慣れない人が近づくと泣いてしまう子どもの人見知り。保育園の0歳から1歳児クラスを受け持つ保育士さんのなかには、どのように赤ちゃんと接したらよいか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。今回は、子どもが人見知りをする原因や、見られる時期などを紹介します。あわせて、保育士さんの対応方法もまとめました。
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目次
保育園の子どもに見られる人見知りについて知ろう
新しく保育園に入園したり、担任が変わったりしたタイミングで起きやすい子どもの人見知り。
そもそも子どもの人見知りとは、見慣れない人や知らない人が近づくと、恥ずかしがったり怖がったりしてしまう反応のことを言います。
保育士さんに対して人見知りをする子どももいるため、対応のしかたがわからず困ってしまう方もいるかもしれません。
そもそも、子どもの人見知りではどのような姿が見られるのでしょうか。人見知りが始まる年齢の目安とあわせて説明します。
人見知りをする赤ちゃんに見られる反応
人見知りをしている赤ちゃんには、一般的に以下のような反応が見られるようです。
- 慣れていない人が近づくと泣く
- 抱っこをすると逃げようとする
- 送迎時に親から離れない
保育士さんが近づくと泣いたり離れようとしたりするなど、拒否反応を示す行動が特徴的と言えるでしょう。
また、とくに0歳児や1歳児など入園したばかりの子どもの場合、保護者のもとを離れた途端に泣いてしまうケースも多いかもしれません。
赤ちゃんの人見知りはいつ頃?
赤ちゃんの人見知りは、通常0歳6カ月~1歳になる間に始まり、2歳や3歳頃まで続くと言われています。
しかし、時期には個人差があるため、1歳を過ぎてから人見知りが始まるなど、子どもによってさまざまなようです。同様に、一般的に2歳から3歳頃に終わるとされているものの、長い場合だと小学生になる頃まで続くケースもあると言われています。
保育園で子どもが人見知りをする原因とは?
子どもの人見知りには個人差があるため、保育園には人見知りをする子もいればまったくしないという子もいるでしょう。
人見知りの有無には、生まれながらの性質や脳の働きが関係していると言われているものの、くわしいメカニズムは明らかになっていません。しかし、子どもが人見知りをするのには理由があるようです。
一般的に、子どもが人見知りをする理由として「赤ちゃんが母親とその他の人を区別できるようになった証拠」などと言われることが多いかもしれません。
しかし実際は、赤ちゃんは生まれてすぐに母親を見分けられるようになっており、理由はほかにあるということが研究によって示されています。
科学技術振興機構が行った研究調査によると、人見知りをする赤ちゃんは「近づきたいけど怖い」という心の葛藤を持っていることが明らかになっています。つまり、人見知りをする相手に対し恐怖心を抱くと同時に、強い興味も持ち合わせていると考えられるでしょう。
保育園で人見知りをする子どもも、単に保育士さんを怖がっているだけではなく、近づきたいという気持ちを持っているのかもしれませんね。
出典:赤ちゃんの「人見知り」行動単なる怖がりではなく「近づきたいけど怖い」心の葛藤/2014国立研究開発法人科学技術振興機構
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保育士が保育園で人見知りの子どもに接するときのポイント
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保育園で人見知りの子どもを受け持った場合、どのように接すればよいのでしょうか。対応のポイントを紹介します。
無理に目線を合わせない
子どもに人見知りをされてしまうときは、無理に目を合わせないようにしましょう。
人見知りをする子は、しない子に比べて警戒心が強いと言われています。
目を覗くと子どもに恐怖心を抱かせてしまう恐れがあるので、じっと見つめるのは控えましょう。
保護者や周囲の子どもたちと笑顔で会話する
人見知りをする子どもは、保育士さんに興味があるもののうまく近づけず、じっと周囲を観察している場合もあるようです。
そういった場合に、子どもの親や他の保育士さん、クラスの子どもと楽しそうに過ごしている様子を見てもらうことで、警戒心を和らげられるかもしれません。
子どものペースを尊重する
人見知りをする子どもは、保育士さんに対して少なからず恐怖心を抱いているため、子ども自身のペースを尊重して接することが大切です。
根気強く接すれば、徐々に安心感を持ってもらえるようになるかもしれません。
子どもが保育士さんに興味を持っているときに少しの時間目を合わせてみるなど、子どもが心を開けるようになるまで、ゆっくりと時間をかけて接するよう心がけてみましょう。
同僚の保育士に協力してもらう
人見知りの子どもでも、持ち上がりの担任保育士さんには慣れているというケースもあるかもしれません。
そういった場合は、いっしょに働く保育士さんに相談して、協力してもらうのも一つの方法でしょう。懐いている保育士さんと楽しそうにしている姿を見せれば、子どもの警戒心を軽減させられるかもしれません。
また、人見知りの子どもを受け持ったことがある先輩保育士さんに、対応や接し方のコツを聞いておくのもよいかもしれませんね。
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今回は、保育園で子どもが人見知りをする原因や、保育士さんが実践できる対応のポイントなどを紹介しました。
一般的に赤ちゃんの人見知りは0歳から1歳頃に始まり、2歳から3歳頃まで続くようですが、人見知りの時期や有無には個人差があるようです。
また、人見知りが起きる原因は、子どもが他者へ「興味」と「恐怖」の両方を抱いているからだと言われています。
保育園で人見知りの子どもを受け持ったときは、恐怖心を抱かせないよう子どものペースを尊重して対応することが大切です。保護者や周囲の保育士さんに協力してもらいながら子どもを見守り、安心感を持ってもらえるよう時間をかけてかかわりを深めていきましょう。
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