保育士を目指していたり、実際に保育士として働いていたりする人の中には、保育士という仕事の将来性について不安を抱いている人もいるでしょう。少子高齢化が進む日本の現状を見ると、子どもが減少しているのだから必然的に保育士の需要も減ってしまうのではないかと考えることもあるかもしれません。この記事では、保育士が将来性があると言われる理由について詳しく解説します。
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保育士が将来性のある仕事と言われる理由
ここでは、保育士が将来性のある仕事と言われるいくつかの理由を紹介します。
共働き世帯の増加により保育士のニーズが拡大しているから
共働き世帯の増加に伴い、家庭外で子どもを預けるニーズが年々高まっています。核家族化も進む現代では、育児に協力してくれる家族が近くにいないケースも珍しくありません。
そのため、保育士は家庭に代わり、安心して子どもを預けられる存在として社会で重要な役割を果たしているのです。
総務省統計局が公表した調査によると、2023年の共働き世帯数は1278万世帯にも及んでいることがわかります。
5年前の2018年の共働き世帯数が1224万世帯だったことを考えると、50万以上の世帯が増えていることがわかるでしょう。
共働き家庭が増えるということは子どもの預け先の需要が高まるということになるため、保護者が安心して仕事に専念できるように子どもを預けられる保育施設や保育サービスを求める傾向があります。
このようなことから、保育士の専門性が今後ますます重要視されることがわかるでしょう。
多様なキャリアパスがあるから
保育士は保育園や幼稚園だけでなく、児童福祉施設、発達支援センター、企業内保育所、行政の子育て支援センターなど、さまざまな場所で活躍できるのが特徴です。
特に、2015年に子ども・子育て支援制度が始まって以降、子ども支援に関連する分野が広がり、保育士の専門知識や経験を活かして働ける場所が増加している傾向にあります。
また、保育現場での経験を積んだあとに、主任保育士や園長としてキャリアアップを目指す道もあります。
さらに、保育士資格を活かしてベビーシッターや保育関連の講師、コンサルタントといった周辺業務に進む選択肢もあるようです。
このように、保育士には多様なキャリアパスが用意されているため、一人ひとりの適性や興味に応じたキャリア形成が可能です。
今後も保育士の活躍の場は広がり続けると考えられることから、保育士は将来性のある職業といえるでしょう。
資格を活かせる仕事を紹介してもらうAIやロボットには対応できない仕事だから
保育士の仕事では、AIやロボットには対応できない人間ならではの温かい心と柔軟な対応力が求められます。
特に、保育では一人ひとりの子どもに合った関わり方が大切です。子どもたちは成長のペースや性格がそれぞれ違うため、毎日異なる対応が必要となります。
たとえば、泣いている子どもをそっと抱きしめて安心させたり、できたことを一緒に喜んだりする瞬間がたくさんありますが、こうしたきめ細やかな対応はAIやロボットには難しいでしょう。
また、保育士は子どもだけでなく、保護者とも信頼関係を築き、家庭での悩みや不安に寄り添うことも求められることがあります。
子どもの見守りや、保護者の悩みに共感する保育士の役割はAIには対応できないものです。そのため、保育士は今後も必要とされる職業といえるでしょう。
待遇改善が進み、保育士が働きやすい環境になりつつあるから
近年、保育士の待遇改善が進んでおり、働きやすい環境が少しずつ整備されていくようになりました。
少子化対策の一環として、2013年より国が保育士の処遇改善に力を入れていることもあり、従来よりも収入面での安定が期待できるようになりつつあります。
また、経験に応じたキャリアアップ制度や研修の充実により、保育士のスキル向上をサポートする仕組みも整備されるようになりました。
さらに、保育士不足解消のために職場環境の改善も進んでおり、職員の負担を軽減するためのサポート体制や、働きやすい勤務形態が導入されつつあります。
こうした待遇改善により、保育士が安心して長期的なキャリアを築きやすくなっていることから、将来性のある職業として期待されているようです。
このような背景から、保育士の需要は高まり続けており、将来性のある仕事とされています。
将来性のある保育士の仕事をするメリット
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将来性のある保育士ですが、この仕事をすることでどのようなメリットを得られるのでしょうか。ここでは、保育士の仕事をするメリットを紹介します。
子どもの成長に直接関わることができる
保育士の大きな魅力のひとつは、子どもの成長に毎日寄り添えることです。子どもは日々小さな変化を重ねながら成長するため、保育士はその過程を間近で見ることができます。
初めてのことに挑戦して成功した瞬間や、新しい友だちと関わり合う姿を見守ることで、保育士としてのやりがいを感じられるでしょう。
子どもたちが少しずつ「できること」を増やし、自己肯定感を持てるようにサポートできるよろこびは、この仕事ならではかもしれません。
社会に貢献できているという誇りが持てる
保育士は、子どもたちの安全を守り、成長を支える役割を担っています。
それだけでなく、保育施設があることで保護者が安心して仕事に取り組むことができ、結果的に社会全体の働きやすさを支える存在ともいえるでしょう。
子どもや保護者との関わりを通して「誰かの支えになれている」という実感が得られるため、社会に貢献できているという誇りが持てる仕事といえそうです。
豊富な専門知識と経験を得られる
保育士として働くことで、子どもの発達や心理に関する知識が身につくだけでなく、さまざまな子どもと関わる経験から柔軟な対応力も養われていくでしょう。
成長段階ごとの対応や、特性が異なる子どもに合わせた関わりを通して、保育のプロとしてスキルが高まる可能性があります。
こうした知識やスキルは、長く働くことでさらに磨かれていくため、自分自身の成長実感にもつながるでしょう。
キャリアパスが広がる
保育士のキャリアパスは多様化しており、長く続けるほど新たな役割や職場で活躍するチャンスが増えていくでしょう。
保育園で経験を積んだあとは、主任保育士や園長などの管理職にキャリアアップする道もありますし、保育園以外にも、児童福祉施設や発達支援センター、企業内保育所など、さまざまな職場で活躍することが可能です。
また、講師や保育関連のコンサルタントとして働く選択肢もあるでしょう。自身のスキルや適性に応じた多様なキャリアパスがあるため、長期的に働き続けるメリットは大きいといえそうです。
保育園以外の施設を紹介してもらう家庭や地域で役立つ知識を得られる
保育士としての経験や知識は、自分が子育てをするときや、家族や地域でサポートを必要とする人に対しても役立つ可能性があります。
子どもの成長や発達に対する理解が深まることで、育児に対する不安が減り、自信を持って対応できるようになるでしょう。
保育士のスキルは家庭や地域の子育て環境にもよい影響を与えるため、周囲から頼りにされる場面が増える可能性があります。
コミュニケーション能力や人間関係が豊かになる
保育士は、子どもや保護者、同僚との信頼関係が大切な仕事です。日々の業務を通じて、相手の気持ちをくみ取る力や柔軟なコミュニケーション力が身についていくでしょう。
また、多様な人と関わることで、自分自身の人間関係や対人スキルも豊かになるため、人生のさまざまな場面で役立つ能力が養われていく可能性があります。
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将来性のある保育の現場で保育士として活躍するためにすべきこと
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ここでは、将来性のある保育の現場で活躍し続けるために保育士としてすべきことを紹介します。
子どもの発達や心理を深く理解する
子どもたち一人ひとりに適切なサポートをするためには、発達や心理についての知識が必要です。
発達心理学や子どもの特性に関する研修に参加したり、最新の育児本や研究を学んだりすることで、子どもたちの気持ちや行動の背景をより深く理解できるようになるでしょう。
こうした知識を備えることで、現場での対応力が向上するほか、保育の質も高まることが期待できます。
多様な保育スキルを身につける
保育士は乳児から幼児まで幅広い年齢の子どもと関わるため、それぞれの年齢に応じた保育スキルを持っていると重宝されるでしょう。
たとえば、乳児には基本的な生活習慣やリズムを身につけるサポートをし、幼児には社会性を育む関わりが必要となります。
また、保育スキルだけでなく、怪我や病気への対応、事故防止のための安全管理スキルも磨いておくと、万が一のときも迅速に対応できる保育士として信頼を得やすくなるでしょう。
保護者との信頼関係を築くコミュニケーション能力を磨く
保育士は子どもだけでなく、保護者とも深く関わります。保護者にとって、安心して子どもを任せられる保育士は大切な存在です。
日々の会話や連絡帳で、子どもの成長や園での様子を丁寧に伝えることを心がけ、保護者の悩みや不安に共感して対応できるコミュニケーション能力を磨きましょう。
保護者と信頼関係を築くことで、保育環境がよりよいものになることが期待できるかもしれません。
新しい保育方法や教育法に積極的に触れる
保育業界も時代とともに変化しており、新しい保育理論や教育法が次々と登場しています。
たとえば、モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア・アプローチなど、さまざまな教育法を学ぶことで、保育の幅が広がるでしょう。
最新の保育情報にアンテナを張り、積極的に学ぶ姿勢を持つことで、より多くのニーズに応えられる保育士になれる可能性があります。
キャリアアップや専門性の向上を目指す
保育士のキャリアには、主任保育士や園長といった管理職への道もあります。
管理職を目指す場合、保育現場のリーダーとしてチームをまとめる力や、園全体の運営に関わる力が求められるため、リーダーシップやマネジメントスキルを養うことが大切です。
自治体や職場が主催するキャリアアップ研修に参加することで、より責任のあるポジションに進むための知識を身につけられるでしょう。
自分自身の心身のケアも大切にする
保育の仕事は責任が大きく体力も必要となるため、自分の健康管理やストレスケアも重要です。
体調を整え、心の余裕を持つことで、子どもや保護者に対しても安定した姿勢で接することができるでしょう。
自分のケアを大切にし、無理せず長く続けられるようにすることで、結果的に子どもたちにとってもよい環境を提供できる可能性があります。
出典:共働き等世帯の状況/独立行政法人労働政策研究・研修機構
出典:公定価格の処遇改善等加算Ⅰ~Ⅲの一本化について/厚生労働省
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保育士は将来性のあるやりがいがある仕事です!
保育士は、これからの社会でますます必要とされる将来性のある仕事です。
共働き家庭の増加や、少子化に伴う質の高い保育へのニーズの高まりなど、保育の現場は大きく変化しています。
また、保育士は専門的な知識とスキルを持つ職業として、経験を積めば積むほどキャリアの幅も広がります。
主任保育士や園長へのキャリアアップや、企業内保育や児童福祉施設など、さまざまな現場で活躍するチャンスも豊富です。
2013年から保育士の待遇改善が進み、長く安心して働きやすい環境が整いつつあるため、さらに多くの人にとって魅力的な仕事になりつつあるといえるでしょう。
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