育児と仕事の両立は、女性にとって大きな問題です。子育て中の保育士さんだって例外ではありません。「子育て中だけど、家計のためにもお仕事したい」「子どもがまだ小さいのに、働いていていいのか悩む」など、「お母さん保育士」ならではの悩み。子どもがいると再就職も難しいのでは、と思われている方もおられると思いますが、そんなことはありませんよ!
今回は、子育て中の保育士さんにおすすめの働き方をご紹介していきます。
子育て中の保育士の悩み
母親の仕事と保育士の仕事を両立させるのは、簡単なことではないですよね。
子どもの生活や命を預かる保育士の仕事は責任も重く、繊細な気配りが求められるため、精神的な負担も大きいものです。
また、子育て中の保育士さんは、いろいろな面で働く時間も限られています。
まずは子育てをされている保育士さんに、どんな悩みがあるのかを聞いてみました。
・子どもが風邪を引いたりすると、どうしても休まなくてはならない。園の方も忙しいので、両親に預けることもあるが、悪い気がしてしまう。
・家事・育児をこなしながらの仕事は体力的に辛い。年齢的にも厳しいものがある。
・職場環境を変えたいが、転職先の保育園を探すときに、育児で休みがちになることが不利になってしまうのでは?と考えてしまう。
・自分の子どもを預けて、ほかの子どもの保育をするのに矛盾を感じてしまう。
このような悩みを持つ方が多くいらっしゃるようです。
子育てと仕事は両立できる?できない?
次は、現在働いている環境で、子育てと仕事の両立ができるかどうか、その理由について聞いてみました。
両立できる
・子どもの病気などの際に交代できる職員体制があるから
・配偶者や両親などの支援者がいるから
・産休・育休制度が整っているから
・時間勤務などフレックスな働き方ができるから
・業務量を調整してくれるから
・子育てに十分な収入が得られるから
・託児制度などがあるから
両立できない
・育児と両立できる業務量ではないから
・子どもの病気などの際に、交代できる職員体制ではないから
・時間勤務など、フレックスな働き方ができないから
・産休・育休制度が取得できない、取得が難しいから
・託児制度などがないから
・他の職員の目などが気になるから
両立できる・できない、ともに見てみると、職員体制や、勤務時間、産休・育休制度などがネックとなっているようですね。
その場合は、就職・転職時に体制や制度が整った園や施設を選ぶことで解消できるかもしれません。
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子育てしながら保育士を続けたい方にオススメの働き方
子育てをしていると、子どものお迎えや家事などが重なって、なかなか長時間は働けません。
となるとパートで働くしかないな、と思われる方も多いのではないでしょうか。
それもひとつの方法だと思いますが、正社員だった頃と比べて収入が大幅に減ってしまうのではないか?という心配がありますよね。
そんな不安を解消するため、ここからは、時間の調整がしやすく安定した収入が得やすいお仕事を紹介します。
時短正社員
時短正社員とは、その名の通り、「短時間正社員制度」を利用して、限られた時間の中で働く正社員のことです。産休・育休明けの方や、介護などで家庭と仕事のバランスを調整したいと考える方が多数利用しています。
保育業界でもこの制度を取り入れる園が増えており、特に株式会社が運営する園では「1日●時間のシフト制」という形で、時短正社員の導入が進んでいます。
保育士の時短正社員は、このような特徴を持つところが多いです。
・1日の勤務時間が4~6時間
・早番や遅番がない
・パートやアルバイトのような時給の給与形態ではなく、月給制の給与形態
常勤の正社員と比べて、お給料は低くなってしまいますが、有給や賞与をもらえるのが大きな利点です。正社員という立場には変わりないので、短い勤務時間でも責任ある仕事を任される場合もありますよ。
求人で時短勤務の記載があった場合には、ぜひ確認してみましょう。
ベビーシッター
待機児童問題がなかなか解消されない昨今、着実に需要が高まっているのがベビーシッターの存在です。
基本的にはパートタイムのお仕事になりますが、「時給が高め」「子どもにじっくり関われる」「空いた時間に働ける」など、数多くのメリットがあります。
お仕事内容は主に、依頼者の自宅や民間の託児所などに出向き、保護者に代わって子どものお世話をすること。子どもといっしょに遊んだり、トイレや食事のお手伝いをしたり、親御さんに代わって習い事の送迎を依頼されることもあります。
ベビーシッターがお世話をするのは基本的に1人、もしくは兄弟姉妹を含めた2~3人です。なので、子どもがご機嫌斜めなときも無理に急かさず、じっくり向き合ってあげることができます。「これをやらなくては」という決められたルールも基本的に無いので、子どもの好きなことを優先し、たくさんの笑顔を引き出してあげることができますよ。
時給は平均1000円~1500円。会社によっては2000円前後の場合もあるので、働き方によっては高収入も期待できます!
求人を見つける際は、ベビーシッター専門のウェブサイトに登録するのがオススメ。外から見えづらいお仕事なので、相談できる相手が必要です。子育て中の方でもダブルワークの方でも、プライベートを優先した自由な働き方ができるとあって、最近非常に人気が出ているお仕事です。
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まとめ 子育てを優先できる環境を探し、無理のない働き方をしよう
保育園としては、子育ての経験のある保育士さんは頼りがいのある存在ですので、ぜひ働いて欲しい人材です。
保護者にとっても、ご自分で経験がある分子育ての大変さの理解がある保育士さんの方が、悩みも相談しやすく、ありがたい存在と言えるでしょう。そのため、保育園の採用側としても、ベテラン保育士さんに正職員またはアルバイトとして仕事を続けてもらい、若い保育士さんに経験を伝えてほしいとの声も多くあるのだとか。
保育士は、世の中にはあまりない、どんな地域にいっても生涯現役で活躍できるお仕事です。
子育てをしている間は、時間的な問題から働くのをあきらめてしまいがちですが、今回ご紹介した時短正社員やベビシッターなど、融通が利きやすいお仕事はたくさんあります。
子育てを優先できる職場環境を、じっくり探してみましょう。
無理のない形で保育士を続けられる、理想のお仕事先に出会えるといいですね。
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