をしたりしても盛り上がるかもしれませんね。
迷路
ダンボールで作ったトンネルをつなげて、ハイハイで進める巨大迷路を作ってみましょう。
共同製作として園庭に作り、作品展の際に来園者が自由に遊べるようにしても楽しそうですね。
ごっこ遊び
コックさん
台所で使うフライパンをダンボールで作ってみましょう。
ダンボールを使うと、遊びで使える丈夫なまな板や包丁も簡単に作れそうです。
調理台もあわせて製作すれば、子どもたちはよりコックさんになりきることができるかもしれません。
勇者ごっこ
かっこいい盾をダンボールで作ってみましょう。
薄い紙で作る剣は伸び縮みするので、子どもは夢中になるかもしれません。
肩に布をつけてマントに見立てると、ヒーロー気分が高まりそうですね。
車掌さんごっこ
すてきな車掌さんの帽子をダンボールで作ってみましょう。
ダンボールを長くつなげて電車も作ると、電車ごっこが盛り上がりそうですね。
ダンボールの素材は形が崩れにくいので、発表会などでも活用できそうです。
製作遊び
ロボット
大小さまざまなダンボールを使って、子どもの自由な発想で個性的なロボットを作ってみましょう。
トイレットペーパーの芯やテッシュ箱、牛乳パックなどのあらゆる素材を用意して組み合せれば、一人ひとりオリジナルのロボットができあがるかもしれません。
スマートフォン
ダンボールでオリジナルのスマートフォンを作ってみましょう。
好きなシールを貼ったりクレヨンで絵をかいたりすれば、子どもの自由な発想を活かしたすてきなスマートフォンに仕上がりそうですね。
おままごとなどのごっこ遊びでスマートフォンを使うと、子ども同士の会話も弾むかもしれません。
コマ
ダンボールでいろいろなコマを作って遊びましょう。
3歳児や4歳児のクラスで作る場合は、キリで穴を開けたりタコ糸を穴に通したりする細かい作業は保育士さんが行うとよいかもしれません。
子どもの発想を活かしてカラフルに仕上げれば、コマが回ったときにきれいな模様が浮かび上がるかもしれませんね。
保育園でダンボール遊びを取り入れて活動の幅を広げよう
今回は、保育園でできるダンボール遊びのアイデアを、ねらいや導入方法とあわせて紹介しました。
ダンボールは頑丈な素材で加工しやすく、立体的なものや子どもが入れるような大きなものも作れるので、製作やごっこ遊びなどさまざまな保育活動で活用できそうです。
また、ダンボールでトンネルや迷路などを作れば、室内で簡単に運動遊びをすることもできますね。
保育園での活動にダンボール遊びを取り入れて、子どもたちとおもちゃを作ったりごっこ遊びを楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。