HOIKUSHI BANK

保育園で保育士として働くのが辛いと感じて、転職を考えているという方がいるかもしれません。しかし、せっかく取得した保育士資格を活かして働きたいですよね!保育士として得たスキルや経験は一般企業や福祉施設、ベビーシッターなど多くの職場で活かすことができます!今回は、保育士資格を活かして働ける仕事25選を紹介します。

kapinon / stock.adobe.com

保育士資格を活かせる仕事にはどんなものがある?

転職先を考えるときに、保育士資格を活かして働ける仕事を探す方もいるでしょう。

保育園とは違う職場で働いてみたいけれど、経験がないから一般企業や福祉施設への転職は難しいのかな…。

出産を機に保育園を辞めたけれど、子どもと関わる仕事に就きたい。保育士資格を活かせる仕事はないかな。

保育園以外の仕事に興味があるけれど、専門性の高い職種で経験を重ねていると職場を変えることに不安を感じる方もいるでしょう。

また、保育系の仕事を離れたけれど保育士資格を活かして働く職場を見つけたいという方も多いかもしれません。

保育士資格を活かして働ける場所は意外とたくさんあります

保育士は乳幼児期の子どもたちの成長を見守るプロフェッショナルとして需要が高い仕事と言えます。特に、子どもと関わる場面で活躍できるでしょう。資格を活かせる働き先を見つけていきましょう。

まずは、主にどんな仕事があるのかを確認しておきましょう。

次から、それぞれについて詳しく紹介していきます。

保育士資格を活かせる仕事:おすすめの保育施設・事業

絵本を読み聞かせる保育士milatas / stock.adobe.com

保育士の職場は保育園というイメージが強いですが、他にもさまざまな施設で働けます。保育に関わる仕事をまとめましたので、どんな仕事があるのかを確認しておきましょう。

1.他の保育園

保育園で働いている保育士さんの転職先としてまず挙げられるのは、他の保育園です。

園によって勤務体制や保育観はさまざま。

「子どもは好きだけれど今の職場で働くのが辛い」「違う環境で保育士の経験を重ねていきたい」という方は他の園への転職を検討してみましょう。

転職することで、今まで培った経験やスキルを活かせるだけでなく、改めて保育士という仕事にやりがいを感じる瞬間があるかもしれません。


保育園の求人を紹介してもらう

2.認定こども園

認定こども園とは、保育園と幼稚園の機能を併せ持っている保育施設です。0歳児から5歳児までを預かり、保育・教育と子育て支援の両方の役割を果たすことで、保護者の多様なニーズに対応しています。

全国的に認定こども園は増加傾向にあり、運営も安定しているようです。保育と教育どちらにもチャレンジしてみたいという方にとっては、転職するメリットが多いかもしれません。

なお、保育士資格のみでも働けますが、幼保連携型の認定こども園で働くには保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を持つ保育教諭になる必要があります。


認定こども園の求人を紹介してもらう

3.認可外保育施設

認可外保育施設とは、設置・運営に関して認可保育園よりも緩やかな基準が設けられている保育施設です。

施設の広さや設備などが国が定める基準を満たしていないため、認可を受けていないところが多い一方で、保護者の多様化するニーズに応えていたり、特色ある保育を提供していたりする施設が多くなっています。

認可外保育園の
求人を紹介してもらう

4.企業内保育

企業内保育とは、企業のオフィス内や近隣に設置された保育所です。主な利用者は企業の従業員となりますが、施設によっては周辺地域の子どもを受け入れる場合もあります。

少人数保育が基本で、中にはクラスがないケースもあるようです。そのため、行事や事務作業の負担が少なく、仕事量を抑えた働き方ができるところもあります。

企業内保育の求人を紹介してもらう

5.病院内保育

病院内保育所は、その病院で勤務するスタッフの子どもを預かる施設です。病院内や併設される形で開所されていることが一般的でしょう。

少人数制で担任制ではないため、保育士全員で子どもを見るという意識が高いようです。立地ゆえにピアノの伴奏などを求められることは少ないでしょう。

保育園から転職する方も多いようで「行事・業務量が少ない=残業が少ない」ということも魅力のひとつ。

大病院が院内保育所を運営している場合は好待遇が期待でき、夜勤があると手当がつくこともあるでしょう。

病院内保育の求人を紹介してもらう

6.病児保育

病児保育とは、病気中、あるいは回復期にあって集団保育が難しい子どもを預かって保育する施設です。

通常の保育園とは異なり、落ち着いた遊びや子どもの体調管理などがメインの仕事になるため、子どもに寄り添いながらの保育ができます。

病児保育の求人を紹介してもらう

7.子育て広場

地域の子育て支援センターに設置されている「子育て広場」。

保護者同士の交流会を企画したり育児相談にのったりと地域の子育て支援に携わることができます。

保育園での経験を経て、各家庭とじっくり関わりながら働いてみたいという方にはぴったりかもしれません。

また、子育て支援センターでは一時的に子どもを預かる「一時保育」を実施しているので、さまざまな子どもの成長をサポートできるという魅力があります。

子育て支援センターの
求人を紹介してもらう

8.幼稚園

幼稚園は、満3歳以上から小学校入学前までの子どもを預かる施設です。保育園よりも預かり時間が短く、子どもたちに対して教育を行ないます。

また、幼稚園には夏休み(7週間程度)や冬休み(3週間程度)などの長期休暇が設定されているため、その期間は休みを取りやすい園もあるようです。

働くには幼稚園教諭免許が必要となりますが、保育士資格を持っていれば免許を取りやすくなる特例制度があるので、転職を機に免許を取得してみるのもよいでしょう。

幼稚園の求人を紹介してもらう

9.インターナショナルスクール・プリスクール

インターナショナルスクールやプリスクールは、英語を使って保育をする施設です。外国籍や外国生まれの日本人などさまざまな背景を持つ子どもを預かり、生活面のサポートをしたり、保育・教育活動をしたりします。

子どもと接する際は基本的に英語を使うことになりますが、施設によっては英語力が必須ではないところもあるようです。

インターナショナルスクールに
興味がある

10.ベビーシッター

ベビーシッターとは、利用者の自宅で保護者に代わって子どものお世話をする仕事です。預かる子どもの年齢は0歳から12歳までとなっているため、保育園よりも幅広い年齢の子どもと関われます。

取得必須な資格はありませんが、民間資格を取得しておくと、一定の知識やスキルを持っていることを証明できるでしょう。

また、ベビーシッターを経験してみたい!という方はキズナシッター に登録してみませんか?

あなたの都合に合わせてお仕事のスケジュールを自由に設定できますよ♪興味のある方はご相談くださいね。

ベビーシッターに興味がある

11.保育ママ

家庭的保育事業とは、主に3歳児未満の子どもを自宅などの小規模な保育スペースで預かる事業です。保育ママという別名もあります。

少人数でアットホームな雰囲気の中で、一人ひとりに寄り添って保育できるのが特徴。ただし、家庭的保育者として働くには自治体の認可を受けなければならないため、事前に条件を確認しておくことが大切です。

保育士資格を活かせる仕事:おすすめの一般企業

保育士資格は保育業界だけでなく、一般企業でも活かすことができます。ここでは、保育士資格を活かせる仕事を確認しておきましょう。

1.保育園運営会社

保育園を運営する企業に入社し、人事職や総合職として働く選択肢もあります。具体的な仕事内容は企業や配属部署によって異なりますが、保育士の採用業務や園の運営管理などを行なうのが一般的です。

保育士として現場を見てきた経験を活かして、園の実態に合わせた業務の改善提案や保育士さんに寄り添った仕事ができる可能性があります。

保育園運営会社が気になる

2.事務職

保育士さんは保育計画やお便り作成など書類作成を行なうことが多いので、事務的な作業に慣れているでしょう。そのスキルや経験を活かして事務職に就くという選択肢もあります。

一般事務や営業事務などさまざまな種類があるので、業務内容を確認してから転職することがポイント。

また、保育園や認定こども園、幼稚園などの保育関係の施設の事務職を希望すると、子どもの成長を間近に見ながら仕事ができるでしょう。子どもとの関わりは無くしたくないという方も転職先として考えてみるとよさそうです。

保育関連の事務職が気になる

3.子ども向けの習い事講師

幼児教室や塾講師、ピアノや書道の先生など、子どもに教える仕事にも保育士資格が活かせる可能性があります。

わかりやすい言葉で説明をしたり、子どもの関心や好奇心を引き出したりするスキルが役立つでしょう。

幼児教室の求人が気になる

4.託児ルームのスタッフ

美容室や歯科医院、教習所やイベント会場など、保護者のニーズに合わせて子どもを預かる施設が増えているようです。

一時預かりとなるため、泣いてしまう子どもは多いかもしれませんが、保育スキルを活かして対応できるでしょう。

詳しくはこちら

5.テーマパークやアミューズメント施設のスタッフ

子ども向けのテーマパークやアミューズメント施設での勤務は、保育士の経験を活かせる仕事のひとつです。

子どもに合わせた話し方や振る舞いとともに、安全への配慮が求められるため、保育園で働くときと共通点が多いでしょう。

アミューズメント施設の
求人が気になる

6.子ども向けの教材メーカー

子ども向けの書籍や教材用品、運動遊具、玩具などの販売を行なう仕事があります。

子どもの成長に関わる仕事なので、今まで培った保育士経験や知識を活かして働くことができるでしょう。

7.子ども服の販売員

保育士という経験をもとに、子ども服を販売するアパレル企業で活躍する道があります。お客様と接する際のやり取りに保護者対応で培ったコミュニケーション力が役立つ他、子どもと関わった経験は売り場の陳列や発注、デザインの提案などに活かせるでしょう。

また、店内のディスプレイでは、季節の行事に応じた演出をする店舗もあるようです。保育園で壁面装飾などをしてきたスキルが活かせる仕事といえます。

8.写真館のスタッフ

子どもの百日祝いや1歳記念、七五三などの記念撮影で利用されることが多い写真館。泣いている子どもをあやしたり、子どもの笑顔を引き出したりするスキルを持つ保育士さんは、写真館のスタッフとして活躍を期待される可能性が高いでしょう。

子どもの成長の節目やお祝いの日に立ち会って思い出を残せるため、やりがいは大きいといえます。

保育士資格を活かせる仕事:おすすめの福祉施設

工作をする子どもmilatas / stock.adobe.com

保育士の資格は、福祉施設でも活かすことができます。どんな施設があるのかを確認しておきましょう。

1.放課後児童クラブ

放課後児童クラブとは、日中に保護者が家庭にいない小学生を放課後や夏休みの期間などに預かる施設です。

職員は子どもたちと遊ぶだけでなく、学習指導も行ないます。また、保護者とのコミュニケーションや小学校との連携、地域イベントの開催といった業務も担うこともあるようです。

放課後児童クラブに興味がある

2.児童館

児童館とは、地域における遊びや生活の援助と子育て支援を行なう施設です。18歳未満のすべての子どもを対象としており、誰でも自由に来館できます。

職員は遊びを通して子どもに指導したり、活動計画を作成したりするほか、子育て相談に応じるなどさまざまな業務を担っているのが特徴です。

児童館の仕事に興味がある

3.児童養護施設

児童養護施設とは、保護者がいない・虐待を受けているなどのさまざまな事情から社会的な養護を必要とする18歳までの子ども(原則乳児を除く)が入所する施設です。

子どもたちにとっては施設が家庭の代わりとなるため、職員は保護者のように近い距離で接し、買い物や通院の付き添いなど、生活に関わるサポートを行ないます。

児童養護施設に興味がある

4.乳児院

乳児院とは、何らかの事情により保護者のもとで生活できない1歳未満の乳児を一時的に預かる施設です。

保護者に代わり、24時間体制で乳児の生活全般を見守ります。他にも、児童相談所と連携した保護者支援、退所後のアフターケアなども行なっているところもあるようです。

乳児院の仕事に興味がある

5.障がい児施設

障がい児施設とは、身体・知的または精神に障がいがある児童が利用する施設です。入所施設と通所施設の2種類があり、子どもの障がいの特性や程度に合わせて必要な支援を行ないます。

働くには療育や障がいに関する知識が必要となりますが、一人ひとりに合わせて長期的な視点で行なう自立支援や専門資格を持つ職員との連携を通して、スキルアップを図ることができます。

障がい児施設の仕事に興味がある

6.母子生活支援施設

母子生活支援施設とは、18歳に満たない子どもを扶養している母子世帯を支援し、子どもの養育や母親の育児相談などに対応する施設です。

この施設には、母親の仕事や健康状態などさまざまな事情によって、日々の生活や住む場所が不安定な状況にいる子どもが入所しています。

母子生活支援施設の仕事に興味がある

保育士資格を活かして転職をするときの注意点

保育士資格を活かして転職するときは、転職後に後悔しないよう、準備することが大切です。

転職時の注意点を紹介します。

自分の気持ちを整理する

まずは保育系の施設に転職したいのか、異業種にチャレンジしたいのか自分の気持ちを整理してみましょう。

保育園で働いている方の中には、今の職場に不満があることで保育士という仕事自体を辞めたいと考えることもありそうです。

その場合は、現在の職場が自分に合っていないだけかもしれません。他の保育系の仕事に転職することで抱えている問題が解決することがあります。

また、「仕事量が多い」「子育てと仕事の両立が難しい」などの理由で出産や転職を機に保育士を辞められた方もいるでしょう。

近年は少しずつではありますが、保育士の職場環境が改善されています。

保育施設関連の求人が気になっている方は、職場環境が整備された職場を探すことも大切です。求人情報をチェックしたり人材紹介会社に問い合わせしたりと、さまざまな方法を試したうえで、自分が活躍できる場所を見つけていきましょう。

今まで培った経験やスキルが役立つ仕事を探す

保育士は専門性が高い職種なので他の業種には挑戦できないと悩む方もいるかもしれません。

しかし、今まで培った経験やスキルはあなたの財産です。取り組んできた仕事に誇りをもって転職活動をすることが大切です。

また、「どのような仕事に就きたいのかが、自分自身でもわからない」という方は、まず上記で紹介した仕事の中で自身が興味のあるものや経験が活かせるものをピックアップしてみてくださいね。

保育士資格を活かせる仕事を知って転職先の視野を広げよう

保育士資格を活かせる仕事は保育施設以外にも、福祉施設や一般企業などさまざまな種類があります。

子どもと接する機会の多い職場であれば、保育士としてのスキルを十分に活かせるでしょう。

保育士バンク!では、保育士さんの就職・転職に向けたサポートを行なっています。

  • 自宅周辺の保育士資格を活かして働ける職場を知りたい
  • 保育士資格を活かして働ける、子育てと仕事を両立しやすい仕事を探している

という方は、保育士バンク!にご相談ください。あなたが働きやすい職場をいっしょに探していきましょう。

あなたへのおすすめ記事

本記事の内容は、記事作成日時点の資料等を基に可能な限り正確な情報を掲載するよう努めております。
しかしながら時間の経過等により情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性および完全性を保証するものではございません。

また、記事の内容はひとつの見解を示すものであり、皆様が思考を更に深める材料としてご活用いただくことを目的としております。
実際には多様な見解があり得、必ずしも唯一絶対の真理を示すものではありません。これらの点につき、本記事の内容を参考にしていただく際は念のためご留意ください。

カテゴリー

新着記事

放課後等デイサービスとはどんな施設?支援内容や人員配置基準、平均給料を解説
3歳児・4歳児・5歳児向けのクリスマス製作10選!ツリーや帽子のアイデア
保育園で楽しむクリスマスツリーの製作10選!ねらいと、紙コップや毛糸を使ったアイデア
【お正月】2025年干支の「へび」製作アイデア特集!壁面の飾りにもぴったり!
在宅ワークで保育士資格を活かせる仕事とは?自宅でできる保育関係の仕事を徹底解説
詳細はこちら就職・転職フェア 保育士バンク! 転職・就活の一歩を踏み出そう!詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちらキズナシッター|シッターデビューする保育士さん増えています

保育士転職フェア開催日程

保育士・看護師の資格病児保育の仕事見落としがちな転職先保育士の在宅ワーク