保育士とベビーシッターの違いを知りたい保育士さんもいるでしょう。転職を考える際の給料や資格の有無など、ベビーシッターの求人情報について気になっているかもしれません。今回はベビーシッターの仕事内容や、保育士から転職した場合のメリットやデメリットなどを紹介します。
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ベビーシッターとは
保育士の資格やキャリアを活かして働くことのできるベビーシッターの仕事について、興味を持っている保育士さんもいるかもしれません。
公益社団法人全国保育サービス協会の資料によると、ベビーシッターについて以下のように説明しています。
ベビーシッター派遣事業は、子ども・子育て支援法(平成 24 年法律第 65 号)第 59 条の2第1項に規定する仕事・子育て両立支援事業として、多様な働き方をしている労働者がベビーシッター派遣サービスを利用した場合に、 その利用料金の一部又は全部を助成することにより、仕事と子育てとの両立 に資する子ども・子育て支援の提供体制の充実を図ることを目的とする。
出典:派遣事業実施要綱/公益社団法人全国保育サービス協会から抜粋
ベビーシッターはおおむね0~12歳の子どもを対象としており、働いている保護者の代わりとして、主に依頼者の自宅で子ども1~2人の保育を行います。仕事・子育て両立支援事業の一環として、子育て支援の充実を図ることを目的としているようですね。
ベビーシッターとして働く方のなかには、保育士免許のほか、幼稚園教諭免許を持った方もいるようです。
育児をサポートしてほしいと思っている保護者のために、ベビーシッターとして働くという選択肢も加えてみるといいかもしれませんね。
保育士とベビーシッターの違い
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ベビーシッターの仕事は、子どもの保育をするという点においては保育士さんの仕事と同じように感じるでしょう。しかし、保育士さんとベビーシッターにはいくつか違いがあるようです。
保育士さんとベビーシッターの仕事について、項目ごとに比較してみました。
資格
保育士の資格は国家資格ですが、ベビーシッターには公的資格がありません。
ベビーシッターは自身の子育て経験などを活かすなどして、無資格で働くことも可能なようです。中には民間の「認定ベビーシッター」という認定資格を取得して働いているベビーシッターもいるようです。
働く場所
保育士さんは主に保育施設や託児施設などで働き、集団保育を行っています。
ベビーシッターの場合は、主に利用者の自宅で保育をすることが多いようです。
働き方
保育士さんは、正社員やパートとして働いている場合がほとんどでしょう。
ベビーシッターの場合は派遣会社に登録をしていたり、個人事業主だったりと、非常勤として働いている方が多いようです。
給料
保育士さんは給料が低いなどと懸念されていますが、ベビーシッターの給料はどうなのでしょうか。
ベビーシッターは深夜に勤務をしたり保育時間を延長して働いたりした場合に、給料が割り増しになるケースもあるようです。働く時間帯によって時給アップが望めるかもしれません。
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保育士からベビーシッターへ転職した場合のメリット・デメリット
保育士さんからベビーシッターへ転職した場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
メリット
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働き方によって高収入を目指せる
働くうえで必ずしもベビーシッターの資格を必要としないものの、保育士資格やスキルを活かすことができれば、保育士として働くよりも高収入を目指すことができそうです。
特に個人事業主として働く場合、有資格者であることや実務経験があれば、利用者からの信頼を得ることができ、依頼数が増えるかもしれません。そうすると、安定した収入を得ることにもつながっていくでしょう。
またパートとしてベビーシッターをする場合でも、有資格者であれば時給を高く設定しているところもあるようです。
今まで習得してきた技術を、ベビーシッターとして働くことで活かせるかもしれませんね。
人間関係で悩まない
ベビーシッターは基本的に1人体制のため、保育園のように保育士同士の人間関係に悩むことは無さそうです。
保育園を辞めたい理由に人間関係での悩みを抱えている保育士さんにとっては、嬉しいメリットかもしれません。
空いた時間で働ける
保育園で働く場合はほかの保育士さんとのシフト調整が必要になってくるため、なかなか自分の希望の時間を確保して働くことは困難かもしれません。
ベビーシッターの場合は、自分で働く時間をコントロールできるので、育児や介護をしながら勤務をすることも可能なようです。
持ち帰りの仕事や残業がない
保育園で働いていると行事前に持ち帰りの仕事が多かったり、日案や月案などの事務的な仕事のために残業をしたりするケースもあるかもしれません。
ベビーシッターの仕事は基本残業がないため、気力や体力面での消耗も少なくて済むかもしれませんね。
デメリット
給料が安定しない
保育士さんは、毎月だいたい決まった給料で働くことも可能でしょう。
ベビーシッターの場合は常勤の求人情報が少ない傾向にあるため、依頼の有無により月の収入には波があるようです。
責任が重い
ベビーシッターの仕事は基本的に1人体制のため、預かっている子どもの突然の怪我や発熱などの場合にも1人で対処しなくてはなりません。
予期せぬことが起こったときにも敏速で正確な対応をしなければならないという責任は、保育園で働く場合と比べると責任が重いと感じることもあるでしょう。
休みがとりにくい
保育園で急な休みが必要となった場合、ほかの保育士さんがフォローしてくれることもあるでしょう。
ベビーシッターとして個人で依頼を受けている場合は、体調不良などで急な休みを希望しても代わりの方がいないこともあるかもしれません。そのため、普段から体調管理には充分に気を配る必要があるでしょう。
保育士とベビーシッターの違いを把握したうえで、転職を検討しよう
保育士の資格やキャリアを活かして働けるベビーシッター。
待機児童問題に加え、リモートワークの増加に伴い、昨今ではベビーシッターの求人情報を目にすることも多いかもしれません。
働ける時間をコントロールしたり、しっかり働くことで高収入を目指せたり、自分のライフスタイルに合わせてベビーシッターの仕事ができそうですね。
保育士とベビーシッターそれぞれの仕事のメリットやデメリットを踏まえ、ベビーシッターの仕事を転職先の1つとして考えてみてもよいかもしれませんね。
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